年金手続きとマイナンバーカードの関係。受給前に作っておくべき?
配信日: 2022.01.01
ここでは、マイナンバーカードやマイナンバーと、年金の手続きの関係をまとめました。マイナンバーカードを作って、年金関係の手続きに活用しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
https://marron-financial.com
マイナンバーカードでできる年金手続き
日本年金機構では平成29年1月以降、事務手続きにおけるマイナンバーの利用を推進しています。令和元年7月には、年金給付関係の事務手続きにおいても、マイナンバーを利用した運用が本格化しました。
日本年金機構がマイナンバーの確認書類として認めているのは、以下のものです。
●マイナンバーカード
●マイナンバー通知カード
●マイナンバー付住民票
このなかで、単独でマイナンバーの確認と身元確認の両方を行えるのは、マイナンバーカードのみです。マイナンバー通知カードとマイナンバー付住民票は、あわせて運転免許証など身元確認書類の提出が求められます。また、住民票の取得には手数料も必要です。
今のところ、年金関係の手続きにマイナンバーカードは必須ではありません。しかし、持っていると手続きが便利になるため、年金の受給が始まる前に作っておくとよいでしょう。
マイナンバーカードがあると、次のようなことができます。
●年金相談・年金記録の照会
●マイナポータルを介したねんきんネットの利用
年金相談・年金記録の照会
マイナンバーを利用して、年金関連の相談や、年金記録の照会ができます。以前は、年金記録の照会などの手続きをするには、年金手帳など基礎年金番号を確認できる書類が必要でした。
現在は、基礎年金番号がわからなくても、年金事務所の窓口でマイナンバーカードを提出すれば手続きが可能です。
マイナポータルを介したねんきんネットの利用
ねんきんネットは、パソコンやスマートフォンから、利用者がいつでも自身の年金の情報を確認できる、日本年金機構のインターネットサービスです。
ねんきんネットの利用登録の方法には、基礎年金番号などを入力してユーザーIDを取得する方法と、マイナポータルと連携する方法があります。マイナポータルと連携してねんきんネットを利用できるのは、マイナンバーカードを所持している人のみです。
ねんきんネットの利用登録をすると、次のことがオンラインでできるようになります。
●自分の年金記録の確認
●年金見込額の確認
●ねんきん定期便(電子版)の確認
●被保険者記録照会回答票(電子版)の確認
●年金の支払い通知書の確認
●源泉徴収票・社会保険料控除証明書などの再交付の申請
●各種届書の作成と印刷
●持ち主不明の年金記録の検索
●私の履歴整理表作成
【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資
【PR】J.P.Returns
おすすめポイント
・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる
マイナンバーと基礎年金番号をひもづけると何が変わる?
日本年金機構では、基礎年金番号とマイナンバーのひも付けを進めています。マイナンバーと基礎年金番号がひもづいていると、市区町村などとの情報連携が可能となるため、次のような手続きが省略・簡略化できます。
●住所変更届、氏名変更届などの提出が原則不要となる
●第1号・第3号被保険者と受給権者の死亡届を原則省略できる
●課税証明書などの提出が不要となる
日本年金機構へのマイナンバーの届け出は、マイナンバーカードを所持していなくても可能です。手続きが格段に楽になるため、届け出を済ませておくとよいでしょう。
なお、自分のマイナンバーが基礎年金番号とひもづいているかどうかは、マイナポータルで確認するか、年金事務所に問い合わせるとわかります。また、日本年金機構から届いた「個人番号等登録届」が手元にある場合はひもづけがまだの可能性が高いため、早めに提出しましょう。
マイナンバーとマイナンバーカードを活用すると年金関連手続きが便利に!
日本年金機構は手続きにおけるマイナンバーの活用を進めています。そのため、マイナンバーおよびマイナンバーカードを利用すると、さまざまな手続きが省略できたり簡単になったりします。今後も、マイナンバーカードを利用して簡略化できる手続きは、拡大していくでしょう。
マイナンバーカードをまだ作成していない人は、年金受給前のタイミングに、作成を検討してみましょう。
出典
日本年金機構 日本年金機構におけるマイナンバーへの対応
日本年金機構 ねんきんネットとは?
日本年金機構 ねんきんネットに登録するには?
日本年金機構 番号利用法に基づく本人確認措置について①
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員