金価格が「グラム約3万円→2万円ちょい」に下落し、友人は「100万円分」を“今がチャンス”と購入!「倍になれば200万円」と言いますが、毎日“微妙な増減”の繰り返し…本当に今が買い時でしょうか?

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金価格が「グラム約3万円→2万円ちょい」に下落し、友人は「100万円分」を“今がチャンス”と購入!「倍になれば200万円」と言いますが、毎日“微妙な増減”の繰り返し…本当に今が買い時でしょうか?
「金は値上がりしている」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、最近は高値からは下がってきています。
 
そんな中、友人から「安くなった今がチャンス。100万円分買って、将来価格が2倍になれば200万円になる」と言われると、購入したくなるかもしれません。
 
しかし、「大きく下がった=買い時」と単純に判断してよいのでしょうか。本記事で解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/ITパスポート/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

金価格は3万円程度から2万2000円台まで下落

田中貴金属によると、金の店頭小売価格(税込)は2026年3月に約3万円の高値を付けたこともありました。ところが、その後は価格が下落し、8月には2万2000円台の日も数日ありました。
 
その後はやや上昇傾向にあったものの、9月上旬から中旬には2万3000円~2万5000円程度で推移しています。このように、金価格はわずか数ヶ月でも数千円単位で動いており、金も決して価格が安定している資産ではないといえるでしょう。
 

金価格が動く主な要因は?

金価格は、さまざまな要因によって動きます。代表的なのが米国の金利やドルの動向です。金そのものには、預金の利息や株式の配当のような定期的な収益がありません。そして、金利が上昇すると、利息を生まない金の相対的な魅力が低下し、価格の下落要因になることがあります。
 
さらに、日本で金を購入する場合は為替相場も重要です。国際的な金価格が同じでも、円高になれば円建ての金価格には下落圧力がかかることが想定されます。
 

大きく値下がりした今は買い時?

それでは、以前より大幅に値下がりした現在は「買い時」なのでしょうか。確かに、最高値だったときより安く購入できることは事実です。
 
仮に1グラム2万円のときに手数料などを考慮せず100万円分購入すれば、50グラム保有できます。その後、金価格が1グラム4万円になれば、単純計算で200万円です。100万円の利益になるため、非常に魅力的に見えるでしょう。
 
しかし、「3万円から2万円に下がったから、次は4万円になる」とは限りません。1万8000円、1万5000円とさらに値下がりする可能性もあります。今の価格が割安なのか、それともさらに下落する途中なのかを正確に判断することは簡単ではないでしょう。
 

100万円を一気に買わず「積立」という方法も

「金を持っておきたいけれど、今が底値なのか分からない」という場合は、100万円を一度に投資する必要はありません。例えば100万円を10回に分けて10万円ずつ購入するといった方法も有効です。
 
定額を定期的に購入すると、価格が高いときには少ない量を、安いときには多い量を購入することになり、一括購入と比べて買った直後に大きく下落したというタイミングのリスクを抑えやすくなります。
 
一方で、購入後に金価格が一貫して上昇すれば、最初に100万円を一括投資したほうが利益は大きくなります。積立は利益を増やすための方法というより、購入時期を分散する方法として考えるとよいでしょう。
 

金投資に向いているのはどんな人?

金は、株式とは異なる値動きをすることがあるため、資産を分散する目的で保有する選択肢があります。そのため、「預金と株式だけなので資産を分散したい」「短期的な値上がりではなく長期間保有したい」と考えている人には選択肢になるでしょう。
 
一方、「100万円を短期間で200万円にしたい」という目的で購入する場合は注意が必要です。金には配当や利息がなく、利益を得るには基本的に購入価格より高く売却する必要があります。また、今後、金の価格が上昇するかどうかは誰にも分かりません。
 

まとめ

金価格は、2026年3月に1グラム約3万円でしたが、8月には2万2000円台まで下落しました。その後は反発し、9月の上旬から中旬には2万3000円~2万5000円程度で推移しています。
 
仮に1グラム2万円で100万円分購入し、4万円まで上昇すれば、単純計算では200万円になります。しかし、今後4万円になる保証はなく、さらに値下がりするかもしれません。
 
「下がったから買う」のではなく、金を保有する目的や資産全体に占める割合を考えることが重要です。一括購入が不安なら積立で購入時期を分散するなど、価格を予想することに頼りすぎない投資方法を検討するとよいでしょう。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/ITパスポート/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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