お年玉を投資信託や株で運用? コロナ禍でお年玉のキャッシュレス化は進んだ?

配信日: 2021.01.14

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お年玉を投資信託や株で運用? コロナ禍でお年玉のキャッシュレス化は進んだ?
今年の年末年始は新型コロナウイルスの感染拡大で、帰省を自粛した人も多いのではないでしょうか。そうすると、甥や姪などへのお年玉をあげることができなかったかもしれませんね。
 
住信SBIネット銀行株式会社(東京都港区)は、昨年12月に「お年玉に関する意識調査」を実施しました(※)。今年のお年玉をどうするつもりだったか聞いていますので、結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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お年玉をあげる予定がある人は前年よりやや減

まず、お年玉をあげる予定があるか尋ねると、お年玉をあげる予定のある人は61.4%で、前年調査から6ポイント減少しています。今年は帰省を自粛したり、親戚の集まりを中止したりする人が多いと思われるため、お年玉をあげることも減りそうです。
 
お年玉の平均支出予定額は平均2万6206円となりました。前年の2万6642円から若干減りましたが、2018年から横ばいで推移しています。ここ数年、お年玉の金額はそれほど減っていないようです。
 
年代別に平均支出予定額を聞いたところ、年代が上がるほど支出が増え、最も多いのは60代で2万9792円となり、昨年の2万7824円より増えています。20代から30代では前年より1000円から2000円ほど減少しています。
 
2020年の所得が前年より減った人は35.1%、増えた人は15.6%でした。所得が減った理由は、77.7%が「新型コロナウイルスの影響を受けている」でした。しかし、所得が減ったのにお年玉にはそれほど影響がないのですね。
 

中学生以上のお年玉は5000円以上。高校生、大学生は1万円以上が相場

お年玉をあげる人数は5人以上が29.2%と最も多い結果となり、平均は3.8人でした。しかし、前年と比較すると、「1人」「2人」が前年より増加している一方で、3人以上は減少しています。
 
お年玉をあげる相手は「甥・姪」が58.6%と最も多く、「自分の子ども」(43.6%)、「甥、姪以外の親戚の子ども」(18.0%)が続きます。配偶者にあげる人も2.4%いるみたいですね。
 
お年玉をあげる相手と金額を聞いたところ、小学生未満は「1000円以下」、小学校低学年は「1001円~3000円」、小学校高学年は「3000円~5000円」が最も多くなっています。中学生以上になると「5000円~1万円」が多く、高校生には2割以上、大学生には3割以上が1万円以上あげると回答しています。
 

お年玉を投資信託や株で運用? お年玉のキャッシュレス化も

自分の子どもがもらったお年玉を管理している人にその管理方法を尋ねたところ、「円普通預金」が71.1%と突出してしており、以下「現金のまま保管」(20.1%)、「円定期預金」(11.8%)、「投資信託(ジュニアNISA含む」」(9.0%)、「株」6.4%)となりました。
 
「投資信託」が前年より5.2ポイント、「株」が前年より3.4ポイント増加しています。普通預金や定期預金ではほとんど利息がつかないので、投資信託や株で運用するという人が増えたようです。親がこっそり自分のお年玉を運用していることを子どもは知らないのではないでしょうか。
 
甥・姪へのお年玉の渡し方が「例年とは違う方法」になる人は9.4%となりました。お年玉を渡す方法としては現金が96.0%と圧倒的に多いですが、現金以外という答えも4.0%ありました。直接会わないのなら振り込みにすることもあるでしょうし、電子マネーなどキャッシュレスでの渡し方もあるようですね。
 
お年玉をあげる際に頭を悩ませることは、「正月に会わないため渡すタイミングに困る」「会う予定がないので振り込みにするか、電子マネー等を送金するか」などでした。子どもに会えないため「お年玉のキャッシュレス化」が進んだのかもしれないですね。
 
[出典]
※住信SBIネット銀行株式会社「お年玉に関する意識調査 2021」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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