更新日: 2024.03.12 その他暮らし

【犬の糞ふんじゃった!】白い靴で犬の糞を踏みました…「後始末をしない飼い主」に罰金は科せられないのでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【犬の糞ふんじゃった!】白い靴で犬の糞を踏みました…「後始末をしない飼い主」に罰金は科せられないのでしょうか?
「犬のふんを踏んじゃった」「公共の場所に犬のふんが放置されていて迷惑している」など、犬のふんに関する苦情が増えているようです。
 
散歩中に犬がふんをした場合、飼い主には後始末をする責任が生じます。面倒だからと犬のふんを放置したままにしておくと、罰金の対象となる可能性があるため注意が必要です。
 
そこで今回は、犬のふんの後始末をしなかった場合の罰則や、飼い主のマナーについて調べてみました。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

犬のふんを放置すると罰金って本当!?

散歩中に犬がふんをしてしまうことがありますが、飼い主には後始末をする責任が生じます。しかし、一部の飼い主が犬のふんを放置するケースがあるため、犬のふんに関する苦情が多く寄せられているようです。
 
犬のふんを放置することは、近隣の住人に不快感を与えるだけでなく、衛生上もよくありません。そこで各自治体は、犬の飼い主に対してふんを適正に処理するよう呼びかけています。
 
デジタル庁e-GOV 法令検索「軽犯罪法第1条27号」では「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」は、「拘留または科料に処する」とされています。
 
文京保健所生活衛生課では、この場合の拘留・科料について、1日以上30日未満の拘留所における拘留、科料は1000円以上1万円以下の罰金と記しています。これとは別に、犬のふんを放置した場合に条例違反として罰金を科している自治体もあります。
 
例えば茅ヶ崎市では、「フンを放置した場合、茅ケ崎市では、きれいなちがさき条例違反により、2万円以下の罰金が科せられます。(一部抜粋)」としています。
 
また放置されたふんの周囲を黄色のチョークで囲って飼い主に警告する「イエローチョーク作戦」や、ふんによる被害が多い地域で「犬の散歩マナー啓発パトロール」も実施しているようです。
 

飼い主が知っておきたいマナーと便利なアイテム

犬の散歩をする際に、飼い主は以下のマナーを知っておく必要があります。


●犬のふんを処理する用具を携帯する
●散歩中のふんは必ず家に持ち帰って処理をする
●放し飼い・放し散歩はしない

犬のふんを素手で処理することに抵抗を持つ方は、市販のグッズを活用するといいでしょう。
 
例えば犬がふんをしそうになったときに、お尻の下へ入れてキャッチできるアイテムがあります。市販のふん処理パックやビニール袋をワンタッチで取り付けて使用し、緩いふんでも地面を汚さずにキャッチできます。持ち手の長さを調整することで立ったまま使用できるアジャスターを付けると便利です。
 
手を汚すことなく犬のふんをつかみ取るアイテムもあります。ティッシュをふんにかぶせるか、ビニール袋をキャッチャーに取り付けて使用します。ロングサイズのアイテムを使用することで、ふんに近づく必要はなく臭いを気にすることなくふんを回収できるでしょう。
 
これらの用具は、ペット用品店やネット通販などで「2000円~」程度の価格で購入できます。
 

犬の散歩はマナーを守って! ふんの後始末は飼い主が責任を持ちましょう

犬が散歩中にふんをしてしまった場合は、飼い主が責任をもって後始末をする必要があります。ふんを放置した場合は軽犯罪法に該当して、拘留または科料に処される可能性があるため注意が必要です。
 
犬の散歩をする際は、万一に備えてふんを処理する用具を携帯することも大切なマナーのひとつです。できれば、家で犬の排せつを済ませてから出掛ける習慣をつけられるといいでしょう。
 

出典

デジタル庁e-GOV 法令検索 昭和二十三年法律第三十九号 軽犯罪法第1条27号
東京都 文京区保健所生活衛生課 飼い主の責任を自覚しましょう!
茅ヶ崎市 犬のフンによる被害でお困りの方へ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集