過去に年金の未払いがあるか調べたいけど、どんな方法がある？
配信日: 2022.06.19
実は、未払いを含め過去の年金の納付状況は、自分で簡単に調べることが可能です。
本記事では、過去の年金の未払いを調べる方法を3つ紹介します。自分でできる方法を選んで、年金の納付状況を確認しましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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過去の年金未払いはねんきん定期便で確認可能
手元にあるねんきん定期便を見ると、記載された期間中に国民年金保険料の未払いがあるかを確認できます。
ねんきん定期便とは、毎年誕生月に日本年金機構から送付される、自分の年金記録が記載された書類です。35・45・59歳の節目の年に届く封書版には過去の全期間の年金記録、それ以外の年に届くはがき版には直近1年間の年金記録が記載されています。
なお、国民年金保険料の未払いの状況が記載されているのは次の欄です。
・封書版（35・45・59歳）：ねんきん定期便に同封されている「これまでの国民年金保険料の納付状況」
・はがき版（通常の年）：はがき裏面「最近の月別状況です」
いずれも、国民年金保険料が未払いの月には「未納」と表示されているため、一目で状況が分かります。毎年ねんきん定期便が届くたびにきちんとチェックすることで、過去の未払いを正しく把握できるでしょう。
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すぐに調べたい場合はねんきんネットが便利
ねんきん定期便では毎年誕生月前までの未払いの状況を確認できますが、届いてから時間がたつと最新の状況は分からなくなります。最新の国民年金保険料の納付状況をすぐに調べたいときは、日本年金機構のWEBサービス「ねんきんネット」を利用すると便利です。
ねんきんネットでは、パソコンやスマートフォンから24時間365日いつでも最新の年金記録を月ごとに閲覧できます。各月の年金記録を照会する手順は、次のとおりです。
1.ねんきんネットにログインしトップページから「年金記録を確認する」を選択する
2.「詳細な年金記録を確認する」から「月別の年金記録を確認する」を選択する
未納など確認が必要な月にはアイコンが表示されるため、詳細を確認しましょう。
また、ねんきんネットでは、国民年金保険料未納期間のうち追納が可能な月数と金額もチェックできます。未払いを解消したい場合は、こちらを確認するとよいでしょう。操作方法は次のとおりです。
1.ねんきんネットにログインし、トップページから「年金記録を確認する」を選択する
2.「国民年金保険料の納付・後払い（追納）が可能な月数と金額を確認する」から「国民年金保険料の納付等可能月数とその金額」を選択する
また、ねんきんネットをマイナポータルと連携すると、マイナポータルから1クリックで年金記録の確認が可能になります。マイナポータルとねんきんネットの連携手順は次のとおりです。
1.マイナンバーカードでマイナポータルにログインし、トップページで「年金記録・見込額を見る（ねんきんネット）」を選択する
2.「ねんきんネット」の利用規約等に同意して手続きする
3.メールアドレスを登録する
年金事務所の窓口や電話でも年金記録を照会できる
WEB操作に不慣れな場合や相談しながら年金記録の照会手続きをしたい場合は、年金事務所、街角の年金相談センターの窓口やねんきんダイヤルも利用できます。
窓口を利用する場合は、予約受付専用電話で来訪相談の予約をしたうえで、窓口を訪問しましょう。電話をする際には、基礎年金番号が必要です。
ねんきんダイヤルで相談する場合の問い合わせ先は、ねんきん定期便・ねんきんネット等専用ダイヤルです。こちらも、基礎年金番号を用意して電話しましょう。
年金記録を確認して未払い期間を残さないようにしよう
過去に年金の未払いがあるかどうかは、自分の年金記録を確認すると分かります。年金記録は毎年届くねんきん定期便に記載されているほか、ねんきんネット、年金事務所の窓口、ねんきんダイヤルなどで照会できるため、自分に合った方法で確認しましょう。
年金の未払いを放置すると、受け取る年金額が少なくなるなどのデメリットが生じます。うっかり未払いを見逃したり、追納のタイミングを逸したりしないよう、自分の年金記録を把握する手段をきちんと知っておきましょう。
出典
日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構 Q 「未納月数を除く」とありますが、どこを見れば未納月数が分かりますか。
日本年金機構 「ねんきんネット」によるご自身の年金記録の確認
日本年金機構 「ねんきんネット」による追納等可能月数と金額の確認
日本年金機構 「ねんきんネット」による各月の年金記録照会
日本年金機構 Q マイナポータルから「ねんきんネット」を利用する場合の基本的な流れを教えてください。
日本年金機構 予約相談について
日本年金機構 電話での年金相談窓口
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
