更新日: 2019.06.26 暮らし

片づけの美学42 言っても片づけてくれない家族がいる場合

片づけの美学42 言っても片づけてくれない家族がいる場合
家族で暮らしていれば、あなた以外の家族にも片づけをしてもらいたいのは当然のことです。「でも、家族が動いてくれない」そんな悩みを抱えている方は大勢いらっしゃいます。
 
以前『片づけの美学39 家族に片づけてほしいなら、やるべき4つのこと』でお伝えしましたが、それでも片づけをしてくれない場合、「伝える」ことをより丁寧にする必要があるかもしれません。家族との関係を振り返って、もっと気持ちよく片づけをしてくれる家族になっていきましょう。
 
ファイナンシャルフィールド『片づけの美学39 家族に片づけてほしいなら、やるべき4つのこと』
 
 
奥野愉加子

執筆者:

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

奥野愉加子

執筆者:

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

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アサーションってご存知ですか?

アサーションとは自他尊重コミュニケーションのことで、相手に配慮しながらも、自分の思いはきちんと伝えることを理想とするコミュニケーションの方法だそうです。対応別に「アサーティブなタイプ」「攻撃的タイプ」「非主張的タイプ」と分類します。
 
「アサ―ディブなタイプ」は相手の気持ちを考えながら、自分の気持ちはしっかり伝えること。
 
「攻撃的タイプ」は相手の言い分は聞かず、自分の言いたいことだけを主張。自分本位な対応のこと。
 
「非主張的タイプ」は嫌われたくないという気持ちが強いので、自分の意見を言わない。相手任せにしてしまうこと。「攻撃的」や「非主張的」ではなく、「アサーディブなタイプ」のコミュニケーションを目指して人と関わっていきたいですね。
 
家の片づけにも、アサーションの考えを取り入れて、「アサ―ディブ」に家族に思いを伝えていきましょう。「攻撃的」では、言われた方は素直には片づける気持ちになれないだろうし、「非主張的」では相手に「片づけて欲しい」という自分の思いが伝わりません。
 

ケース(1) 夫に「片づけて」と言っても、やってくれない

「いくら夫に言ってもダメなんです」こんな訴えをよく耳にします。
 
きっとご主人には、奥さんの「片づけて欲しい」という声が本当の意味は届いていません。もしかしたら、雑音のように感じている可能性すらあります。何度言っても動いてくれないご主人に、感情が高まって「攻撃的」な伝え方をしても、結果は暖簾に腕押し。
 
また、夫婦なのだから、細かく言わなくても自分の状況を察して、自発的に動いてほしいという「非主張的」な対応も奥さんが望むような行動を引き出すことはできないでしょう。
 
「アサーディブ」な対応とは、「お仕事で疲れているだろうけど、帰ってきたら脱いだ服はハンガーにかけて、洗濯はすぐにカゴに入れてくれると、私とても助かる」という風に伝えてみてください。きちんと行動してくれたら、「ありがとう。片づけてくれて、私とっても助かった」と言ってください。
 
やってあげる・やってもらうという関係性に疑問を感じるかもしれませんが、とにかく「相手が行動してくれる=自分が楽」という結果を手に入れる事が先決です。
 
このように伝えても、ご主人が行動してくれない場合、夫婦の関係性を見直す必要があるかもしれません。膝を突き合わせて、ゆっくり話し合ってみてはいかがでしょう。
 

ケース(2) 子どもに「片づけなさい」と言っても、やらない

このような訴えもよく聞きます。お気づきでしょうか。伝え方が「○○しなさい!」と命令形になっています。命令されて動くという関係は、あまり健全とはいえませんよね。これが「攻撃的」な伝え方です。
 
また、子ども相手に「言わなくても察してわかってほしい」は無理な話です。相手が子どもであっても、「アサーディブ」な対応を心がけましょう。
 
「明日もそのまま遊びたいから片づけたくない気持ちはわかるけど、ここはみんなのおうちだから、お母さんたちも気持ちよく暮らしたいの」「片づけをして、モノを大切にできる子になってほしいの」と、「なぜ片づけをするのか」という理由を伝えてあげてください。
 
「よくできたね」「きれいだと、お母さんは気持ちがいいんだ。ありがとう」と子どものやる気を高める言葉がけも忘れずに。子どもはお母さんに褒められるのが大好きですものね。
 
このように、家族に動いてもらうためには、伝える方法がとても大事だということです。アサーションを活用して、気持ちよく片づけ、楽しく暮らしていきたいですね。
 
執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表
 

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