更新日: 2020.07.11 その他暮らし
食品ロスを削減することで年間いくら節約できる? 期限を切らして捨てがちな食品は?
ただ、食品ロスについてはこういった食品関連事業者だけに限らず、家庭からも多く発生しています。食品ロスの実態や、食品ロスを抑えると年間どのくらい節約できるのかなどを見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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食品ロス、実はその半分が家庭からって知っていましたか?
まずは、株式会社オレンジページが発表した「食品ロスについての調査結果」(※1)を見てみます。この調査は、全国20歳以上の女性を対象に行われたもの。
【現在、日本の食品ロスは、年間約643万トンあり、その半分は「家庭」から排出されています。あなたはこのことをご存じでしたか?】
・知っていた :13.1%
・知らなかった:86.9%
多くの人が、食品ロスの半分は家庭から排出されていることを知らなかったようです。では、家庭での食品ロスを減らそうと意識している人はどれくらいいるのでしょうか。
【あなたは「家庭からでる食品ロスを減らそう」と意識していますか?】
・意識している :60.3%
・どちらかというと意識している:32.5%
・あまり意識していない : 5.7%
・意識していない : 1.5%
合計すると、9割以上の人が家庭からでる食品ロスを減らそうと意識していることがわかります。無駄を省いたり、もったいないと思ったりする気持ちから、自然と食品ロスを減らそうとする人が多いのかもしれません。
消費期限・賞味期限が切れた食品、捨てる?食べちゃう?
うっかりしていて賞味期限を切らしてしまう……という経験は、誰しもあると思います。そんなとき、捨てるか食べるか迷いますよね。捨てることがある人はどれくらいいるのでしょうか。
【「消費期限」「賞味期限」の日付が過ぎた食品を捨てることはありますか。】
・ある :15.3%
・たまにある:46.6%
・あまりない:32.1%
・ない : 6.0%
どうやら半数以上の人が、消費期限・賞味期限が切れた食品を捨てた経験があるようです。
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捨てがちな食品第1位は?
では次に、消費期限・賞味期限が切れて捨てがちな食品について見てみましょう。
【「消費期限」「賞味期限」の日付が過ぎたり、鮮度が落ちたりして、捨てることがある食品をお選びください。(複数回答)】
1位:牛乳・乳製品 59.2%
2位:肉・魚 41.3%
3位:豆腐、大豆加工食品 35.4%
4位:野菜・果物 30.4%
5位:ちくわなどの練り物 27.8%
6位:生菓子 26.4%
6割近くの人が捨てがちと答えたのが、牛乳・乳製品でした。たしかに牛乳は足も速く、たまに料理に使おうと思って500mlのパックを買っても、なかなか使い切れないことも多いもの。
加熱用チーズは冷凍保存ができますが、そのまま食べるチーズやヨーグルトなどは冷凍に不向きなため、長期保存ができずうっかりダメにしてしまうという人も多いのかもしれません。
2位以下の食品についても、冷蔵庫の奥のほうに入ってしまって気づいたときにはすでに手遅れということが多そうなものばかり。そこで、食品ロスと冷蔵庫の興味深い関係を見てみましょう。
【傷んだ食品を、捨てたことがある人の割合】
・冷蔵庫を整理していない人:70.6%
・冷蔵庫を整理している人 :45.9%
冷蔵庫を整理している人のうち、食品を捨てたことがある人は半分以下という結果に。逆に、冷蔵庫を整理していない人については、食品を捨てたことがある割合が7割を超えています。家庭の食品ロスを見直すには、まず冷蔵庫の片付けから始めたほうがよさそうですね。
食品ロスを減らすと年間いくら節約できる?
最後に、食品ロスを減らすことで年間いくら節約できるかを見てみましょう。消費者庁が発表した「食品ロス削減関係参考資料」(※2)によると、そもそも家計の消費支出の1/4を占めているのが食費とのこと。
【1世帯あたり1ヶ月間の消費支出の内訳(総世帯の平均)】
・消費支出:24万2425円
→うち、食料:6万2303円(25.7%)
例えば消費期限・賞味期限を切らさず、いつもは捨てている野菜の部位などを有効活用するなどして食費を1割減らすだけで、単純計算で年間7万5000円ほど節約できることになります。これは見過ごせない額ですよね。
冷蔵庫を整理し、食材を有効活用できるレシピに沿って買い物をし、食品ロスを減らすとともに家計の節約にチャレンジしてみませんか?
[出典]
※1 株式会社オレンジページ「食品ロスについての調査結果」(@Press 2020年5月20日)
※2 消費者庁「食品ロス削減関係参考資料」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部