更新日: 2021.01.30 その他暮らし

コロナ禍で約6割の人が「家事の負担が増えた」負担を減らすためにはどうしたらいい?

コロナ禍で約6割の人が「家事の負担が増えた」負担を減らすためにはどうしたらいい?
2020年は、新型コロナウイルス感染拡大により、外出自粛やテレワークで自宅で過ごす時間が増えました。みなさんも1日3食料理する日が増え、片付けや掃除など、家事の負担も大きくなったのではないでしょうか。

シェアリングエコノミーの家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」を運営する、株式会社タスカジ(東京都港区)は、「家事の状況、イエナカ時間についての実態調査」を実施しました(※1)。実際、コロナ禍でみんなの家事負担は増えたのか、結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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コロナ禍で在宅時間が増え、57.6%が家事負担が大きくなったと回答

新型コロナウイルス感染拡大前と比べて「在宅時間」はどう変わったか聞いたところ、74.9%が「増えた」と答えました。コロナ前より現在の「家事の負担」が「大きくなった」という人は57.6%でした。2020年6月の調査では、家事負担が「大きくなった」と答えた人は51%だったのですが、12月では6.6ポイント家事負担が大きくなったという人が増加したようです。
 
「家事負担が大きくなった」と答えた人に、そう感じる理由を聞いたところ、「週末に家にいる時間が増えたから」が57.5%、「『テレワーク』で家にいる時間が長くなったので、家事の作業量が増えた」という人が53.4%で、家にいる時間が長くなったことが家事負担の増えた理由と回答した人が多い結果となりました。また、「除菌・消毒といった、コロナ対策のための新たな家事が増えた」が40.4%でした。こちらはコロナ禍前にはなかった作業になります。
 

家事が負担になったら、たまには家事代行サービスを利用するのも手

特に負担を感じる家事を聞いたところ、「料理」と答えた人が47.3%と半数近くでした。テレワークで家にいることが増え、昼食を作らねばならなくなったり、休日でも外食せずに自分で用意することが増えました。次いで「掃除」が23.9%、「片付け」が22.6%となりました。家にいる時間が増えればその分散らかりがちになるのでしょう。料理の回数が増えれば片付けも増えますね。
 
家事で負担に感じていることをどのように解消しようとしているか尋ねると、最も多い回答は「家事代行に依頼している」(37.9%)でした。例えば、総務省統計局の家計調査によると、「家事代行料」の支出金額は1219円、「清掃代」は4737円でした(※2)。家事がつらいなら、たまにプロのハウスクリーニングに頼んでもいいでしょう。
 
「家事の状況、イエナカ時間についての実態調査」のお話に戻ります。35.0%の人は家事負担を「解消できていない」と回答しました。他には「家事に優先順位をつけて『しないこと』を作る」(30.0%)、「家族で分担している」(27.2%)が挙げられました。1人で家事を背負い込まないで、毎日やらなくてもいい家事を作ったり、分担するのがいいでしょう。
 

半数近くが自宅環境の改善に取り組んでいる

イエナカ時間を通して、現在自分の家の中をもっといい環境にしたいという思いが湧いているかと尋ねたところ、84.4%が「湧いている」と回答。
 
具体的には、「部屋や収納スペースの片付け・整理収納」(71.1%)、「今まで手をつけなかった場所の掃除」(49.3%)のほか、「家事代行の利用」(44.1%)を検討したり、「家や家事に関連する書籍やSNSを見る」(39.3%)と、情報収集を行う人が多いようです。
 

この年末年始は7割がコロナ感染予防のため自宅で過ごす。親から帰ってくるなといわれた人も

年末年始の予定を聞くと、最も多いのは帰省も旅行もしないで「自宅で過ごす」が70.4%を占めました。年末年始を自宅で過ごす理由を聞くと、「コロナの感染予防のため」が72.2%と圧倒的に多く、「実家から帰省しないようにいわれているため」(14.8%)と、親から帰ってこないようにいわれている人も一定数いることがわかりました。年末年始は自宅でゆっくり過ごし、いつもの休日と変わらない家事をする人が多いようです。
 
新型コロナウイルスの感染者は12月以降非常に多く、変異種も上陸し、予断を許さない状況です。しばらくは外出を控える日が続きますので、掃除や片付けをして、気持ちよく過ごせる環境を作りたいですね。
 
[出典]
※1:株式会社タスカジ 「家事の状況・イエナカに関する実態調査」(株式会社 PR TIMES)
※2:総務省統計局家計調査「<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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