更新日: 2024.02.24 子育て

教育費の高騰で、子どもの進学先について慎重になっています。国立大学と私立大学で学費はどれだけ異なるでしょうか?

教育費の高騰で、子どもの進学先について慎重になっています。国立大学と私立大学で学費はどれだけ異なるでしょうか?
近年、さまざまなものの価格が高騰している状況が続いています。子どもの教育費の高騰に頭を悩ませている人も少なくないでしょう。子育ての中で最もお金がかかるのは、子どもが大学生になるときです。国公立大学と私立大学に進学した場合、それぞれ学費はどれくらいかかるのでしょうか。国立大学と私立大学の学費の特徴や注意点などを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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国公立大学の学費

国公立大学の学費は国が標準額を決めています。文部科学省の「国公私立大学の授業料等の推移」によれば、国立大学の入学料は28万2000円、授業料は53万5800円です。国立大学の入学料は平成14年以来、授業料は平成17年以来変化していません。
 
初年度にかかる金額は81万7800円になります。4年間在学する場合の授業料は214万3200円、卒業までにかかる金額は合計で242万5200円です。医学部・歯学部・薬学部は6年間在学するので、6年分の授業料は321万4800円、卒業までにかかる金額は合計で349万6800円になります。国立大学は学部、地域による授業料の差がないことが特徴です。
 

公立大学の学費

国立大学は国が主体であるのに対し、公立大学は都道府県や市町村が主体の大学です。先の「国公私立大学の授業料等の推移」によれば、令和3年現在の公立大学の入学料の平均額は39万1305円、授業料は53万6363円になります。公立大学は大学がある都道府県に住んでいれば、入学料は安くなることがほとんどです。ここに提示した公立大学の入学料は、地域外から入学した場合の金額となっています。
 

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私立大学の学費

文部科学省の「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」によると、私立大学の入学料は24万806円、授業料は95万9205円、施設設備費は16万5271円、実験実習料は2万8864円、その他が8万3194円で、合計は147万7339円です。
 
私立大学は進学する学部によって、かかる費用が大きく異なります。文系より理系のほうが学費は総じて高いです。旺文社の「2023年度大学の学費平均額」によれば、初年度納付金が最も安いのは法学部の126万1508円、最も高いのは医学部の711万5267円でした。
 
医学部・歯学部・薬学部を除く学部の入学料は20万円台です。それに対して医学部は134万6774円、歯学部は59万4118円、薬学部は31万3892円と、とりわけ医学部の入学料は他と比べて大幅に高くなっています。また、私立大学は学部によってかかる学費が異なるだけでなく、学校によっても学費が大きく異なることも特徴です。
 

子どもの大学進学に備えて早めに資金を準備しよう

国公立大学と私立大学に進学するのでは、かかる費用に大きな隔たりがあります。私立大学は大学によって、また選ぶ学部によって学費が大きく異なることも特徴です。中でも私立医学部に進学する場合、多大な費用がかかることを念頭に置く必要があります。
 
子どもが私立大学に進学したいと言ってから慌てることのないように、子どもが小さいうちから大学入学に備えて貯金を積み重ねておきましょう。
 

出典

文部科学省 国公私立大学の授業料等の推移
文部科学省 私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
旺文社 教育情報センター 2023年度 大学の学費平均額
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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