プロゴルファーの税金事情!副賞でもらった商品はどう扱われる?

配信日: 2023.04.13

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プロゴルファーの税金事情!副賞でもらった商品はどう扱われる?
「プロゴルファーが入賞してもらった賞金や副賞には、税金はかかるの?」
「税金の計算方法や、副賞がいらない場合はどうしているのかを知りたい」
  
ゴルフに興味があり、プロの試合を観戦する方には、このような疑問を持つ方がいるのではないでしょうか。プロゴルファーがもらう賞金は数千万円単位にのぼり、副賞でさえ、車や重機など高額なものが用意されています。
 
そのため、賞金や副賞の税金面はどうなっているのかに関心を持つ方もいるでしょう。本記事では、プロゴルファーがもらう賞金や副賞の税金事情、計算方法を紹介します。
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プロゴルファーがもらう賞金・副賞には税金がかかる?

結論から述べると、プロゴルファーが獲得した賞金や副賞には税金がかかります。
 
「〇〇選手が優勝賞金5000万円を獲得」などのニュースをよく見かけますが、実際はそのままもらえているわけではありません。
 
賞金から源泉徴収が行われ、残った金額が賞金獲得者の口座に振り込まれます。また、過去に贈られた副賞には下記のような賞品もありましたが、これらもすべて課税対象になります。
 

●ベンツやポルシェなどの高級車
●ショベルカー
●ボート
●グランドピアノ
●食品

 
食品では、お菓子10年分や米数百キログラム、牛1頭などが挙げられます。
 

ゴルフの賞金・副賞にかかる税金の種類と割合

プロゴルファーがもらう賞金・副賞はともに所得として扱われ、課税対象です。賞金はその金額に対して、そのまま税金が計算されます。
 
一方で副賞は、その商品の通常販売価格の60%相当額で評価されています。賞金・副賞が50万円以下の場合、源泉徴収は行われませんが、50万円を超えた場合は税率10.21%で課税額が計算されます。
 

プロゴルファーは多くの場面で経費がかかる

プロゴルファーは、優勝すれば多額の賞金・副賞をもらえる一方で、さまざまな場面で経費がかかります。
 
経費がかかる場面の一例として、以下が挙げられます。
 

●移動費
●宿泊費
●エントリー費
●キャディー費
●メンテナンス費
●消耗品費(クラブやボールなど)

 
(キャディーとは、競技者のバッグやクラブを運ぶ人物であり、プレイヤーに助言を与えたり、士気を鼓舞したりする役割を果たします)
 
賞金だけみれば夢のある職業です。しかし、実際にはかなりの経費がかかっているのです。
 
具体的にいうと、プロゴルファーが1試合に出場するには20〜40万円の経費がかかり、30試合出場するとなると、経費の合計は1000万円以上になるといわれています。
 
ただし、プロゴルファーは個人事業主にあたるため、賞金や副賞から経費を差し引いて、残った所得に対して税金がかかります。
 

賞金・副賞にかかる税金の計算方法

賞金・副賞にはどれほどの税金がかかるのかみていきます。
 
賞金に2000万円、副賞に1000万円で販売されている車をもらえたとしましょう。
 
副賞の評価額は販売価格の60%であるため、1000×60%=600万円が評価額です。
 
税額は(合計額-50万円)×10.21%で求められるため、以下の計算ができます。
 

1.合計額は、2000万円(賞金)+600万円(副賞の評価額)=2600万円
2.税額=(合計額-50万円)×10.21%であるため、(2600万円-50万円)×10.21%=260万3550円

 
単純に賞金・副賞のみから税金を算出した場合、約1割の税金がかかっていることになります。
 

ゴルフの副賞としてもらった車が不要の場合はどうする?

優勝経験が豊富なプロゴルファーは、副賞をもらう回数も当然増えます。その副賞が不要な場合はどうしているのでしょうか。
 
副賞が不要な場合、プロゴルファーは以下のどれかを選択するといいます。
 

●換金する
●知人や家族に譲る
●寄付する

 
副賞には数年分の食品や日用品が贈られることもあり、自分だけでは消費しきれない場合も多いようです。その場合、友人や知り合いに譲ったり、寄付したりするケースもあります。
 

プロゴルファーがもらっている賞金・副賞には約1割の税金がかかる

本記事では、プロゴルファーがもらう賞金・副賞にかかる税金について解説しました。
 
賞金・副賞には10.21%の税金がかかるため、額面通りもらえているわけではありません。
 
プロゴルファーが得た賞金には、どれほどの税金がかかっているのか、興味がある方は、本記事を参考にしながら、試しに計算してはいかがでしょうか。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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