更新日: 2024.05.08 iDeCo(確定拠出年金)
ママ友の間でiDeCoや新NISAの話が出ますが、iDeCoと新NISAの違いが分かりません。2つの違いを教えてください
老後の資金作りが課題となっている現代では、iDeCoと新NISAは大きな注目を集めています。しかし、資産形成に効果的であることは理解していても、iDeCoと新NISAの違いやそれぞれの特徴などは分からないという方も少なくないはずです。
そこで本記事では、iDeCoと新NISAの特徴を踏まえながら、2つの違いについて紹介します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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iDeCoとは?
iDeCoとは、個人型確定拠出年金という年金制度の一つです。国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せできる、私的年金に分類されます。
加入者の判断で掛金を拠出し、自分で運用することで資産形成を行います。掛金と運用益の合計が将来的に受給できる年金となり、運用方法や商品を選ぶのも加入者自身です。つまり、運用成績次第で受け取れる年金額は異なります。
税制面でさまざまな優遇がある点も、iDeCoの特徴です。掛金の全額が所得控除の対象になり、所得税や住民税を抑えられます。また、iDeCoで発生した運用益は非課税です。
iDeCoの注意点は運用方法や商品によって、元本確保ができない場合があることです。そのため、本当にiDeCoを利用すべきかは、リスクや税金控除によるメリットなど資産形成以外の部分も含めて総合的に判断する必要があります。
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新NISAとは?
NISAとは、少額投資非課税制度という意味です。投資信託の運用益には原則で約20%の税金が課せられますが、NISA口座を活用すれば一定額まで非課税になる点が特徴です。
2024年からはNISAが生まれ変わり、新NISAが実施されました。非課税保有限度額の拡大など従来のNISA以上にメリットが増えています。NISA口座の開設期間や非課税保有期間も無期限化され、今まで以上にNISAを始めやすくなると同時に長期運用がしやすくなりました。
新NISAでは従来のNISAから引き継いで、名前を変えたつみたて投資枠と成長投資枠があります。併用できなかったこれら2つの投資枠が併用可能となり、投資方法の選択肢が広がって資産形成がしやすくなりました。
iDeCoと新NISAの違い
iDeCoと新NISAはどちらも資産形成のための制度であり、税制優遇される特徴から混同する方も多いです。しかし、iDeCoは私的年金として老後資金を形成する制度であり、新NISAは得た運用益が一定額まで非課税になることで中長期の資産を形成する制度です。
また新NISAに年齢上限はなく、18歳以上であれば利用できる点に対し、iDeCoは私的年金制度であるために原則20歳から65歳までと制限されています。さらにiDeCoの場合は掛金が所得控除の対象となるため、運用益の非課税以外にも所得税や住民税が抑えられる点で節税効果があります。一方、新NISAには所得控除がなく、節税面においても違いがあります。
ほかにも投資限度額や運用期間も異なるので、詳しくは各公式サイトなどで確かめてみてください。
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iDeCoと新NISAは年齢制限のほか、節税効果も違う
iDeCoと呼ばれる個人型確定拠出年金は私的年金の一つで、掛金と非課税対象の運用益が将来受け取れる年金になります。少額投資非課税制度を指す新NISAは、NISA口座を活用することで一定額までの運用益が非課税になる制度です。
両者の分かりやすい違いは、利用可能な年齢と節税効果にあります。新NISAは18歳以上であれば利用でき、年齢の上限はありません。一方iDeCoは原則20歳から65歳までと制限があります。iDeCoの場合は掛金が所得控除の対象になるのに対し、新NISAには所得控除はありません。
両者の違いやメリット、デメリットなどをよく把握したうえで、資産形成のために利用することをおすすめします。
出典
国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト iDeCoってなに?
金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー