ねんきん定期便とはどんなもの? チェックしておきたい項目は?
配信日: 2021.09.30
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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ねんきん定期便とは
ねんきん定期便は、毎年の誕生月に日本年金機構から送られてくるはがきです。これまでにいくら保険料を納付したのか、年金加入期間や加入実績に応じた年金額が書かれており、将来いくらくらい年金がもらえるのかの目安がわかります。
なお、節目年齢と言われる35歳・45歳・59歳のときははがきではなく封書が送られてきます。年金記録や確認方法など、より詳しく書かれていますので、届いたら必ず確認してください。
若い人にとっては、年金と聞いてもまだまだ先の話だと思うかもしれません。しかし、将来もらえる年金額の目安を知っておけば、年金以外の老後資金をどのくらい用意すればいいか考えるよいきっかけになるでしょう。
ねんきん定期便には、ネット上で確認できる「ねんきんネット」もあります。パソコンやスマホ操作に慣れている方は、はがきよりもネットのほうがおすすめです。ネットなら、最新情報がわかるので、より確実に情報を得られます。
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ねんきん定期便でチェックしておきたい3項目
ねんきん定期便には、チェックしておきたい大切な項目が3つあります。この見出しでは、最近の月別状況・これまでの年金加入期間・年金見込額のポイントを踏まえつつ、ねんきん定期便の見方について詳しく解説します。
最近の月別状況
「最近の月別状況」とは、国民年金や厚生年金の保険料を、いつ納付したかを記した情報です。もし、保険料が未納であれば「未納」などの記載があります。日本年金機構が出しているはがきなので、基本的にミスはありませんが、よく内容をチェックしておきましょう。
万が一納付したにもかかわらず「未納」と記載があれば、将来に受け取る年金額に大きく関わってくるため、すぐに連絡してください。
また、結婚や転職、海外移転などによって届け出を忘れていると、その期間「未加入」や「未納」と記載されている可能性もあります。ライフスタイルが大きく変わったときなどは、細かくねんきん定期便を確認すると安心です。
これまでの年金加入期間
「これまでの年金加入期間」には、ねんきん定期便の作成年月日の前々月までの加入月数が書かれています。年金は、国民年金や厚生年金の受給資格期間が10年(120ヶ月)以上ないと受け取れません。受給資格があるかどうかを確認するためにも、これまでの年金加入期間は重要なポイントです。
もし、10年以上、国民年金や厚生年金に加入しているにもかかわらず、受給資格期間を満たしていない場合は、何が原因なのかしっかりと探しましょう。身に覚えがない場合は、日本年金機構側のミスの可能性があるため、問い合わせをしてみてください。
なお、国民年金保険料を前納している方は、その期間も月数に含まれていますので気を付けましょう。
年金見込額
年金見込額は、50歳以上の方に送られてくる「ねんきん定期便」に書かれている項目です。50歳未満の方は、「これまでの加入実績に応じた年金額」が書かれています。
50歳以上になると、現時点での加入実績と現在の加入条件で60歳になったとき、年金はいくらもらえるのかの見込み額が書かれています。将来に受け取る年金額の目安がわかるため、しっかりと確認しておきたい項目です。
ただし、今後の国民年金・厚生年金の加入状況に応じて年金額は変わります。見込み額と書かれているとおり、あくまでも参考程度にとどめておくことが大切です。
また、将来受け取る年金額は住民税や社会保険料を引かれた額が振り込まれます。したがって満額受給できたとしても、その額がそのまま振り込まれるわけではない点に注意が必要です。
ねんきん定期便は大切なはがきなので必ず中身を確認しよう
ねんきん定期便は、将来に受け取る年金額の目安がわかる以外にも、保険料を納付しているかどうか、加入期間はどれくらいかがわかる重要なはがきです。毎年しっかりとチェックすることで、万が一不備があった場合にはすぐに対応できます。
本記事を参考に、ねんきん定期便の見方のポイントをおさえて、今年からはがきが届いたら内容を確認してみてください。
出典
日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」
日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和3年度送付分)」
日本年金機構「「これまでの年金加入期間」に表示されている加入月数は、いつ時点の月数ですか。」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員