化粧品の「定期購入」を解約したいのですが、何度電話してもつながりません。「いつでも解約OK」と書いてあったので申し込んだのに、困っています。

配信日: 2024.09.14

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化粧品の「定期購入」を解約したいのですが、何度電話してもつながりません。「いつでも解約OK」と書いてあったので申し込んだのに、困っています。
サブスクや商品の定期購入は、解約手続きを行わないと定期的に料金が発生します。初回限定割引や無料キャンペーンを行っているサービスも多いですが、解約を巡ってトラブルに発生することも多いようです。
 
本記事では、サブスクや定期購入の解約の際に有効な手順と、契約の際の注意点について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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サブスクの解約を行いやすい時間帯は?

サブスクや定期購入を解約する方法には、電話やメール、インターネットによる解約手続きなどがあります。しかしサブスクのなかには、解約の手続きを電話のみとしているサービスもあり、解約したいのに電話がつながらないというトラブルが発生しているようです。
 
サブスク解約は、「平日昼間」に電話をするが効果的です。基本的には、休日や祝日よりも平日のほうが、コールセンターにつながりやすくなります。また、電話をかける時間帯も重要です。受付が始まる朝や、夕食の準備などで忙しい人が増える17時以降は、比較的電話がつながりやすくなります。
 

わざと電話に出ない悪質な場合の対処法

解約の電話がつながらない理由が混雑のためであれば問題ないのですが、サブスクや商品の定期購入を扱う会社のなかには、わざと電話に出ないことで料金の発生を狙う悪質な会社もあるようです。何度電話をかけてもつながらない場合は、解約のために電話をかけた証拠を残しておきましょう。
 
電話がつながらず解約期限を過ぎてしまっても、電話の発信履歴などの証拠を残しておけば、解約の交渉に使うことができます。解約を巡ってトラブルに発展した場合は、まずは消費生活センターに相談しましょう。
 
サブスクや定期購入などの契約のトラブルによる相談は、消費生活センターに多く寄せられているようです。トラブルを避けるためには、契約前に契約内容や解約の方法を確認しておくことが重要です。
 
解約の手続きが電話のみではなく、インターネットによる手続きが可能であれば解約はスムーズに進みます。ただし、インターネットやTVショッピングなどの通信販売は、一定の条件・期間内であれば契約を無効化できるクーリングオフ制度の対象外となるため、注意して契約する必要があります。
 

改正特定商取引法による定期購入の注意点

サブスクや定期購入は、「初月無料」や「送料のみ実質0円」のようなキャッチコピーで消費者を引きつけ、定期的な商品の契約を狙います。
 
契約はしたものの、定期購入になるとは知らなかった、割引には条件があることを知らなかったなどのトラブルに発展することも多く、契約時に十分な説明がなされないことなど、通信販売のサブスクや定期購入に関するトラブルが後を絶たず問題視されていました。
 
そこで、そのような点を踏まえて通信販売での定期購入のトラブルなどを防ぐために、2022年6月1日より「改正特定商取引法」が施行されました。改正特定商取引法により、インターネット通販の事業者は、商品購入の最終画面で「支払いの時期・方法」や「申し込みの撤回、解除に関すること」などの情報を分かりやすく表示することが義務付けられます。
 
消費者の誤認を誘うような表示は禁止されるため、サブスクや定期購入の解約手続きを誤認させるような表示を事業者がしていれば、契約を無効にできる可能性があります。解約手続きでトラブルになったときに備えて、契約画面のスクリーンショットを撮影しておくことも効果的です。
 

サブスクや定期購入は契約内容をよく確認しよう

サブスクや定期購入は、解約を行わないと定期的に料金が発生するため、契約に関するトラブルが発生しやすい傾向があります。解約の電話がつながらない場合は、発信履歴などの証拠を残しておきましょう。
 
インターネットを介したサブスクや定期購入は、クーリングオフ制度の対象外となるため、契約時に内容をよく確認しておくことも重要です。
 

出典

独立行政法人国民生活センター 消費者トラブル解説集 いつでも解約できる「定期購入」のはずなのに、販売業者に電話が繋がらず解約できない。どうしたらよいですか。
内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン ネット通販での「定期購入トラブル」 契約時に確認すべきポイントは?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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