更新日: 2023.05.31 介護

親の介護で車の買い替えが必要に……助成金や補助金ってあるの?

親の介護で車の買い替えが必要に……助成金や補助金ってあるの?
親の介護を理由に、自動車の買い替えを検討する機会もあるのではないでしょうか。介護タクシーや、送迎を行う介護施設も増えていますが、介護用の自動車があれば時間や都合を気にせずに通院や外出が可能です。
 
また、介護用の自動車を購入する際にはまとまったお金がかかるので、助成金や補助金、自動車にかかる税金の減免対象になればよいと考える人もいることでしょう。
 
本記事では、親の介護を理由に自動車を買い替えるにあたって、助成金や補助金は出るのか、税金の減免を受けられるのかについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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親の介護で車を買い替える際に助成金や補助金は出る?

親の介護が理由で車を購入する場合、要介護認定のみでは助成金や補助金の支給、自動車税環境性能割・種別割の減免の対象になりません。
 
要介護認定とは、介護サービスの必要度を客観的に判断して数値化したものです。日常生活の中で、どれくらいの介護が必要なのかの基準を表しており、要支援1~2、要介護1〜5というように分類されます。
 

親が障害者の交付を受けている場合に利用できる減免制度

親の介護のための自動車を購入するにあたり、条件に合致した自動車(福祉車両)であれば消費税が非課税となり、介護対象の親が一定の状態に該当する場合にかぎり、自動車税環境性能割・自動車税種別割の減免の対象です。
 
ただし、親の要介護認定を受けていれば減免の対象になるわけではありません。
 
東京都主税局を例にすると、自動車税環境性能割・自動車税種別割の減免を受けられるのは「障害者手帳等(身体障害者手帳・戦傷病者手帳・療育手帳)、精神障害者保健福祉手帳」の交付を受けた人が使用する自動車と定めています。つまり、親が障害者手帳等の交付を受けていなければなりません。
 

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各自治体によって利用できる助成金と補助金

介護用の自動車を購入する際に、自治体ごとに独自の助成金や補助金を支給している場合があります。各自治体の助成金や補助金の一例は以下のとおりです。
 
・新宿区(東京都)
手足の不自由な人が就労等に使用する自動車の改造費用(操向装置および駆動装置等)を13万3900円まで助成
 
・横浜市(神奈川県)
普通自動車、小型自動車、軽自動車の改造費用(ハンドル、ブレーキ、アクセル、移乗装置、車いす収納装置等)を、20万円を限度に助成
 
・千代田町(群馬県)
在宅生活をする寝たきりの高齢者、身体障害者が通院等で外出に必要な介護用車両を新車で購入、改造に要する費用として、10万円を補助
 
・御前崎市(静岡県)
車いすを使用する在宅の重度障害者、寝たきりの高齢者が利用するリフト付き車両等の購入、改造費用として20万円を上限(対象経費の3分の2)に助成
 
助成金や補助金の支給状況は自治体によって異なります。親の介護用の自動車購入を検討している人は、居住する市区町村役所の公式サイトを確認したり、担当する窓口へ問い合わせてみたりするとよいでしょう。
 

受けられる補助金や助成金を理解して介護に使う車を買い替えよう

親の介護に利用できる自動車を購入する際に、助成金や補助金の支給があれば、家計の負担軽減につながります。
 
しかし、親が要介護認定を受けているだけでは、助成金・補助金の支給や、消費税の非課税、自動車税環境性能割・種別割等の減免措置の対象になりしません。親が障害者手帳等の交付を受けているといった、一定の条件に該当する必要があるので注意が必要です。
 
ただし、各自治体により独自の助成金や補助金の支給を行っている場合があるので、居住する市区町村役所に詳細を確認しておくとよりスムーズでしょう。
 

出典

国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.6214 身体障害者用物品に該当する自動車
新宿区 自動車改造費の助成
横浜市 自動車改造費用の助成
御前崎市 介助用自動車購入等の助成
千代田町 介護用車両購入費等補助金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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