空き家になった実家を売りたいのですが、タンスや家電、仏壇まで残っています。片付けに「数十万円」かかるなら、そのまま売り出しても問題ないのでしょうか?

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空き家になった実家を売りたいのですが、タンスや家電、仏壇まで残っています。片付けに「数十万円」かかるなら、そのまま売り出しても問題ないのでしょうか?
相続などで実家が空き家になったものの、タンスや食器棚、大型家電、仏壇などが残ったままで、「片付けるだけで数十万円かかる」と聞いて困っている人もいるでしょう。
 
「そのまま売り出せるなら、できるだけ費用をかけたくない」と考えるのは自然なことです。しかし、売却方法によっては、残置物が売却価格や売れやすさに影響する場合があります。
 
本記事では、空き家を残置物ごと売却できるのか、片付けるべきケースとそのままでもよいケース、仏壇を処分する際の注意点について解説します。
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家具や家電が残ったままでも空き家は売却できる?

家具や家電が残ったままでも空き家を売却することは可能です。法律で「残置物を全て処分しなければ売却できない」と決められているわけではありません。そのため、不動産会社に相談すれば、現状のままで売り出せるケースもあります。
 
ただし、一般の個人が購入する住宅では、室内が片付いているほうが内覧時の印象は良くなります。家具が多く残っていると部屋が狭く見えたり、傷や汚れの確認がしにくかったりするため、購入希望者が減ってしまうことがあります。
 
一方、不動産会社による買取や、リフォーム・解体を前提とした事業者への売却では、残置物があってもそのまま買い取ってもらえる場合があります。ただし、残置物の処分費用などを考慮して査定額が決まることがあり、売却価格が低くなる可能性もあります。
 
「片付けなくても売れる」ことと、「高く売れる」ことは必ずしも同じではない点を理解しておきましょう。
 

仏壇や思い出の品はどのように扱えばよい?

家具や家電と違い、仏壇は慎重に扱いたいと考える人が多いでしょう。仏壇を処分する際は、菩提寺や寺院に相談し、「閉眼供養(閉眼法要)」と呼ばれる法要を行ったうえで処分するケースが一般的です。
 
なお、呼び方や考え方は宗派によって異なります。宗派によって考え方は異なるため、まずは菩提寺へ相談すると安心です。
 
また、位牌や遺影、アルバムなど、思い出の品は後から取り戻すことができません。売却準備を進める前に、必要なものと不要なものを家族で確認しておくことが大切です。特に相続した実家では、兄弟姉妹や親族の思い入れが異なることがあります。「勝手に処分した」と後からトラブルにならないよう、事前に話し合っておくことをおすすめします。
 

片付け費用をかけるか、そのまま売るかの判断ポイント

片付け費用が数十万円になると、「そのまま売ったほうが得ではないか」と考えるかもしれません。実際には、売却方法によって判断が変わります。
 
一般の買主に少しでも高く売りたいのであれば、最低限の片付けを行うほうが有利です。全ての家具を処分できなくても、生活用品や不要な荷物を整理するだけで室内が広く見え、内覧時の印象が改善されることがあります。
 
一方、築年数が古く、リフォームや建て替えを前提とした物件であれば、不動産会社や買取業者へ現状のまま売却するという選択肢もあります。
 
片付け費用は抑えられますが、残置物の処分費用などが査定額に考慮されることもあるため、どちらが最終的に手元に残る金額が多いのかを比較することが重要です。
 
また、遺品整理業者や不用品回収業者によって料金は大きく異なります。複数社から見積もりを取り、不動産会社にも「片付けた場合と現状のまま売却した場合の査定額」を確認すると、判断しやすくなるでしょう。
 

売却方法に合わせて準備すれば負担を抑えられる

空き家は、家具や家電が残った状態でも売却することは可能です。しかし、一般の買主へ売却する場合は、片付けを行ったほうが売れやすくなり、希望価格に近い金額で売却できる可能性があります。
 
一方で、処分費用が高額になる場合は、現状のまま買い取ってくれる不動産会社や買取業者へ相談する方法もあります。仏壇や思い出の品については、家族と相談しながら丁寧に整理を進めることが大切です。
 
まずは不動産会社へ査定を依頼し、「片付けて売る場合」と「そのまま売る場合」の違いを確認してみましょう。それぞれの費用や売却価格を比較することで、自分にとって納得できる売却方法を選びやすくなります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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