更新日: 2023.10.27 その他暮らし

YouTuberはまだ儲かる!?ささやかれる「オワコン化」を加速させるその理由とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

YouTuberはまだ儲かる!?ささやかれる「オワコン化」を加速させるその理由とは?
YouTubeの広告収入などで多くの収益を上げる「YouTuber」は、小中学生が将来なりたい職業で上位にランキングするなど、注目を浴びています。しかしひそかに「オワコン化」がささやかれ始めているようです。そこで今回は、YouTuberが収益を得る仕組みや、収益が減少しているといわれている理由について調べてみました。
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YouTuberが収益を得る仕組みとは?

YouTubeに動画を投稿すれば、誰でもすぐに収益が得られるわけではありません。
 
まずYouTubeパートナープログラムへの参加を申請して、承認される必要があります。YouTubeパートナープログラムに参加したうえで、資格要件を満たせば、以下のような収益化機能が利用できます。
 

・広告収益
・ショッピング
・YouTube Premiumの収益
・チャンネルメンバーシップ
・Super ChatとSuper Stickers
・Super Thanks

 
各機能には、チャンネル登録者数や視聴回数などの条件が定められています。
 
例えば、チャンネルの登録者数が500人以上に達して、過去90日間で3本以上の動画を公開し、長尺動画の総再生時間が1年間で3000時間以上に達すれば、自分の商品を販売したり、動画のファンから投げ銭をもらったりできます。
 
さらに広告収入を得るには、登録者数が1000人以上に達して、長尺動画の総再生時間が1年間で4000時間以上に達する必要があります。
 

YouTuberの収益が減少しているといわれている理由

YouTuberの収益が減少しているといわれている理由は、一部のYouTuberが、自身の収益についてネガティブな発言をしていることが考えられます。
 
例えば、登録者180万人を超える人気YouTuberのラファエルの「広告収入は10分の1ぐらいになっています」という発言や、YouTuberシバターの総視聴回数が5年間で4分の1程度になったことなど、収益の減少に悩むYouTuberが増えていることが分かります。
 
2023年7月には、HIKAKIN(ヒカキン)など人気YouTuberの事務所を運営する「UUUM(ウーム)」が、2023年5月期決算において、過去最大の赤字に転落して、経営の立て直しが必要になりました。これには、長尺動画の再生数の比率が下がり、YouTube動画が減収したことが要因の一つとされています。
 

YouTuberは本当にオワコンなのか?

「YouTuberはもうからない」「今からYouTubeを始めるのはやめたほうがよい」など、YouTuberのオワコン化がささやかれ始めています。オワコンとは「終わったコンテンツ」のことです。
 
では本当にYouTubeのはやりは過ぎてしまい、時代に合わないものになってしまったのでしょうか。
 
結論からいうと、YouTubeがオワコンであるとは断言できません。実際に、一部の動画視聴サービスの利用者は多く「収入が減っていない」と述べるYouTuberもいらっしゃいます。
 
現在YouTuberの数が増えており、知名度の高いテレビタレントやスポーツ選手もYouTubeチャンネルを開設し、競争がさらに激しくなっています。YouTuberとして稼ぐには、視聴者を飽きさせない工夫をすることや、広告収入に依存しない方法への転換が求められるでしょう。
 

オワコンというには早すぎる!今からYouTuberを目指すなら副業として始めるのもあり

YouTuberになって十分な収益を得ることは、以前と比較すると、非常に難しくなっています。
 
しかしYouTubeがオワコンであるとはいえず、クリエーターとしての才能や工夫次第で稼げる可能性はまだ十分にあります。「YouTuberを目指したい」とお考えの方は、まず副業として始めてみることをおすすめします。継続して収益が得られる見込みが立ったならば、専業YouTuberになる選択肢も検討できるでしょう。
 

出典

YouTubeヘルプ YouTubeで収益を得るには
UUUM株式会社 2023年5月期通期決算説明および今後の事業計画や成長可能性について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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