株や投資信託で損をしない方法
配信日: 2017.09.24 更新日: 2019.01.08
このやりとりは誰にとっても好ましくないでしょう。これを回避する方法・考え方をご紹介しましょう。
Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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投資したお金を下回ったときに換金する必要はない
一番簡単なのは、買い付けた金額を下回ったときに損失を確定させなければいいのです。買い付けた翌日から、値動きをチェックしていけば、金融商品ですから値下がりが続くこともあります。皆さんはその値動きの中で、購入時よりも値上がりすることを期待して投資したと思いますが、値上がりするということは値下がりすることもあって当然です。
それが怖ければそれこそ元本が動かないものに投資すればいいのですが、そうすれば手数料分だけが確実にマイナスになります。
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強烈に人気が出る商品は、逆もありうると認識すべき
ここで必ず出る質問が、「そうはいっても買ったとたんに下げ止まらないということも起こりうる。その場合はどうすればいいか」というものです。
確かにそういったケースもありますよね。それが嫌ならば、そのような性格の商品を避ければいいのです。例えば個別銘柄、或いはテーマ性の強い投資信託。これらは、強烈なスポットライトが当たって買いが集中するときがありますが、逆に相場からそっぽを向かれたら下げ止まらなくなる可能性があります。
いったんこのようなトレンドに入ってしまうと、また復活するのは相当時間がかかるか、復活しない可能性も考えられますので、循環性のあるもの、シンプルな商品にしてはどうでしょうか。
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循環性のある商品を選べば2周目・3周目の上昇時に利益確定
すなわち単純なインデクスファンドです。日経225とかNYダウといったシンプルなインデクスファンドであれば循環性がありますから、最初は売却したいと思った時に思ったように基準価額が上昇していなければ、見送ればいいだけです。次の循環で大きく上昇するのを楽しみに待ってはどうでしょうか。これができる条件としては、「余裕資金」を振り向けることです。
是が非でも、「いつまでに〇%のリターンを上げてもらわないと困る」といったスタンスで臨むことはストレスをため込むだけです。