軽自動車は排気量が小さくランニングコストが良いけど、普通自動車と比較して「税金」はどれぐらい違う?
配信日: 2024.08.17
しかし、具体的に軽自動車と普通自動車でどれぐらい差があるのか、気になる方も多いでしょう。今回は軽自動車と普通自動車にかかる税金について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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普通自動車と軽自動車の税金を比較
車の維持費として、ガソリン代や自賠責保険料のほかにも、「自動車税」と「自動車重量税」の2種類の税金がかかります。
自動車税は自動車の排気量などに応じて課せられる税金で、自動車重量税は自動車の車両重量などに応じて課せられる税金です。こちらでは、普通自動車と軽自動車の税金を比較します。
普通自動車と軽自動車の自動車税
普通自動車(自家用車)の自動車税は、以下の通りです。
表1
総排気量 | 令和元年10月1日以降 初回新規登録 |
令和元年9月30日以前 初回新規登録 |
---|---|---|
電気自動車 | 2万5000円 | 2万9500円 |
1リットル以下 | 2万5000円 | 2万9500円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 3万0500円 | 3万4500円 |
1.5リットル超~2リットル以下 | 3万6000円 | 3万9500円 |
2リットル超~2.5リットル以下 | 4万3500円 | 4万5000円 |
2.5リットル超~3リットル以下 | 5万円 | 5万1000円 |
3リットル超~3.5リットル以下 | 5万7000円 | 5万8000円 |
3.5リットル超~4リットル以下 | 6万5500円 | 6万6500円 |
4リットル超~4.5リットル以下 | 7万5500円 | 7万6500円 |
4.5リットル超~6リットル以下 | 8万7000円 | 8万8000円 |
6リットル超 | 11万円 | 11万1000円 |
出典:東京都主税局「自動車税種別割」筆者が作成
一方、軽自動車の自動車税は一般的に四輪の自家用乗用車(エコカー減税適用なし)で、約7200円〜1万2900円です。普通自動車は最低でも2万5000円ですが、軽自動車の場合は普通自動車の半分程度です。自動車税は毎年発生するため、年間で1万円以上のコスト削減につなげられるでしょう。
普通自動車と軽自動車の自動車重量税
継続検査当時における自動車重量税の税額は、主に以下の通りです。
表2
車両重量 | エコカーの自動車税重量税 | エコカー外の自動車税重量税 |
---|---|---|
0.5トン以下 | 5,000円 | 8200円〜1万2600円 |
0.5トン超~1トン以下 | 1万円 | 1万6400円〜2万5200円 |
1トン超~1.5トン以下 | 1万5000円 | 2万4600円〜3万7800円 |
1.5トン超~2トン以下 | 2万円 | 3万2800円〜5万400円 |
2トン超~2.5トン以下 | 2万5000円 | 4万1000円〜6万3000円 |
2.5トン超~3トン以下 | 3万円 | 4万9200円〜7万5600円 |
出典:国土交通省「自動車税重量税額について【継続車検を受ける場合】」を基に筆者が作成
※エコカー減税を適用しない場合の金額
一方、軽自動車の自動車税重量税(2年自家用車)は、5000円〜8800円であるため、軽自動車のほうが1万円〜2万円程度安く済ませられるでしょう。
長く乗るなら軽自動車が低コスト
軽自動車を選べば、両方の税金を合わせて年間2万円〜3万円程度費用を抑えられる可能性があるため、乗る期間が長いほど税金面で有利といえます。また、軽自動車は車両価格も安い傾向にあるため、維持費を抑えて車に乗るなら軽自動車がおすすめです。
出典
東京都主税局 自動車税種別割
国土交通省 自動車重量税額について【継続車検を受ける場合】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー