更新日: 2022.02.21 年金

「年金記録が漏れている」可能性がある人とは? ねんきん定期便のどこをみれば分かる?

「年金記録が漏れている」可能性がある人とは? ねんきん定期便のどこをみれば分かる?
年金番号の統合や年金記録の転記の際の不備などが原因で、年金記録に漏れが生じているケースがあることを聞いたことがある人は多いでしょう。しかし、自分は該当していないだろうと、確認しないまま放置している人もいるのではないでしょうか。
 
年金記録の漏れや誤りは誰にでも生じる可能性がありますが、特に起こりやすいパターンが存在します。
 
ここでは、年金記録の漏れが起こりやすいパターンと、年金記録の確認方法をまとめました。ぜひ参考にして、一度自身の年金記録を確認してみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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年金記録の「漏れ」を確認したほうがよいのはこんな人

 
日本年金機構が「漏れや誤りが多い」として年金記録の確認を促しているのは、次のようなパターンに当てはまる人です。

●年金手帳を複数持っている
●勤務先が廃業したことがある
●過去に短い加入期間がある
●名前の読みが複数ある、退職後に結婚で姓が変わった
●学生や被扶養者だったときに任意で国民年金に加入していた

どのようなケースが該当するのか、ひとつずつ解説します。
 

年金手帳を複数持っている人

 
次のような経緯で年金手帳を複数持っている人は、基礎年金番号が統合されておらず、年金記録に漏れがある可能性があります。

●平成8年12月以前に、国民年金と厚生年金保険など複数の年金制度に加入していた
●転職時に基礎年金番号を届け出なかったために、新たに年金手帳・基礎年金番号が発行された

 

勤務先が廃業したことがある人

 
勤務先が廃業した場合、離職直後の期間に、実際には保険料を納付したのに「未納」となった期間がある可能性があります。
 
さかのぼって「適用事業所全喪届」の届け出が処理された場合に、国民年金保険料の記録が誤ったものに変わってしまう場合があるためです。当該期間に「未納」の記録がある場合は、本当に未納かどうかを確認しましょう。
 

過去に短い加入期間がある人

 
加入期間が短い年金記録は、統合されないままとなっているケースが多くあります。次に該当する状況がある場合は、年金記録をチェックして漏れがないか確認しましょう。

●同会社内でたびたび転勤や出向をしていた
●試用期間終了後に退職した
●保険外交員・期間工などの勤務歴がある

 

名前の読みが複数ある人、退職後に結婚で姓が変わった人

 
年金記録は漢字とカナの両方で登録されているため、漢字は合っていてもカナが間違っていると、年金記録が統合されていないことがあります。
 
音読みと訓読みのどちらでも読める名前や濁点の有無などの誤りが起きやすい名前の人は、改めて年金記録を確認してみましょう。
 
また、結婚して姓が変わった人は、旧姓の記録が統合されていないケースもあります。
 

学生や被扶養者だったときに任意で国民年金に加入していた人

 
過去に国民年金に任意加入していた人は、その間の年金記録が漏れている可能性があるため、確認しましょう。 主に次の2つのケースが該当します。

●平成3年3月以前に20歳以上の学生で国民年金に任意加入していた人

●昭和61年3月以前に厚生年金保険や共済年金加入者の被扶養者で、国民年金に任意加入していた人

 

年金記録の漏れの確認方法

 
年金記録を確認する主な手段は、次の2つです。

●ねんきん定期便で確認する
●ねんきんネットで確認する

ねんきん定期便は毎年の誕生月に届く、年金記録が記載された書類です。毎年届くはがきでは直近1年間の記録のみ記載されていますが、35歳、45歳、59歳に封書で届くねんきん定期便では、全期間の年金記録を確認できます。
 
封書のねんきん定期便が届いたら「これまでのねんきん加入記録」の欄をみて、実際には年金に加入していたのに「未加入」となっている期間がないかなど、漏れや誤りをチェックしましょう。
 
万が一漏れや誤りがあった場合は、添付されている「年金加入記録回答票」に記入して返送すると、調査をしてもらえます。
 
日本年金機構が運営するインターネットサービス「ねんきんネット」を利用すると、パソコンやスマートフォンでいつでも自分の年金記録を閲覧できます。
 
「月別の年金記録」のうち、事実と異なる未加入期間がないかなどを確認しましょう。漏れや誤りと思われる部分があるときは、年金事務所に相談してください。
 

漏れを見逃さないように年金記録をしっかりチェックしよう

 
漏れが生じやすいパターンに該当している場合は、ねんきん定期便やねんきんネットをみて、加入記録に漏れがないかをよく確認しましょう。
 
また、漏れが生じやすいパターンに当てはまらない人でも、年金記録に漏れや誤りがあるというケースもあります。年金記録に事実や記憶と異なる点があるときは、年金事務所などで相談し、必要に応じて調査をしてもらいましょう。
 
出典
日本年金機構 こんな方はぜひ、年金記録に漏れがないかご確認を!
政府広報オンライン 年金記録に「もれ」や「誤り」はありませんか?もう一度ご確認をお願いします
日本年金機構 「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和3年度送付分)
日本年金機構 節目年齢(35歳、45歳、59歳)の封書 様式(サンプル)と見方ガイド 35歳、45歳の方
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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