更新日: 2022.12.10 その他年金
転職が多いのですが「年金の加入履歴」はどうやって確認すればよいですか?
しかし、どうやって確認すればよいのか分からない方も多いかもしれません。そこで今回は、年金の加入履歴の確認方法を解説します。また、間違いがあった場合の対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
年金の加入履歴を確認する方法を紹介
年金の加入履歴は、以下のように「通知」「窓口」「インターネット」の3通りの方法で確認することが可能です。
1.定期的に届く「通知」で確認する
年金加入者には、毎年の誕生月に日本年金機構から「ねんきん定期便」が通知されます。この「ねんきん定期便」によって、年金記録を確認することが可能です。通常の誕生月には「直近1年間の年金記録」が記載されたはがきが届き、節目の年といわれる35歳、45歳、59歳には、今までの全期間の年金記録が記載された書類が封書で届きます。
もし、「ねんきん定期便」が届いていないなどの場合は、下記の番号に問い合わせましょう。ねんきん定期便・ねんきんネットなどの専用ダイヤルです。
ナビダイヤル:0570-058-555
一般電話:(東京)03-6700-1144
受付時間は以下を参考にしてください。
月曜日:8時30分~19時00分
火曜~金曜日:8時30分~17時15分
第2土曜日:9時30分~16時00分
月曜日が祝日の場合は、次の日の受付時間は「8時30分~19時00分」に変更されます。また、第2土曜日を除く祝日と、12月29日~1月3日は利用できません。
2.窓口で確認する
全国312ヶ所に設置されている「年金事務所」と「年金相談センター」の窓口で、年金の加入履歴を確認できます。都道府県に関わりなく、どこの窓口でも利用可能です。窓口では加入履歴のほかに「加入手続き」「保険料の納付」や、「保険料の免除・猶予」「年金手帳の再交付手続き」の申請もできます。
3.インターネットで確認する
日本年金機構が運営する「ねんきんネット」にアクセスすることで、年金の加入履歴を確認することが可能です。パソコンやスマートフォンを使い、24時間いつでも最新の年金記録を確認できるのが大きな特徴です。ねんきんネットの登録などの問い合わせ先は、ねんきん定期便で紹介した電話番号と同じです。
以上の3通りの確認方法を活用して、年金の加入履歴を確かなものにしておきましょう。
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年金の加入履歴確認に必要となるものとは? 料金は取られるの?
年金の加入履歴を確認する際には、以下の3つが必要です。
1.基礎年金番号が分かるもの
2.マイナンバーカードの番号が分かるもの
3.窓口の場合は本人確認ができるもの
基礎年金番号は、「基礎年金番号通知書」「年金手帳」「年金証書」や、日本年金機構から届いた改定通知書・振込通知書、または国民年金保険料の納付書・領収書に記載されています。
また、窓口を利用して加入履歴を確認する場合には、「運転免許証」「マイナンバーカード」「パスポート」など、本人の確認をできるものが必要ですので事前に用意しておきましょう。年金に関する確認・相談・手続きはすべて無料です。ただし、電話や通信にかかる料金は本人負担ですので注意してください。
加入履歴に「もれ」や「誤り」があった場合にはどうすればいいの?
ねんきん定期便やねんきんネットを確認して、年金の加入履歴に「もれ」や「誤り」を見つけた場合には、年金事務所や年金相談センターの窓口で相談します。間違いなく保険料を支払っているのに、履歴が「未納」や「未加入」になっていると年金が満額もらえない可能性が高まりますので、早急な対処が望まれます。
特に「転職が多い場合」「女性が結婚して退職し、姓が変わった場合」「名前の読みが難しい場合」には、「もれ」や「誤り」の発生する可能性が高くなります。当てはまる場合は十分注意して確認しましょう。
年金の加入履歴を確認し、安心した老後を迎えましょう
転職が多い場合などは、年金の加入履歴に「もれ」や「誤り」の発生する可能性が高まります。特に「未納」や「未加入」があると、年金が満額もらえない場合があるので注意が必要です。
定期的に通知される「ねんきん定期便」や日本年金機構が運営する「ねんきんネット」、または各地の「年金事務所」や「年金相談センター」の窓口で、年金の加入履歴は確認できます。「もれ」や「誤り」を訂正し、安心した老後を迎えましょう。
出典
日本年金機構 電話での年金相談窓口
日本年金機構 年金Q&A コールセンター(ねんきんダイヤル(0570-05-1165))の受付時間を教えてください。
日本年金機構 「ねんきんネット」によるご自身の年金記録の確認
政府広報オンライン 年金記録に「もれ」や「誤り」はありませんか?もう一度ご確認をお願いします
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部