更新日: 2022.06.17 税金

【「消費税」導入から33年】日本で一番古い「税」って? どんなことに使われていたの?

【「消費税」導入から33年】日本で一番古い「税」って? どんなことに使われていたの?
子供のころは意識していなくても、仕事をして給料をもらうようになると身近になってくるのが税金です。「そもそも、どうして税があるのだろう」と疑問に感じたことがある人もいるかもしれません。そこで今回は、日本の歴史上最も古い税とはどのようなものか、それから税は現在に至るまでどのように変化してきたのかについて解説します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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税の歴史は国の歴史と同じくらい古い!

日本の税について最も古い記述は3世紀末ごろに書かれた中国の歴史書「三国志」にあります。その中の一般的に「魏志倭人伝」として知られている箇所、女王卑弥呼が治めていた邪馬台国で食物を税としていた、という旨の記述です。その後、645年の大化の改新によってより本格的な税の制度が作られました。このときの税の仕組みを「租・庸・調」と呼びます。祖は稲、庸は布、調は地方の特産物のことを主に指しています。
 
古代において税といえば食物や布などの「もの」か、あるいは「労働」によって納めるものでした。お金を税として納めるようになったのは室町時代からで、関所で支払う通行税がその始まりだったといわれています。明治時代になってからは「もの」や「労働」よりも金銭で納める税の方が主流になりました。
 
明治時代には地価の3%に課税がなされました。このことを地租改正と呼びます。そのほか、所得税や法人税も明治時代から始まりました。そして1989年からは消費税がスタートします。最初3%だった消費税は1997年には5%、2014年には8%、2019年には10%となりました。
 

昔の税金はどのように使われていたの?

日本で最初の本格的な税制度である「租・庸・調」は飛鳥時代の大化の改新に始まり、奈良時代の大宝律令によって完成しました。このとき、皇親や八位以上の役人は無税、庶民でも京都や奈良の近辺に住む人たちは庸・調の税が免除されていたといいます。
 
その理由は、この地域に住む庶民は普段から完成していない都の工事や寺院の建設といった労役に駆り出されることが多かったためだといわれています。つまり、古代において税が徴収される理由の主なものとして国内のインフラ整備があったということです。
 
このことは、お金で税金を納めるようになった現在でも変わりません。現在でももちろん、税金は国内のインフラ整備や警察、消防署、病院、ごみ処理施設といった公共サービスの提供を受けるために納めるものだからです。
 
昔はそうした税金の使いみちを決めるのは皇族や貴族といった人たちでした。しかし現在では、国会議員や地方議会議員の話し合いによって税金の使いみちが決められます。国会議員や地方議会議員は国民の投票によって選ばれるわけですから、つまりは国民自身が自分たちで自分たちの税の使いみちを決めているといえるでしょう。
 

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税の仕組みをよく理解しておこう!

税というのは国家が誕生したときからあるものです。人々が協力し合って生きていくために考えられた制度ともいえるでしょう。納税は国民にとって義務であるだけでなく、国民自身が公共サービスを受けるために行うものです。だからこそ、税の制度は時代の変化に応じて変わってきたのです。より暮らしやすい、よりよい社会を築くために、税の仕組みや使いみちについてよく理解しておきましょう。
 

出典

財務省 財務省キッズコーナーファイナンスらんど Q10 日本で一番古い税はどういう税ですか?
パブリネット 税の歴史(海外・国内)
国税庁 税の歴史
国税庁奈良時代の租・庸・調
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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