「農地転用」にはどのくらいの費用がかかるの?住宅地にして売却するメリットと手続きの流れを教えてください。

配信日: 2025.04.29

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「農地転用」にはどのくらいの費用がかかるの?住宅地にして売却するメリットと手続きの流れを教えてください。
所有している農地を、住宅地に転用したうえで売却することを検討している方もいるでしょう。農地転用は、資産価値の向上につながる土地の有効的な活用方法の一つです。
 
当記事では、農地転用にかかる費用や住宅地にしてから売却するメリット、手続きの流れを詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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農地転用とは?

農地転用とは、農地を住宅地や駐車場など、農地以外の用途に転換することです。
 
農地は「農地法」という法律によって、原則として農地以外の目的で利用することを禁止されています。そのため、農地転用を行う際には、都道府県知事または農業委員会への許可申請が必要です。
 
ただし、市街化区域内の農地を転用する場合は、農業委員会への届出のみで農地転用ができる可能性もあります。
 

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農地転用にかかる費用

農地転用をする際、申請自体に費用はかかりませんが、土地の登記事項証明書などの必要書類を発行する手数料や地図・図面を用意する場面で費用が発生します。相場としては、5000円〜1万円程度です。
 
また、農地転用は、スムーズに手続きを進めるために、専門家へ一任されるケースも多いです。行政書士に農地転用の許可申請を依頼する際は、10万〜15万円、市街化区域内の届出は、5万円程度が相場となっています。
 
なお、農地転用した土地を住宅地にする場合は、さらに数十万円〜数百万円の造成費用がかかることも念頭におきましょう。
 

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農地転用で住宅地にするメリット

所有している農地を住宅地へ転用すると、以下のメリットがあります。
 

・資産価値の向上
・新たな収入源の確保
・相続税対策

 
農地のままで置いておくよりも、住宅地へ転用したほうが、資産価値は高くなります。賃貸住宅や駐車場として利用すれば、新たな収入源の確保が可能です。
 
また、農地の相続税には、納税猶予や軽減措置がありますが、適用要件が複雑になっています。そのため、農地を住宅地に転用することで、土地を自由に活用できる点もメリットといえるでしょう。
 

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農地転用の手続きの流れ

農地転用するには、農地が所在する市町村の農業委員会を経由して、都道府県知事へ届出を提出し許可を受けます。手続きの流れは、以下のとおりです。
 

1.土地の登記事項登録書や地図などの提出物を揃える
2.自治体のホームページから農地転用届出書をダウンロードし、記入する
3.市役所(区役所)の窓口へ提出する

 
なお、市街化区域内の農地転用では、あらかじめ農地が所在する市町村の農業委員会に、届出と必要書類を送付しておく必要があります。住宅地にする場合は、農地転用の許可が下りたあとに、地目変更登記や造成工事などを行う流れになります。
 

農地転用や住宅地への変換で賢く土地活用しよう

農地転用して住宅地にすると、資産価値の向上や新たな収入源の確保といった点でメリットがあります。
 
農地転用の費用としては、必要な書類の手配に約5000円、行政書士へ依頼する場合は、10万〜15万円程度かかってきます。自身で申請する際は、農地転用届出書と必要な書類を揃えて、市役所の窓口へ提出してください。所有する土地は賢く活用し、豊かな暮らしを実現しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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