クロスプラス株式会社(愛知県名古屋市)は、20代から60代の男女1000人を対象に、マスクに関するアンケートを実施しました(※)。マスクにかけるお金はどれくらい増えたのか、マスクを選ぶポイントは何なのかなど聞いています。
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2020年は、マスクにかかった出費が前年より5000円以上増えた人が3割
2019年と比べ、2020年にマスクにかかった出費はどのくらいの差があったか尋ねると、「1000~5000円」が36.7%と最も多く、次いで、「5000~1万円」が19.5%で、「1万円以上」という人も11.3%いました。
マスクが生活の必須アイテムになったことと、緊急事態宣言前後からはマスクが入手困難になり、価格が高騰したことが要因と思われます。その後価格は落ち着いてきたものの、消費者目線では現時点でも昨年よりかなり高めに感じます。
2020年は不織布以外の素材のマスクを使うように。シチュエーションでマスクの使い分けも
前年までと比べマスクの選び方が変わったと答えた人は66.2%でした。所有しているマスクの種類を尋ねると、全世代で「不織布」が約9割、ニットやコットンなどの「布マスク」は5割前後ですが、50代以降になると60%以上に。
マスクが店頭から消え、布マスクを手作りする人が増えましたよね。また、ポリエステルやポリウレタンの「新素材マスク」も50代・60代は4割近く所有しているようです。
マスクを行き先やシチュエーションによって使い分けているかという質問には、51.6%と半数以上が使い分けていると回答しました。
使い分けしている理由を聞くと、1位は「出かける場所によって」(65.7%)で、2位は人混みの多さ、密度など「感染予防対策人必要度」(58.9%)でした。人混みの中では、より飛沫を防ぐ不織布を選んだりしているかもしれないですね。
色付きマスクもすっかり普通に。着け心地やサイズがマスク選びのポイント
2020年は黒やグレーなど「色のついているマスク」を着けることがすっかり普通に。白以外のマスクを着用することに抵抗があるか聞いたところ、全世代・性別で6割以上が抵抗感がないと回答。
さらに、8割以上が今後白以外のマスクを着用したいと回答しました。どのようなカラーのマスクを着用したいか聞いたところ、「自分の好きな色」(44.5%)、「気分に合わせて」(41.5%)、「顔がきれいに見える・自分に合った色」(36.7%)といった回答が得られました。
現在、どのような基準でマスクを購入しているか尋ねると、「着け心地の良さ」(59.4%)、「サイズが合っているかどうか」(56.3%)という回答が多い結果に。以下、「素材感」(37.5%)、「抗ウイルス効果が高い」(32.1%)が続きました。
またマスクの着用感に関する悩みでは「呼吸が苦しい」(52.5%)と答えた人が半数以上で、次いで「耳が痛くなる」(41.5%)、「喋りにくい」(33.5%)が続きました。
感染予防のために、マスクはきちんと着用を!
他人がマスクを着用している姿を見て気になる点は、「きちんと着用していない」(56.7%)が最も多く、次いで「汚い」(26.0%)、「サイズが合ってない」(25.8%)という順に。きちんと着用していないと、飛沫が飛んできそうで不安になりますよね。
まだまだ新型コロナウイルスの感染者数は多く、海外ではウイルスの変異も見られるなど、マスクが必須の生活が続きそうです。今年も自分の好みのマスクを着けて、コロナ禍を乗り越えたいですね。
[出典]
※クロスプラス株式会社「2020年 マスクに関するアンケート調査」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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