子どもが飽きやすいので習い事の「無料体験」ばかり試しています。小さい頃から何年も続けている人が多くいますが、どうやって習い事を決めたらいいのでしょうか?
配信日: 2024.11.06
本記事では、子どもの習い事を決めるポイントや無料体験を利用するメリットも紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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子どもの習い事の決め方は?
子どもの習い事は、子どもの興味を第一に考えたいと思っている方も多いでしょう。しかし、子どもは小さいほど興味の対象がコロコロ変わります。また、子どもの興味を最優先した結果、親のサポートが追い付かない場合もあるでしょう。
本項では、子どもの興味を第一に考えつつ、親の負担を少しでも軽くして長く続けられる習い事の選び方を紹介します。
子どもの興味や関心があるものが一番
子どもの習い事は、本人が興味や関心のあるものを選ぶことが基本です。スポーツなどの分野によっては「親の強いすすめで始めたけれど、結果を出した」といったケースもあります。しかし、親がすすめた習い事より、興味があるものを選んだほうが長続きするでしょう。
近年はスポーツや音楽のようなスタンダードなものから、ダンス、絵画、プログラミングなどさまざまな習い事があります。最初は、町内会や自治会が主催している安価な教室から始めて、興味が続くならもっと専門的に習うといったステップを踏んでもよいでしょう。
なお、スポーツや音楽は「小さい頃から習ってないと素質が開花しない」といった意見もあります。しかし、現在はある程度大きくなった子どもが楽しむために、スポーツや音楽、絵画などを教える教室も増えました。子どもが習い事に興味を示さないようなら、もう少し成長を待ってみてもよいでしょう。
予算や送り迎えの負担も考慮する
文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査の結果について」によると、学習塾以外の子どもの習い事にかかる年間の費用は、幼稚園で3万4000~12万9000円、小学校では10万7000~34万6000円と幅がありました。学年や住んでいる地域、通っている学校が公立か私立かなどによっても、平均が変わってきます。
高い費用をかければ子どもが満足し、技術が向上するとは限りません。子どもにかけられる費用のうちどこまで習い事に配分できるか考えて、予算を決めましょう。
また、子どもが小さければ送り迎えも必要です。習い事の時間や距離によっては親の負担が重くなるので、できるだけ負担を減らしたいなら家から近い場所で習い事を探しましょう。
無料体験はメリットが多い
現在は、多くの教室で無料体験を実施しています。無料体験では、以下のことが分かります。
・教室の雰囲気や指導者との相性
・子どもが習い事に向いているか
・通いやすいか
また、まれですが指導者に子どもの資質を見抜いてもらえる可能性もあります。なお、無料体験に参加したからといって入会が必須ではありません。子どもが移り気ならば、無料体験をいくつかはしごしてもよいでしょう。
なお、フランチャイズ式の教室の場合は「すべての教室で無料体験は1回」といった条件が設けられているところもあります。無料体験を受ける際は条件をよく確認して申し込みましょう。
習い事は焦らずじっくり決めよう
習い事は子どもがいくつになっても始められます。幼稚園からでなく、小学校から始めても問題ありません。また、地域によっては学校の教室で地域の指導者が教室を開いているところもあります。
子どもの友達がみんな習い事をしていると「わが家も習い事をしなければ」と焦る場合もあるでしょう。しかし、習い事はあくまでも趣味です。無理に習い事を決めるのではなく、子どもが興味を持つまで待ちましょう。
また、子どもが複数いる場合は、子ども1人にかける予算が偏らないように調整が重要です。
出典
文部科学省 結果の概要-令和3年度子供の学習費調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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