更新日: 2023.03.11 セカンドライフ

老後に「立ち仕事」はキツイ…座ってできる仕事にはどんなものがある?

老後に「立ち仕事」はキツイ…座ってできる仕事にはどんなものがある?
「人生100年時代」といわれ、高齢者になっても仕事を続ける人が増えています。とはいえ、体は確実に老化していくので、老後の仕事として向いているものもあれば、そうでないものもあるのです。中でも、長時間立ったままの仕事は体力的にも厳しいでしょう。
 
この記事では、いくつかの老後の仕事の探し方を確認した後で、立ち仕事以外の軽作業を探すのに便利な「シルバー人材センター」を紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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老後の仕事の探し方について


 
老後の仕事の探し方をいくつか紹介します。面談の際などに、立ち仕事を避けたいという希望を述べるとよいでしょう。
 

・再雇用制度と勤務延長制度

老後に働く環境として一般的なものは、それまで勤めてきた企業での再雇用制度や勤務延長制度を利用した仕事です。
 
令和3年9月から施行されている改正高年齢者雇用安定法では、事業主に対して70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入努力が義務化されています。このような諸条件が整っていて、かつ就労継続の意思があれば、最もおすすめできる老後の仕事といえるでしょう。
 
もちろん、新しい職場で新しい仕事に挑戦することも、心身をリフレッシュさせるには効果的です。ただし、高齢になってからの新しい環境や仕事はストレスが大きすぎることもあるでしょう。そう考えると、就労場所も熟知し、知人や後輩たちに囲まれていれば、過度なストレスを感じることなく働き続けることができるでしょう。
 

・シニア層向け求人メディア

新しい分野の仕事に挑戦する場合には、シニア層を対象にした求人メディアが便利です。
 
一般的な求人サイトだと、若年層がメインになりがちで、シニア層への求人が少ない傾向にあります。近年、就労意欲のある高齢者が増加していることに伴い、求人メディア側も募集対象をシニア層に絞ったものが増えてきています。
 

・シニア層向け人材紹介会社

国家資格などを持つエンジニアとしてスキルを生かして働いてきたのであれば、シニア層に特化した人材紹介会社を利用するのもよいでしょう。
 
例えば、事業所や出張所に有資格者を配置することが法律で決められている業種があります。そこで求められる資格を持っていれば、再雇用や勤務延長と比べて高収入な条件で再就職が可能になることもあるのです。
 

老後におすすめの軽作業を探すには

脚腰に負担のかかる「立ち仕事」を避けながら軽作業を探す際には、公益法人である「シルバー人材センター」が便利です。高年齢者等の雇用の安定等に関する法律により「臨時的かつ短期的なもの又はその他の軽易な業務」への就業を援助することになっています。
 
職種もさまざまなものがあり、高齢者の就労に配慮した以下のような仕事の求人があります。
 

・宛名書き(筆耕)

書道に自信があるのであれば、このようなデスクワークは理想的でしょう。
 

・パソコン訪問サービス

パソコンが苦手な人の家庭に訪問して、その場で操作方法などを教える仕事です。基本的には着座で行います。
 

・封入・封かん作業など

ダイレクトメールなどの送付物を封筒に詰める作業です。シルバー人材センターに作業室があれば、そこで座って作業が可能です。
 

シルバー人材センターを活用しよう

個人の健康状態や体力にもよりますが、高齢になってからの仕事には気をつけるべき点がいくつかあります。その辺りを考慮した職種や作業の負荷を考えた仕事を紹介してくれるのがシルバー人材センターです。
 
立ち仕事がほとんどない職種も多く扱っているので、自分が住んでいる地域にあるセンターに問い合わせてみるとよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~
e-Gov法令検索 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律
公益社団法人新宿区シルバー人材センター
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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