更新日: 2021.10.12 その他年金
年金はいくらもらえる? 年金額を確認する方法は?
そこで、自分が将来受け取れる年金額がどのくらいかを確認する方法を紹介します。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/
2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
年金はいくらもらうことができるのか
将来受け取れる年金の金額は、それまでの年金加入履歴によって異なります。そのため、できる限り正確な年金額を知るためには、自身の正確な加入履歴を把握することが必要になります。
なお、令和3年度の国民年金は満額で月6万5075円、厚生年金は平均的な収入(平均標準報酬43万9000円)で40年間就業した場合で月15万5421円です。
【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資
【PR】J.P.Returns
おすすめポイント
・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる
年金額を知るためには何を見ればいい?
将来受け取れる年金額は、次のいずれかで確認、または問い合わせをすることで知ることができます。
・ねんきん定期便
・ねんきんダイヤル
・ねんきんネット
・e-Gov
それでは上記について、それぞれ順に確認していきます。
ねんきん定期便で確認
まずは「ねんきん定期便」を確認してみてください。ねんきん定期便は毎年の誕生月に、はがき、または封書(35歳、45歳、59歳の節目の年)の形式で送られてきます。
年齢によってフォーマットや記載内容が若干異なっていますが、50歳未満であれば加入実績に応じた年金額が、50歳以上であれば年金の見込額が記載されています。
以下は、50歳未満の方がはがきで受け取るねんきん定期便のサンプルですが、年金額の目安は「j」の「これまでの加入実績に応じた年金額」で確認できます。
出典:日本年金機構 「令和3年度「ねんきん定期便」(ハガキ)の見方 50歳未満の方」
ねんきんダイヤルで確認
年金ダイヤル(ナビダイヤル:0570-05-1165)に問い合わせることでも、年金の加入記録と見込試算額を確認することができます。ただし、50歳未満の方は加入記録のみの回答となるほか、加入記録の状況によっては回答を得られない場合もあります。
ねんきんネットで確認
「年1回しか届かないねんきん定期便なんて手元に残ってないよ」ということもあるでしょう。そういった場合は、「ねんきんネット」を活用してみてください。
ねんきんネットは日本年金機構が提供するインターネットサービスであり、パソコンやスマートフォンでいつでも自身の年金加入記録について確認できます。
今後の職業や受給開始年齢など、さまざまな条件を設定して将来の年金額についてのシミュレーションが可能なほか、電子版のねんきん定期便の確認やパソコン・スマートフォンへのダウンロードもできるため、加入情報の管理が大変便利になります。
ねんきんネットを利用するには、事前の登録やユーザIDの取得などの手続きが必要です。詳細については日本年金機構のホームページ(「ねんきんネット」ご利用ガイド)をご参考にしてください。
電子申請による申し込み
将来の年金見込額の試算と、計算の基礎となる年金加入記録の確認については、電子申請システム(e-Gov)から申し込むことも可能です。
e-Govは政府が運営する行政手続きの窓口システムであり、年金事務所にて行う一部の手続きもインターネットから申請できます。50歳未満の場合は年金加入記録のみの回答となりますが、すでにe-Govの利用経験があるという場合はこちらで確認してみてもよいかもしれません。
将来の年金見込額は自分で確認できる
現在の年金加入履歴から試算する将来の年金見込額は、ねんきん定期便やねんきんネットなどを利用することで確認できます。
もし、将来受け取れる年金の金額がどれくらいなのか気になったときは、今回紹介した方法でチェックするとともに、不明な点については日本年金機構に問い合わせるとよいでしょう。
出典
日本年金機構 年金見込額試算
日本年金機構 令和3年度「ねんきん定期便」(ハガキ)の見方 50歳未満の方
日本年金機構 「ねんきんネット」ご利用ガイド
日本年金機構 電子申請(e-Gov)
日本年金機構 令和3年4月分からの年金額等について
執筆者:柘植輝
行政書士