更新日: 2021.02.27 その他暮らし

携帯キャリア大手が次々と発表した新料金プラン。みんなの乗り換え意向はどれくらい?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

携帯キャリア大手が次々と発表した新料金プラン。みんなの乗り換え意向はどれくらい?
高い高いといわれていた日本の携帯電話料金。しかし、昨年末より携帯大手キャリアが次々と新料金プランを発表しています。2020年12月3日にドコモの新料金プラン「ahamo」、次いで12月22日にソフトバンクの新ブランド「SoftBank on LINE」(3月17日からLINEMO)、2021年1月13日にauの新料金プラン「povo」が発表されました。また、先日楽天モバイルが料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を発表。通信量が1GB未満なら0円というプランです。利用者にとってはうれしい限りで、どこのサービスを使おうか迷ってしまいますね。
 
日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、事前調査で「スマートフォン(携帯)料金を支払っている」と回答した全国の男女各500名、計1000名を対象に「スマートフォン・携帯」に関するアンケートを実施しました(※)。現在の利用状況や乗り換え意向を聞いていますので、結果を見ていきましょう。
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現在利用者が最も多いのはNTTドコモ。4人に1人が格安MVNOを利用している

まず初めに、現在、利用しているスマートフォン(携帯)キャリアを聞きました。最も利用者が多いのは「NTTドコモ」(33.6%)、次いで「au」(21.2%)、「ソフトバンク」(15.6%)、「楽天モバイル」(7.4%)で、「その他」(24.8%)となりました。その他のキャリアは「UQモバイル」「ワイモバイル」「LINEモバイル」「イオンモバイル」「マイネオ」「ニフモ」といったMVNOを挙げる人が多いです。格安のMVNOを利用している人が4人に1人と、意外と多いことがわかります。
 

現在支払っているスマホ料金は、4000円以下が約半数。意外と料金を抑えている?

現在支払っているスマートフォン(携帯)の平均の月額料金を聞いたところ、「2001~4000円」が26.0%と最も多い結果に。次いで「~2000円」(21.8%)で、4000円以下が47.8%であることがわかりました。意外と安めに抑えている人が多いようです。一方で「10001円~」という人も10.6%いました。毎月支払うので、例えば月額5000円違うと年間で6万円の違いとなります。この差は大きいですね。
 

乗り換えを希望している人は3割。月額4000円以上は乗り換え意向が強い

現在利用しているスマートフォン(携帯)の料金プラン・キャリアから乗り換えたいと思うか尋ねたところ、「思う」が30.4%、「思わない」が37.6%で、キャリアの乗り換えはハードルが高いと考える人が多いと思われます。
 
現在利用している料金が「~2000円」の人では、「乗り換えたいと思わない」が54.9%と半数以上でした。月額2000円以下なら最安レベルなので、特に不満はないのでしょう。月額4000円以上払っている人は「乗り換えたい」が「乗り換えたいと思わない」を全て上回っており、中でも「乗り換えたい」と回答した人が最も多いのは「6001~8000円」(47.8%)で、次いで「10001円~」(42.5%)でした。
 

どこのキャリアのどのプランに乗り換えたい? 乗り換えたくない理由は?

「乗り換えたいと思う」と回答した方に、どこのキャリアの、どのようなプランに乗り換えたいと思っているかを聞いたところ、「楽天モバイルのデータ通話使い放題2980円プラン」「LINEモバイルの5G通話セットに乗り換えたい」「現在使用しているauから3月に新しく登場する格安プランpovoに乗り換えを検討中」「docomoの新しい料金プランに変えたい」といった声が寄せられました。
 
「乗り換えたいと思わない」理由については、「20年以上利用しているため今更キャリアを変えたくないし、満足しているため」「どこも大差がないから」というように、現在のキャリアに満足していたり、どこでも同じという意見が見られました。
 
キャリア各社で新しいプランが次々登場し、どこに乗り換えようか迷うところ。各プランの特長を理解し、満足できるものを見つけたいですね。
 
[出典]
※株式会社NEXER「スマートフォン・携帯についての調査」(株式会社 PR TIMES)
株式会社NTTドコモ「報道発表資料『ahamo』を提供開始」
ソフトバンク株式会社「20GB+『LINEがギガノーカウント』を月額2980円で提供」
KDDI株式会社「2021年1月13日 au発表会」
楽天モバイル株式会社「 Rakuten UN-LIMIT VI(料金プラン)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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