更新日: 2024.08.22 その他暮らし
ビールを「毎日1缶」購入するのと「まとめ買い」では、年間費用はどれだけ変わりますか?
そこで本記事では、ビールを毎日1缶ずつ購入する場合と、まとめて買う場合での年間費用を比較します。単価や、まとめ買いによる割引、保管コストなどを考慮し、まとめ買いのメリット・デメリットも含めて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ビールの価格の決まり方
ビールやワイン、日本酒などといったお酒の価格には、酒税と呼ばれる税金が課せられています。
ビールの税率は徐々に下がり、第3のビールは逆に上げることで、2026年(令和8年)を目途にビール系飲料の税率が一本化される予定です。ビールの税率は、2023年(令和5年)10月時点で63.35円、2026年(令和8年)には54.25円となります。
また、商品の価格はメーカーが設定している希望小売価格が基準になっています。しかし、ビールのメーカーによってはオープン価格となっている商品も多く、購入する店舗によって価格が異なる点に注意が必要です。
ビールの単価
キリンやアサヒなど、コンビニやスーパーでよく見かける大手ビールメーカーの商品はオープン価格となっている商品が多いため、インターネットでの価格を基準にビールの単価(350㎖)を表1にまとめました。
表1
本数 | 商品名 | 価格 | 1本当たりの価格 |
---|---|---|---|
1缶 | アサヒ スーパードライ | 210円 | 210円 |
キリン 一番搾り | 210円 | 210円 | |
サッポロ エビス | 227円 | 227円 | |
6缶パック | アサヒ スーパードライ | 1210円 | 約202円 |
キリン 一番搾り | 1138円 | 約190円 | |
サッポロ エビス | 1333円 | 約222円 | |
24缶パック | アサヒ スーパードライ | 4612円 | 約192円 |
キリン 一番搾り | 4609円 | 約192円 | |
サッポロ エビス | 4158円 | 約173円 |
※筆者作成
表1でまとめたように、3つのメーカーの商品を比較してみると、1缶ずつの価格よりも、6缶・24缶パックで購入した方が1缶あたりの価格が安くなる傾向があるようです。
年間の費用を比較してみよう
インターネットで購入した場合のビールの価格を参考に、年間あたりの費用を比較してみましょう。1缶は平均216円、6缶パックは平均205円、24缶パックは平均186円、毎日1缶飲むとして計算します。
1缶:216円×365日=7万8840円
6缶パック:205円×365日=7万4825円
24缶パック:186円×365日=6万7890円
それぞれ比較すると、1缶ずつ購入するよりも、6缶パックは約4000円、24缶パックは約1万1000円お得になる可能性があります。
1缶ずつ買うよりもまとめ買いがお得
ビールは毎日1缶ずつ購入するよりも、6缶パックや24缶パックなどのまとめ買いのほうが安く購入できる可能性があります。
1本あたりの価格だけ比較すると大きな違いはないように思えますが、毎日ビールを飲む人の場合には、年間での総額で考えると大きな差になる場合がありです。
まとめ買いを検討している人は、店舗で購入するよりもインターネットでの購入をおすすめします。「2ケース以上購入でさらに割引」「3000円以上購入で送料無料」といったサービスを利用することで、さらに1缶あたりの価格を安く抑えられる可能性があるためです。
まとめ買いの注意点
ビールをまとめ買いすることで、1缶あたりの価格を安くできる可能性があります。ただし、まとめ買いする場合には、置き場所を考えておかなければなりません。1缶や6缶パックであれば冷蔵庫保管で問題ありませんが、24缶パック以上のまとめ買いの場合は置き場所を確保する必要があります。
また、まとめ買いすることによって、一度の支出が大きくなることも考慮しなければなりません。まとめ買いは1本あたりの金額が安くなるものの、まとめて購入する分、家計の負担になる場合があります。
1缶ずつ購入するなら家計に合わせて調整しやすいですが、24缶パックをまとめ買いした場合には一度の買い物で約4000円の支出が発生する点に注意しましょう。
出典
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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