窓開け換気時のエアコン、どうしてる? 気になる冬場の電気代対策とは
配信日: 2021.02.07
とはいえ、定期的な部屋の換気は、感染症対策のために欠かせないもの。そのたびにエアコンを切ったほうがいいのか、つけっぱなしにしたほうがいいのか、悩むことはありませんか?
そこで今回は、窓開け換気の際のエアコンにまつわる、電気代について見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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小まめにオン・オフVSつけっぱなし! 窓開け換気時、どちらが電気代を節約できる?
今回は、ダイキン工業株式会社の発表(※1)をチェックしてみます。
【冬の窓開け換気時に、エアコンをつけっぱなしと小まめにオン・オフした場合では、どちらのほうが消費電力量は少なくてすむ?】
「結果:冬に窓開け換気をする場合、エアコンをつけっぱなしにしたほうが、小まめにオン・オフするより消費電力量が少なくなり、電気代が1日で約14.5円下がった」
これは、冬場の7:00から23:00において、30分に1回、5分間の窓開け換気を実施した場合の電気代を比較したもの。
「窓を開けている間はもったいないからエアコンを消そう」といって換気のたびにエアコンをオフにし、窓を閉めたらオンにするということを繰り返していると、1日の電気代は108.5円になるという調査結果が出ました。
一方で、エアコンをつけっぱなしにしている場合は、1日の電気代は94.0円という結果に。窓開け換気をしている最中もエアコンをつけっぱなしにしていたほうが、結果的に消費電力量が少なくなり、電気代が節約できるということになりますね。
同調査によると、窓開け換気の際に小まめにオン・オフをするよりつけっぱなしにしていたほうが、部屋の温度も保たれやすいということもわかりました。冬場のエアコンはつけっぱなしのほうが、お財布にもやさしく温度的にも快適に過ごせるということになりそうです。
電気代の節約のカギは“加湿”!
同調査によると、加湿をしながら暖房を入れることで体感的に暖かく感じられるため、加湿なしで暖房するときより低い設定温度でも快適に過ごすことができるとのこと。設定温度を1度下げると約10%の節電になるとのことなので、寒いと感じない程度に設定温度を下げれば電気代の節約にもつながりそうです。
具体的に、窓開け換気をしながら加湿をした場合、部屋の湿度はどのように変化するのでしょうか。
・加湿あり:室内相対湿度 34.7から40.6%
30分に1回、5分間の窓開け換気をしていても、ここまでの差が出るというのは驚きですね。感染症対策には適度な湿度も必要ですし、適度な湿度は結果的にエアコンの電気代の節約にもつながるということで、まさに一石二鳥といえそうです。
参考までに夏場の窓開け換気事情について
ちなみに、夏場の窓開け換気時の電気代はどのようになっているのでしょうか。まだ先の話ですが、今夏の感染症対策&電気代対策の参考までにチェックしてみましょう。
同じく、ダイキン工業株式会社の発表(※2)を見てみます。
・つけっぱなし :157.1円
これは、真夏の7:00から19:00において、30分に1回、5分間の窓開け換気を実施した場合の電気代を比較したもの。やはり夏場も、エアコンはつけっぱなしにしたまま窓開け換気をしたほうが、電気代が節約できるということがわかります。部屋の温度も、つけっぱなしにしていたほうが常に低く保てるという結果も出ています。
夏も冬も、窓開け換気時にはエアコンをつけっぱなしにしたほうが、電気代が節約できるとともに快適に過ごせる室温が保てるということがわかりました。この調査を参考にしつつ、これからも小まめな換気を心がけたいものですね。
[出典]
※1 ダイキン工業株式会社「『冬に窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいの?』コロナ禍の冬は “換気+エアコンつけっぱなし+加湿” が正解!」
※2 ダイキン工業株式会社「『夏場の日中にリビングの窓開け換気をする場合、エアコンの運転はどうしたらいいの?』窓開け換気時のエアコンは“つけっぱなし”が正解!」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部