更新日: 2024.11.27 その他暮らし
今年こそ年末に「帰省」したいと思ったら飛行機代が「片道3万円」であきらめモード…年末帰省しない人はどれくらいいますか?
帰省が難しいときは、帰省の代わりになる方法や費用が足りないときの対処法も検討しましょう。今回は、年末年始に帰省しない方の割合や帰省費用、帰省が難しいときの対応方法などについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年末年始に帰省しない人はどれくらい?
株式会社AlbaLinkが2023年11月に、実家から離れて暮らしている男女500人に対して実施したアンケート調査によると、実家に帰る(帰省する)頻度で最も多い回数は年2回の18.6%、次に年1回で18.2%でした。
また、帰省するタイミングで最も多かったものは「年末年始」で50.6%、次点で「夏休み・お盆期間」の41.6%です。年末年始のタイミングで帰省しない方は約5割いると考えられます。
同アンケートでは実家に帰りたくない理由も調査しており、1位の理由は「実家が遠い」でした。新幹線や飛行機が必要な距離は多額の費用がかかるため、年末年始であっても帰省しない方も少なからずいると考えられます。
帰省にはいくらかかる?
今回は、東京(羽田)から福岡(博多)まで飛行機で帰省する場合と、新幹線で帰省する場合の費用を比較しましょう。条件は以下の通りです。
●飛行機は日本航空株式会社ホームページの国内航空券検索を使用
●新幹線は西日本旅客鉄道株式会社が運営する「JRおでかけネット」の乗換案内を使用
●新幹線の往復割引は適用しない
●日程は2024年12月30日~2025年1月2日
●乗る時間帯は往復ともに10時台
まず、飛行機を利用した場合の料金は行きが4万4474円、帰りが3万2770円の合計7万7244円です。一方、新幹線を利用すると、片道2万4010円、往復4万8020円になります。
どちらを選択しても、4万円以上の費用が発生します。生活費に余裕がなかったり今後のために貯金をしたかったりするときは、帰省をあきらめざるを得ないケースもあるでしょう。
新幹線のほうが安い金額ですが、東京から博多まで約5時間かかります。一方、飛行機だと2時間前後で到着するため、費用と所要時間を比較して自分に合った交通手段を選びましょう。
帰省が難しいときの対応方法
実家が遠く、交通費がかかるため帰省が難しいときは、親に支援してもらえないか聞いてみましょう。また、交通費ではなく帰省中にかかる費用を立て替えてもらえれば、浮いた費用を交通費に回せます。ただし、費用を負担してもらうことで親の生活に影響が出るようなら、やめたほうがよいでしょう。
費用面で帰省できず、親からの支援も受けられないときはビデオ通話を利用しての「オンライン帰省」も方法のひとつです。費用は通信料だけなので、帰省費用を節約できます。帰省できない分、連絡頻度を増やすと、親も子どもの様子が分かるため安心できるでしょう。
ただし、親が機械を苦手としている場合は、一度帰省してビデオ通話の方法を教える必要があるかもしれません。費用をおさえるためには、繁忙期である年末年始からずらすと、新幹線や飛行機代が安くなるでしょう。
年末年始に帰省しない人は約5割と想定される
株式会社AlbaLinkのアンケート調査によると、帰省するタイミングを年末年始と回答した方は50.6%でした。
実際、年末年始に帰省すると、飛行機なら約7万7000円、新幹線でも5万円近い交通費がかかる場合があります。生活費に余裕がない場合、数万円の支出は厳しいと感じる方もいるでしょう。
自身で交通費が工面しにくいときは、親に帰省費用の一部を負担してもらったり、「オンライン帰省」をしたりする方法があります。また、可能であれば年末年始の時期をずらすと、交通費をおさえられるでしょう。
出典
株式会社AlbaLink 高く売る不動産 【実家に帰る頻度はどれくらい?】男女500人アンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー