更新日: 2023.05.19 その他税金

「自動車税」が高い!「軽自動車」に乗り換える以外に安くする方法はありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「自動車税」が高い!「軽自動車」に乗り換える以外に安くする方法はありますか?
毎年5月になると話題になる自動車税。負担が重い、どうにか安くならないのかと考える人も多いのではないでしょうか。自動車税を安くする方法の1つとして、軽自動車に乗り換える方法もあります。ただし車内の広さなどもあり普通車を選ぶ人も少なくありません。
 
そこで、本記事では軽自動車に乗り換える以外に、自動車税を安くする方法はあるのか解説します。今回は営業用車を含めず、2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた自家用車の場合で考えます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

自動車税の税額

自動車税は、毎年4月1日時点の自動車の所有者に対して課される税金です。2019年10月1日の法改正により「自動車税」は「自動車税種別割」、軽自動車税は「軽自動車税種別割」となりました。また、総排気量によって異なるものの、2019年10月1日の法改正によって自動車税種別割は引き下げられました。
 
税額は自動車の種類、総排気量、用途等によって決められています。例えば、2019年10月以降に新車として購入された、総排気量が「1000cc超1500cc」の自家用車の場合は3万500円です。また、軽自動車税種別割は自家用車の場合一律1万800円です。
 

自動車税を安くするには?


 
毎年5月になると「自動車税の納付通知書が届いた」「自動車税が高い!」「やっぱり車を持つと維持費がかかる」などと話題になることも多いです。
 
自動車だけでなく食料品の値上げなど家計の負担は年々増加していることもあり、自動車税の負担を少しでも減らしたいと考える人も少なくありません。自動車税を安くする手段として有名なのは、軽自動車への乗り換えです。
 
普通車以上の自動車税種別割の場合は総排気量等によって金額が変わり、「2500cc超3000cc以下」だと5万円かかります。一方で軽自動車は一律1万800円のため、約4万円の差が発生します。
 
「維持費を安く抑えるなら軽自動車を選んだほうがいい」などと言われるのは、税金の負担感の違いも大きく影響していると考えられます。特に車種にこだわりがなく「とにかく毎日乗れたらいい」と考える場合は問題ないかもしれません。
 
ただし車内が狭くて荷物を多く積めない、幼い子どもがいるので安全面に不安があるなどの理由で軽自動車を敬遠するケースもあります。「自動車税を安くしたいけど軽自動車は避けたい」といった場合はどうすればいいのでしょうか。
 
主に下記2つの方法があります。
 

●排気量の少ない車を選ぶ
●マイカーをやめる

 

排気量の少ない車を選ぶ

自動車税は排気量の大きさによって税率が変わります。税金を安く抑えるには、できる限り排気量が少ない車を選びましょう。
 

マイカーをやめる

仕事や子どもの送迎などで毎日車を使うわけではない、多くても週1回程度といった場合は、思い切ってマイカーをやめるのもひとつの方法です。
 
車の維持費にかかるのは自動車税だけではありません。駐車場代やガソリン代、メンテナンス代、車検代などさまざまなお金がかかります。仮に毎月3万円かかる場合は年間で36万円の負担となり、家計への影響は無視できません。特に大きなこだわりがなければ、レンタカーやカーシェアで「使いたい時に借りる」形にして、車の所有をやめるのも検討してみましょう。
 
毎回レンタカーやカーシェアの手続きがめんどうくさい、やっぱり自分専用の車がほしい場合は、カーリースの利用もおすすめです。車検はリース会社に任せることができ、自動車税などの維持費は毎月の利用料に含まれていることが多いため、さまざまな手続きにかかる時間や手間を省けるメリットがあります。
 

まとめ

今回は軽自動車に乗り換える以外に自動車税を安く抑える方法はあるのか解説しました。
 
完全に負担をゼロにすることは難しいですが、普通車の場合でも排気量が少なく環境に配慮された性能を持つものを選ぶと、税負担を抑えられる可能性があります。日常生活であまり車を使う機会がない場合は、レンタカーやカーシェアなど車を持たない選択肢も考えてみてもいいかもしれません。
 

出典

総務省 自動車税

総務省 自動車税・軽自動車税種別割

総務省 2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集