みんなのおせちの予算相場はいくら?好きなおせち料理は?
配信日: 2021.01.14
今回は日本の正月料理である「おせち料理」について、どう準備するのか、いくらかけているのか、好きな料理は何かなど調査結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
おせち料理にかける予算は「5000~1万円」
株式会社PLAN-Bが実施した「おせち料理」に関するアンケートの結果によると(※1)、おせちを用意する人は全体の75%でした。用意しない人は1人暮らしや、帰省・旅行する人が多いようです。
また、家族が多いほど手作りの割合が多くなる傾向にありました。おせちの購入先については、約60%の人が「スーパー」で購入しており「デパート・百貨店」と「ネット通販」がそれぞれ10%前後と続きました。
また、おせちにかける予算相場は5000~1万円という結果に。スーパーで購入する人は5000円以内で済ませる人が多いことがわかりました。
おせち料理を買う人、作る人のメリット・デメリットは?
おせちをセット購入するメリットとしては、「年末年始を楽に過ごせるので、助かる」「贅沢で特別感がある」「選ぶ楽しさがある」と言った声が寄せられました。デメリットは、「やたらとお金がかかる」「内容が選べないので嫌いな具材が入る」といったコメントも。
手作りする人の意見を聞くと、「家族の好みに合う」「好きなものを詰められる」「量が調節できる」といったメリットが挙げられ、デメリットは「準備が大変」でした。
また、おせちを用意しないという人は「とにかく楽」「節約になる」という一方で「お正月気分が味わえない」という声もありました。
3割以上が市販のおせちを買った経験あり
LINE株式会社が実施した、おせち料理に関する調査によると(※2)、自宅用に「おせちセット」を買ったことがある人は35%でした。年代が上がるほど買ったことがある人が多く、特に50代女性で半数の人が購入経験があることがわかりました。
また、調査時点(2020年11月)で、おせちセットを買う予定があると答えたのは全体の20%で、「毎年買っていて、今年も買う予定/予約した」が10%、「毎年ではないが買うことがあり、今年も買う予定/予約した」が7%、「買ったことはないが、今年は買う予定/予約した」が3%でした。
年代が上がるにつれ「今年おせちセットを買う予定の人」が増える傾向が見られ、全体では約2割の人がリピートする予定だと回答しました。
コロナ禍の不況をうけてか、「買ったことはあるが、今年は買わない/予約しない予定」という人は全体の2割弱となり、こちらも年代が上がるにつれて増える傾向がありました。
好きなおせち料理は? 人気は「栗きんとん」「海老/伊勢海老」「数の子」
それでは、みんなが好きなおせち料理は何でしょう? 人気のおせち料理は、1位「栗きんとん」(48.4%)、2位「海老/伊勢海老」(41.6%)、3位「数の子」「黒豆」(いずれも41.4%)という順に。
性年代別で見ると、女性はすべての年代で「栗きんとん」が1位で、女性に人気があることがわかります。一方、男性では「栗きんとん」が1位であるのは10代のみで、20代・30代では「伊達巻」、40代・50代では「数の子」が1位となりました。
「海老/伊勢海老」は30代男性をのぞいてすべての年代でランクインしました。伊勢海老は高価なのでなかなか買えない、という人も多いかもしれませんが、まず嫌いな人はいないでしょう。また、「黒豆」は女性に人気があり、すべての年代でランクインしました。
おせち料理は作るのが大変だし、買うとお金がかかるし、そもそもあまり好きじゃないという人もいるかもしれません。しかし、おせち料理は日本人が代々受け継いできた文化です。面倒でも毎年用意して、大切な日本文化として守っていきたいですね。
[出典]
※1:株式会社PLAN-B「おせち料理に関する意識調査」(株式会社 PR TIMES)
※2:LINE株式会社「【LINEリサーチ】好きなおせち料理に関する調査」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部