ガソリン代を「年間4万円」以内に収めたい! 燃費のよい軽自動車であれば可能なの?

配信日: 2024.12.25 更新日: 2024.12.26

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ガソリン代を「年間4万円」以内に収めたい! 燃費のよい軽自動車であれば可能なの?
軽自動車であれば年間4万円のガソリン代で抑えるのは可能なのでしょうか。燃費がよい自動車の性能や年間のガソリン代を4万円以内に抑えるための車種選びを解説します。また、燃費向上のための運転テクニックにも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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年間4万円ガソリン代は何リットル?

経済産業省が開示している「石油製品価格調査(2024年12月2日時点)」の12月2日時点の給油所小売価格調査によると、レギュラーガソリンは1リットル175.4円でした。4万円で給油できるガソリン量は約228リットルとなります。
 
また、一般社団法人 日本自動車工業会による「2023年度乗用車市場動向調査」によると、平均月間走行距離は362キロメートルという結果でした。年間では4344キロメートルとなります。228リットルのガソリンを使って4344キロメートルを走行した場合、ターゲットとする燃費は19.05リットル/キロメートル以上です。
 

燃費の良い車と性能

一般的に燃費がよい車としてハイブリット車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などが挙げられます。
 
ハイブリット車(HEV)とは、ガソリンエンジンと電気モーターの両方を搭載している車です。補助的に減速時の回生エネルギーで発生した電気を使い、メインはガソリンエンジンで走行します。
 
一方、プラグインハイブリッド車(PHEV)は外部充電(プラグイン)が可能です。ガソリンは必要ですが、バッテリーに蓄電できるため、電気で走行できる距離が増えます。その結果、ハイブリット車よりもガソリン代が減ります。
 
電気自動車(EV)には、エンジンだけでなくガソリンの燃料タンクもありません。バッテリーに蓄電した電気を使って、電気モーターのみで走ります。連続走行距離が短く、電気の充電も必要になるというデメリットがあります。
 

燃費基準をクリアする軽自動車の車種は?

国土交通省がまとめた「自動車燃費一覧(令和6年3月)」に基づき、ガソリン乗用車の燃費に関する「軽自動車(WLTCモード)」の一覧より、燃費性能が高い車種トップ5を表1にまとめました。また、4344キロメートルを走行した時のガソリン代、ガソリン代4万円分で走行できる距離も計算しました。
 
表1

メーカー/車種 燃費(キロメートル/リットル) ガソリン代4万円で走行可能な距離(キロメートル) 平均走行距離(4344キロメートル)でかかるガソリン代
スズキ/アルト 27.7 6315.6 2万7507円
スズキ/アルトラパン 26.2 5973.6 2万9802円
スズキ/ワゴンR 25.2 5745.6 3万236円
スズキ/スペーシア 25.1 5722.8 3万356円
スズキ/ワゴンRスマイル 25.1 5722.8 3万356円
ダイハツ/ミライース 25.0 5700 3万478円
スズキ/ハスラー 25.0 5700 3万478円

※OEMモデルは除く
出典:国土交通省「自動車燃費一覧(令和6年3月)軽自動車(WLTCモード)」をもとに筆者作成
※(カッコ)内はOEMモデル
 
軽自動車は燃費19キロメートル/リットル以上の軽自動車が多いため、走行距離があまり長くない場合には収めることが可能でしょう。
 

燃費向上が期待できる運転テクニック

燃費を上げるためには、急ブレーキや急加速、急発進をせず、穏やかな運転を心がけましょう。アクセルはゆっくりと踏み込んで発進し、適切な速度を保ちながら走行します。
 
エンジンの回転数が高くなるとエンジン負荷がかかるため、ガソリン消費量も増えてしまいます。また、不要な荷物は載せず、車体を軽くして乗る方法もおすすめです。使わないのに乗せている荷物があれば、車から降ろしましょう。
 
もしガソリンスタンドが近くて給油が容易にできる環境であれば、ガソリンの給油量も調整するとさらなる燃費向上が狙えます。
 
車の電装品を不用意に使用しないのもおすすめです。例えば、エアコンはエンジンに負荷が加わるため、燃費消費量が増えてしまいます。暑いからといって冷房を最低温度の強風にするなど極端な設定は避けましょう。
 

燃費のよい軽自動車なら4万円以内に収まる

燃費がよい軽自動車を使えば、条件にもよりますが年間4万円以内にガソリン代を抑えることは難しくありません。燃費がよい軽自動車を選び、燃費向上に向けた運転を心がけてみてください。
 

出典

経済産業省 石油製品価格調査
一般社団法人 日本自動車工業会 2023年度乗用車市場動向調査
国土交通省「自動車燃費一覧(令和6年3月)軽自動車(WLTCモード)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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