居酒屋で「世界一周」のポスターを見かけますが、コスパは良いのでしょうか? 安くて「100万円」くらいらしいです
配信日: 2023.11.19
また、船には乗らず自力で同じような旅をする場合と比べて、費用がお得なのかどうかも気になるところです。クルーズでの世界一周の旅、そのコスパについて考えてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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世界一周船旅「100万円」は本当?
「世界一周クルーズの費用が100万円」などというポスターを見かけることがありますが、こうした費用設定はキャンペーンとして行われていたことが多いようです。
最近のピースボートクルーズは、「129万円で世界一周」(2023年11月現在)と題して、約100日間の世界一周旅行を提供する若者応援キャンペーンを実施しています。各クルーズ100名限定で、移動費、宿泊費、食事代、船内イベント参加費が含まれています。
一般的なクルーズの費用は?
では、世界一周クルーズの一般的な費用はどのくらいなのでしょうか。アジア・アフリカ・ヨーロッパ・北中南米・オセアニア・南太平洋など世界200以上の港を訪れているピースボートクルーズを参考にします。
2023年8月の北中米&ヨーロッパコース(パシフィック・ワールド号)では、神戸または横浜を出港し、地球を東回りで全24寄港地を巡っています。
この航海の主な見どころは、アイスランド周辺で船上からオーロラを眺めたり、秋のメープル街道やセントローレンス川をクルーズしたりすることです。魅力的なロケーションが揃うこの旅は、飽きることなく数々の世界遺産を巡り、シーズンならではの特別な体験ができるクルーズとして、盛りだくさんの内容となっています。
期間:105日間
プラン(エコノミー1人部屋):453万4000円
(早期割引後は約30万円安くなります)
部屋は手狭ですが、一人で静かに過ごせるため、船室の外で過ごす時間を考えればさほど問題はないでしょう。部屋にはシャワー・トイレ・冷蔵庫・テレビ・ドライヤーなどが完備され、ダブルベッドで寝ることができます。代金には、朝昼夕の食事・移動(送迎)・宿泊・ショーやイベントへの参加などが含まれています。
船旅と船に乗らない場合のコスパの違いとは?
自力で世界一周に出かける(船に乗らない)場合の費用を見てみましょう。
航空費:65万6300円(3大陸・ビジネスクラス)
宿泊費:104万円(1泊1万円で計算)
食費:125万円(朝昼夕全て)
その他:35万円(イベント等)
合計:329万6300円
自力で行く場合:3万1393円
クルーズで行く場合:4万3180円
差額は、1万2000円ほどです。自力で行く場合、航空券やホテルを手配したり、どこで何を食べるかを考えたりする手間がかかります。さらに、ホテルや食事などをツアー会社に手配すれば、費用はかさむでしょう。一方、クルーズの場合は、朝昼夕3食の食事代、宿泊代、その他ほとんどの費用が代金に含まれており、そのような労力は少なくて済みます。
クルーズの旅は意外にコストパフォーマンスが良い
世界一周クルーズは、全体的な費用だけを見ると高く感じるかもしれませんが、細かく見ていくと意外とコストパフォーマンスが良いことが分かります。
個人旅行と比べて、移動はスムーズ、食事も手間いらず、船内には医師や看護師もいるので安心です。プランや船室のグレードによって費用は異なるので、希望するイメージから1日あたりの費用をざっくり計算してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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