更新日: 2024.02.28 その他暮らし
「国会図書館」って休日の過ごし方としてどうですか? 千代田線ユーザーで往復「500円」程度で1日過ごせるならコスパ良いでしょうか?
もしも千代田線を使って国会図書館まで往復ワンコインで行ける距離に住んでいる場合、国会図書館を利用するという手はどうなのでしょうか。国会図書館の利用法や注意点を含めて紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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国会図書館とは
国会図書館は正式名称を国立国会図書館といい、東京都千代田区にある東京本館、京都府相楽郡にある関西館、東京都台東区の上野公園内にある国際子ども図書館の3館から構成されています。
東京本館は国会議事堂の隣に立地しており、東京メトロ千代田線の国会議事堂駅から徒歩12分ほどです。日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、毎月第3水曜日を除く毎日、9:30から19:00(土曜日は17:00)まで開館しています。
国会図書館のメリット
国会図書館と他の図書館では、蔵書数や収蔵されている資料に大きな違いがあります。国会図書館の収蔵数は、他の図書館とは比べ物にならないほど多いです。その理由は、国立国会図書館法に規定されている「納本制度」にあります。
納本制度とは、国内で発行されたすべての出版物は、国立国会図書館に納入することを義務付ける制度です。納本制度の目的は、現在と未来の読者が文化的資産を共有し、日本国民の知的活動の記録として後世に残すこととされています。
対象となるのは国や地方公共団体の諸機関やそれに準ずる法人、出版社、新聞社、レコード会社、映像資料の発行社、学術団体、調査研究機関、企業、団体などの出版社が発行した出版物です。
漫画本を含む図書、雑誌、新聞、地図、楽譜、レコード、マイクロ資料、点字資料、ビデオ、CD、映画のDVDなどが納入されています。令和4年度の国会図書館の蔵書数は4685万5998点、年間受入点数は87万1292点でした。
国会図書館を利用するうえでの注意点
国会図書館を利用するうえでの注意点を紹介します。
・閉架式なので資料を借りることはできない
国会図書館では資料の大部分は書庫の中にあり、来館者は立ち入ることができません。館内の端末や自分のスマートフォンなどから検索して利用申し込みをします。一度に取り寄せられるのは図書5点、雑誌10点までです。資料の到着までは20~30分ほどかかります。資料は館内で閲覧またはコピーを申込むことはできますが、貸出はしてもらえません。
・時間や時期によっては混雑する
国会図書館を利用するためには、本人確認書類を持参のうえ、利用者登録が必要です。毎週土曜日の午後、資料整理休館日(毎月第3水曜日)の前後の日、国民の祝日の前後の日、ゴールデンウィーク中、お盆期間、年末年始は混雑します。
・原則として利用は18歳以上
国会図書館が利用できるのは、原則として18歳以上です。子連れで入館することはできません。ただし、学校のレポート作成や卒業論文執筆のため、国会図書館にしかない資料を閲覧したい場合に限り、18歳未満でも利用できます。
国会図書館は珍しい資料が閲覧できて1日過ごすにはコスパの良い場所
国会図書館には国内で発行されたすべての出版物が収蔵されています。閲覧したい資料を申込みして書庫から出してもらうほかに、デジタル化された資料は利用者端末で画像を閲覧することが可能です。
一般の図書館では多くの人が借りるために順番待ちしているベストセラー本も、国会図書館では館内での閲覧という条件付きではあるものの、すぐに借りて読めます。丸一日空き時間がある日は、読みたい本を読破するために国会図書館を利用するという手もあるでしょう。
出典
国立国会図書館 利用時間・休館日
国立国会図書館 統計
国立国会図書館 満18歳未満の方へ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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