更新日: 2019.01.08 株・株式・FX投資
株式投資の敷居は低くなりつつある。少額投資が可能なスマホ証券も登場
Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。
売買単位を100株に統一へ
個別株式に投資する目的は、資産運用というより、その企業の成長を応援することという投資家も多いと思います。事業の利益が上がり配当金を得る。企業が成長して株価が上がる。応援が終了したら売却して、次に応援する企業を見つける、といった様相です。企業の方も株主はファンだと意識していますから、自社製品を株主優待などで知ってもらい、応援し続けてもらうように努力します。長期保有の株主を優待で差別化する傾向が強くなっています。
6月は株主総会が数多く開催されます。物言う株主にとっては、絶好の経営参加の場です。また経営方針などを直に聞くことは、ファンを続けるか否かの判断材料になります。株主になることの面白さは株主総会に参加することにあると思います。応援したい企業があっても、株主総会で議決権を行使するためには、売買単位株数が必要です。全国の証券取引所に上場している会社の82.9%が100株単位で、残りの17.1%が1000株単位なのですが(2017年5月1日現在 JPX HPによる)、2018年10月までに全てを100株単位に統一することが決まっています。最近この流れが加速していますので、1000株が必要という理由で敷居が高かった企業にも門戸が開かれます。例えば東レ。炭素繊維が航空機の素材に使用され、ユニクロとの提携など多分野で利益を上げています。株価は約930円。3月までは売買単位が1000株でしたので、必要資金は93万円でした。4月からは100株単位で取引できるようになりましたので、10万円弱で株主になれます。このように売買単位が小さくなったことで、株価の高い企業にも投資しやすくなりました。
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・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
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株式を小分けにした商品も登場
またフィンテックの登場で、株式投資が簡単に、より少額から出来るようになりました。たとえば、「One Tap BUY」というネット証券会社がありますが、この会社はスマホでの取引に特化しています。トップ画面で銘柄を選び、投資金額を設定すると、購入時の株価などの確認画面が表示され購入することができる。3タップで株式投資が出来るという優れものです。顧客の大半は20~30代の投資初心者だそうです。操作が簡単だけでなく、1000円から投資出来るという点が斬新です。会社が仕入れた株式を小分けして販売していますので、銘柄数は30社に限定されています。
今後、株式投資家の裾野を広げる動きは加速すると思います。短期売買ではなく、中長期的に保有する個人投資家が増えることを期待したいところです。
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