更新日: 2021.02.27 その他暮らし
コロナ禍でペットを飼い始めた人が増えた? 犬や猫を飼うのにかかる費用はいくら?
楽天インサイト株式会社(東京都世田谷区)は、全国の20歳から69歳の男女1000人を対象に「ペットに関する調査」を実施しましたので、結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
コロナ禍以降ペットを飼い始めたという人が多い
現在のペット飼育状況を聞いたところ、「犬」(13.2%)、「猫」(11.0%)、「淡水魚」(4.5%)という順に。一方、「現在ペットを飼っていない」と回答した人は69.2%と約7割を占めました。「現在ペットを飼っていない」人に今後飼ってみたいと思うかどうかを聞いたところ、「既に検討している」(2.2%)と「いつか飼いたいと思っている」(32.5%)を合わせて34.7%はペットを飼いたいと回答しました。
ペットを飼い始めた時期を聞いたところ、2020年以降が19.9%で、2018年(8.4%)、2019年(9.3%)に飼い始めた人を10ポイント以上上回る結果となりました。また、2020年4月のコロナ禍以降にペットを飼い始めた人は全体で16.3%いることがわかりました。
ペットを飼い始めた理由を聞いたところ、「ペットの飼える住環境になったから」(34.4%)が最も多い結果に。また、2020年4月以降にペットを飼い始めた人の14.0%が、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響」と回答し、コロナ禍によるおうち時間の増加、人と接する機会の減少などにより、ペットを飼い始めた人が一定数いることが明らかになりました。
拾ってきた猫を飼っている人が3割
ペットがどのように家に来たかを聞いたところ、犬では「ペットショップ・専門店」(51.5%)が半数を占めました。次いで「ブリーダー」(25.0%)、「家族・知人より譲り受けた」(12.1%)が続きました。一方、猫は「拾った・野良(野生)を飼いならした」(33.6%)が最も多く、次いで「家族・知人より譲り受けた」(23.6%)、「ペットショップ・専門店」(19.1%)の順となりました。
野良犬はいないので、犬はショップや知人などを介して購入している一方、猫は拾ってきたというのが一番多いことがわかりました。また、「保健所・動物愛護センター」あるいは「民間の保護施設・NPO団体」を活用してペットを迎え入れたという人は、犬(6.0%)、猫(18.2%)となりました。
ペット1匹あたりにかかる平均月額は、犬で9360円、猫で6673円
ペットを飼うにはエサ・グッズ・おもちゃのほか、電気水道光熱費・病院などさまざまな費用がかかります。そこで、ペットを飼っている人に、1ヶ月あたりにかかる費用を聞いたところ、それぞれのペットで一番多かった金額帯は犬で「5001円~1万円」(34.1%)、猫で「3001円~5000円」(31.8%)、淡水魚で「1000円以内」(68.9%)でした。ペット1匹あたりにかかる費用の月平均額は、犬で9360円、猫で6673円、淡水魚で1011円となりました。
動物は、病気になると保険が利かないため、病院での治療費が高額になることが多いです。ペット向けにも保険商品がありますが、加入状況を聞いたところ、犬を飼っている人の41.7%、猫を飼っている人の20.9%が「現在加入している」と回答しました。猫を飼っている人の保険加入率は犬に比べて低いようです。
ペットによりストレス緩和、癒やしを感じる人が半数以上
ペットを飼っている人に、ペットを飼うことでどんな変化を感じたかを聞いたところ、「大切な家族の一員が増えた」(61.7%)、「ストレスが緩和される、癒される」(55.8%)と回答した人が半数以上でした。かわいいペットは心を癒やしてくれますね。
一方で、今後ペットを「あまり飼いたいと思わない」、「全く飼いたいと思わない」という人も。その理由を聞いたところ、「死ぬのが悲しいから」(40.7%)が最も多い結果に。かわいがっていたペットが亡くなると悲しくて新しいペットを飼えなくなる人もいるようです。次いで「世話をする時間がないから」(35.2%)、「お金がかかるから」(27.2%)、エサや排泄物のにおい、抜け毛などの「衛生面が気になるから」(26.1%)、「自分が生き物が好きではないから」(13.5%)となりました。
コロナ禍でペットが飼いたいなと思っている人も多いでしょう。ただし、犬や猫であれば10年以上生きますから、飼うと決めたなら、一生大切に面倒をみる覚悟がなければなりませんね。
[出典]
※楽天インサイト株式会社「ペットに関する調査」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部