通訳、ドッグトレーナー…ちょっと珍しい仕事についている人は、一体いくらくらい稼いでいるの?

配信日: 2018.10.15 更新日: 2020.07.03

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通訳、ドッグトレーナー…ちょっと珍しい仕事についている人は、一体いくらくらい稼いでいるの?
世の中、本当にたくさんの職業がありますよね。ブロガー、宿題代行業、ユーチューバーなど、今でこそ一般にも知られるようになってきましたが、珍しい仕事はたくさんあります。
 
仕事の内容はなんとなく想像がつきますが、さすがに「お給料」を予想するのは難しいのではないでしょうか。その仕事に就いている本人に「ぶっちゃけ、いくら稼いでるんですか?」なんて、気軽に聞くわけにもいかないですよね。
 
今回はちょっと珍しい仕事の「お給料」をご紹介します。
 
畑美雪

執筆者:畑美雪(はた みゆき)

フリーライター

雑誌を中心に取材やインタビュー記事を執筆中。
これまでの活動場所:タウン誌「湘南百撰」/情報誌「月刊公募ガイド」/WEBマガジン「カーサミアクラブ」

【通訳】

いまやバイリンガルやトリリンガルは珍しくない時代になってきました。第二言語ができて当たり前。日本に限らず、世界中を飛び回って仕事をし、現地で生活している人たちがたくさんいます。
でも、誰もが外国語ができると思ったら大間違い。外国人に道で声をかけられ、あたふたしてしまった、なんて経験は誰しもあるのではないでしょうか?
 
ちょっとした旅行先でのコミュニケーションなら、身振り手振りを交えてなんとかなったりします。でも、ビジネスシーンでは微妙なニュアンスの違いに戸惑ったり、専門用語が飛び交うことも。
 
失敗できない。そんなときの心強い味方が「通訳」を仕事にしている人たちです。
 
通訳には、話し手の発言とほぼ同時に通訳していく「同時通訳」。話し手が短く区切りながら話す言葉を、その都度、訳していく「逐次通訳」。買い物や観光などに同行し、通訳しながらサポートをする「随行通訳」など、さまざまな種類があります。
 
通訳になるには外国語系の学校で学び、留学などを経て通訳会社に入る。もしくは、フリーランスで活動するのが一般的です。働く上で資格が必要になることはありませんが、就職の際には、英検やTOEIC、各通訳団体が実施している「通訳検定」に受かっていると便利です。
 
彼らの年収はというと、大体300万円以上のようです。中には1000万円稼いじゃう人も。正社員でもフリーランスでも、能力や経験によって給料は変わってくるようですね。
 
ある人は経験2、3年で日給3~4万円。ある人は10年以上の経験があり、会議通訳も可能ということで日給6~7万円。一般大学を卒業しても、新たに語学留学をしたり、通訳の学校に入り直す人もいるので、30代でも若手と言われる世界とのこと。
 
語学やグローバルな世界に興味がある人は、いろいろ調べてみると面白いかもしれません。
 

【ドッグトレーナー】

みなさん、犬を飼ったことはありますか?私はペットNGのマンション住まいなので、残念ながらありません。でも田舎に暮らす親戚にパグやチワワを飼っている人たちがいるので、会いに行ったときは彼らに存分に遊んでもらいます。
 
ドッグトレーナーは盲導犬や介助犬、警察犬や災害救助犬など、幅広い分野で活躍する犬を訓練する職業です。そのほか、一般家庭でペットとして飼われている犬をしつけることもあるそうです。
 
彼らの初任給は13万円~22万円程度。年収では150万円~350万円程度。ドッグトレーナーになるために必須の資格はありませんが、養成学校や通信教育で学ぶのが一般的なようです。その後、ペットショップやトリミングサロンなどで働きながら、ドックトレーナーを目指す人もいます。
 
これが警察犬訓練士となると、もう少し条件は変わります。警察官採用試験に合格し、公務員として働くと、平均給料が50万円程度。平均年収800万円程度になります。
 
「犬が好き!」「動物と触れ合いたい!」という人はたくさんいらっしゃると思います。しかし実際に職業にするには月収が低いなど、険しい道かもしれません。
 
ただ、昨今のペットブームや災害救助犬の活躍により、今後も必要とされる職業と言えるでしょう。人と動物の架け橋になると考えたら、すてきな職業だと思います。
 

【占い師】

古来より、人や会社の悩み、ときには国家の行く末にまで助言してきた占い師。占い師はいつの時代も人の心に寄り添い、アドバイスをします。
 
12星座占い、四柱推命、タロットカード…占いは雑誌やWEBのコンテンツとしてもポピュラーなジャンルです。有名な占い師になればTVや雑誌の取材で取り上げられることも。嘘を言ったりだましたりする占い師はNGですが、自分の不安が解消されたり、未来の展望がわかるならぜひ見てもらいたいものです。
 
占い師の働き方は大きくわけて2つ。相談者と直接やり取りして鑑定するか、雑誌やWEBなどで記事を執筆するやり方です。
 
相談者と直接やり取りするには対面で会うか、電話やメールを介して鑑定をします。占いの腕や知識もさることながら、相手の状況を見抜く洞察力や話術も必要になってくるでしょう。雑誌やWEBに記事を提供する占いの場合は、文章力が必要になります。締め切りもあるのでスケジュールを把握することも大切。
 
どちらの占い方法でも企業に所属するパターンと、個人で開業するパターンがあります。占いや鑑定を提供するサービス会社に所属すれば、その会社から給料が支払われます。支払いは完全出来高制がほとんどで、「鑑定料金の〇%」という計算です。占いサイトを経営している企業と専属契約すれば、平均月収は15万円程度になるとのこと。
 
個人で開業をする場合は、経費や収入は自分でやりくりすることになります。また、昼間に別の仕事をして、夜間や土日だけ占い業をこなすという人もいるそうで、そうなると両方からの収入を得ることが可能となります。
 
年収は200~300万円程度が一般的です。個人の名前が売れ、自分の本が出れば印税収入も入ってきます。人気と活動方法次第で年収1000万円超えも夢ではないかもしれません。ただし、いい加減な鑑定をしていると、あっという間に人は離れていってしまいます。人の不安や悩みに寄り添い、知識や神秘を伝えることに喜びを見いだすことができれば、天職になるかもしれませんね。
 

まだまだ気になる、お給料!

さて、いかがでしたでしょうか。存在を知っていても、収入のことまでは知らない「あの仕事の世界」。
 
世の中にはいろいろな仕事があって、みなさんこれだけ稼いでいらっしゃるのですね。
 
ほかにも、「弁護士:年収500万円~2000万円超」、「バレリーナ:年収50万円~1000万円超」「ブライダルの司会者:年収200万円~700万円」なんて情報もありました。
 
ただし、これはあくまで独自の調査で得た情報です。もし、今回ご紹介した分野に就職や転職を考えている場合は、就職先の給料をしっかり調べてから勤めるようにしてくださいね。月収だけでなく福利厚生や労働時間によっても、給料の捉え方は変わります。
 
人生の大半を占める「仕事」の時間。給料がよくても心身を壊してしまっては、元も子もありません。お金とやりがいのバランスが大事なのかもしれません。
 
参考資料:「天職が見つかる 女のお仕事バイブル」(なでしこベスト委員会)PHP研究所
 
Text:畑 美雪(はた みゆき)
フリーランス・ライター

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