更新日: 2024.10.25 その他暮らし

災害時に備えて、家と外出時で現金をいくらぐらい用意しておけばよいのでしょうか?

災害時に備えて、家と外出時で現金をいくらぐらい用意しておけばよいのでしょうか?
地震を筆頭に、災害が身近な存在といえる日本において、もしもの場合に向けた備えは必要不可欠です。食料品や飲料水などの防災グッズの準備も必要ですが、併せて重要なのは現金の用意でしょう。なんとなく現金を用意すべきと思っていても、具体的な金額や準備の仕方が分からない方も少なくないはずです。
 
そこで本記事では、災害時における現金の備えについて、家と外出時に分けて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

災害時に備えて現金を用意する理由

キャッシュレス化が急速に進む現代において、日常的に現金のみを使用している方は少数派になりつつあります。キャッシュレス決済は、一定のセキュリティが担保されていて便利な一方、災害時には停電などの影響で利用できなくなる可能性があります。キャッシュレス決済における、一つのデメリットといえるでしょう。
 
災害によりキャッシュレス決済ができない状況で現金を持ち合わせていない場合、避難生活を送るための物資が手に入らなくなる可能性もあります。もし、決済機能が停止するほどの災害であれば、ATMなどで現金を引き出すことも難しいでしょう。以上のことから、災害に備えて現金をあらかじめ用意しておくことをおすすめします。
 

用意すべき金額

災害に備えて現金を用意しておくなら、自宅に保管しておく分と外出時に持ち歩く分とで分別しておくとよいでしょう。
 
大規模な災害が起きるとライフラインが停止することもありますが、金融機関でATMが長期間使用できなくなることも少なくありません。
 
1週間程度はATMを利用せず、十分に生活できるだけの現金を用意しておくとよいでしょう。なお、保管には金庫を使用すると防犯面で安心できるほか、耐火性などに優れていれば災害時に現金を失うリスクを減らせます。
 
非常時のための持ち出し袋にも、2万円ほどの現金を入れておくと緊急避難時に役立ちます。併せて、身分証明書のコピーなども入れておくとよりよいでしょう。
 
また、外出時に常に持ち歩く財布の中にも2万円ほどの現金を入れておくと、外出先で災害に遭った場合の備えになります。
 
なお、これらの現金は1000円札や100円玉などの小額で用意しておくことをおすすめします。災害時には店舗側で釣り銭を用意できない可能性があるため、小銭を少し多めに、満遍なく用意しておきましょう。また、災害時には携帯電話よりも公衆電話のほうがつながりやすい場合もあるので、10円玉は意識して用意しておくとよいでしょう。
 

公式サイトで申し込み

【PR】アイフル

aiful

おすすめポイント

WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
最短18分(※)でご融資も可能!(審査時間込)

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 3.0%~18.0% 最短18分(※)
WEB完結 無利息期間 融資スピード
※融資まで 30日間 最短18分(※)
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
■商号:アイフル株式会社■登録番号:近畿財務局長(14)第00218号■貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)■遅延損害金:20.0%(実質年率)■契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)■返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式■返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)■担保・連帯保証人:不要

キャッシュレスと現金の併用が大切

災害時における脆弱性が目立つキャッシュレス決済ですが、利点もあります。最も大きな利点といえば、紛失に強い点でしょう。家事や洪水などにより現金を失った場合、戻ってくる可能性は非常に低いといえます。
 
その点、クレジットカードなどのキャッシュレス決済であれば、紛失しても再発行が可能なため資産には影響しません。資産を守るという点では、キャッシュレス決済にも利点はあります。返金処理ができる分、盗難にも強いでしょう。
 
キャッシュレス決済において懸念点となる停電時の利用状況ですが、自家発電が可能な店舗であれば問題なくATMや決済は行えます。また、モバイル決済やQRコード決済であれば、有線やスマホの充電のみで決済ができる店舗もあります。状況次第では、むしろ有効な決済方法になることも少なくありません。
 
両者に異なるメリットがあるため、災害時においては現金とキャッシュレス決済を併用するのが得策といえます。
 

数日間は生活できる分の現金を

災害時にはキャッシュレス決済やATMが使用できなくなる可能性があるため、自宅には1週間分の生活費、非常用の持ち出し袋と外出時用の財布にはそれぞれ2万円ほどの現金を用意しておきましょう。店舗で釣り銭が用意できない状況が考えられるため、1000円札や100円玉、10円玉などの細かなお金で用意しておくとより安心できます。
 
災害時における脆弱性が心配なキャッシュレス決済ですが、状況次第ではキャッシュレス決済のほうが有効的な場面もあります。どちらかに頼るのではなく、併用して使えるようにしておくとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集