猫を飼いたいのですが、せっかくなので「保護猫」をお迎えするつもりです。高額請求する怪しい団体もあるそうですが本当ですか? お迎えの費用はどれくらいかかるでしょうか?

配信日: 2023.11.16

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猫を飼いたいのですが、せっかくなので「保護猫」をお迎えするつもりです。高額請求する怪しい団体もあるそうですが本当ですか? お迎えの費用はどれくらいかかるでしょうか?
猫を飼うなら、「保護猫」の里親になろうと考えている人もいるのではないでしょうか。保護猫を迎え入れるには複数の方法があり、一定の譲渡費用が発生することもあります。また、なかには注意したい団体もあります。この記事では、保護猫をお迎えする際の費用相場や信頼できる団体の見分け方について解説しますので、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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保護猫を迎え入れる方法は大きく4つ

自分で野良猫を保護する以外に、主に以下の4つの方法で里親を探している猫と出会えるチャンスがあります。
 

・県や市の動物愛護センター

各自治体の動物愛護センターでは、保護された犬猫の譲渡を行っています。規模や内容は地域によって異なりますので、まずは住んでいる地域にあるセンターについてインターネットで調べてみましょう。
 

・保護猫カフェ

保護猫団体などが運営する保護猫カフェでは、猫と触れ合ったり一緒に遊んだりでき、相性のよい猫がいれば家族として迎えることを検討できます。猫がすでに人慣れしていたり、トライアルが可能だったりする場合も多いでしょう。
 

・里親募集のSNSコミュニティ

インターネット上で、猫の里親を探している人と猫を迎えたい人をマッチングするサイトもあります。団体に所属している人のほか、個人で保護猫活動している人も含まれます。メッセージでやり取りを行い、トライアルや正式譲渡に向けて調整を行うのが一般的な流れです。
 

・動物病院

動物病院によっては、公式サイトや院内掲示で里親募集の情報を載せているところがあります。病院で治療を受けていることが多く、猫の健康状態について詳しく確認できるのがメリットです
 

保護猫を譲渡する場合の初期費用

保護猫ならば無料で引き取れるわけではありません。基本的に猫自体に値段はつきませんが、譲渡するまでにかかった医療費などの実費を払うことになるケースが多いでしょう。具体的には、血液検査費用やワクチン接種代、ノミ・ダニ駆除などの治療費です。
 
月齢によっては去勢・避妊手術を済ませている場合もあるでしょう。初期費用には個体差がありますが、2~5万円程度が相場といわれています。保護猫活動を続けるための寄付金をお願いされることもあるかもしれませんが、一般的な金額は5000円前後と考えられます。
 

営利目的の団体には注意

保護猫を利用した営利団体も少なからず存在します。以下のような特徴が見られたときには注意が必要です。
 

・相場以上の高額な金銭を請求してくる

譲渡費用が相場よりも高額である場合には注意が必要です。なかには、ペットショップで売れ残った純血種の猫を保護猫として転売する団体もいるようです。数万円もの寄付金を求めてきたり、ペット保険への加入が譲渡条件に設定されていたりする場合には警戒が必要です。
 

・保護猫の個体情報が開示されていない

猫の(推定)年齢や性別、保護された経緯、健康状態、性格、画像などは、猫のお迎えを検討するうえで重要な情報です。個体情報を積極的に開示していない、問い合わせても明確な返事が戻ってこない団体の場合、保護猫の管理が行き届いていない状態である可能性があります。
 

保護猫を迎え入れる際には必ず事前に見学を

保護猫を迎え入れる際には、必ず事前に見学をして、猫や団体の施設(保護されている状態)をしっかり確認しましょう。その際に質問があれば、遠慮せずに確認することが大事です。また、保護猫であっても数万円程度の譲渡費用が発生するケースが多い点、生涯にわたってフード代やペット用品代、治療費などがかかり続ける点は認識しておきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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