娘の“大学費用500万円”のため、中学生からNISAで「オルカン月5万円」の予定が、妻に「年7%でも間に合わない」と言われた! 小学生なら「月2万3000円」で済む? 運用結果を試算

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娘の“大学費用500万円”のため、中学生からNISAで「オルカン月5万円」の予定が、妻に「年7%でも間に合わない」と言われた! 小学生なら「月2万3000円」で済む? 運用結果を試算
子どもの大学進学に備えて、毎月NISAでの積み立てを検討中の家庭もあるでしょう。例えば、500万円を目標に、中学校入学から大学入学までの6年間、毎月5万円を積み立てれば、元本だけで360万円になります。
 
本記事では、目標の500万円に対しNISAで毎月5万円を積み立て、年間の利回り7%で運用した場合、6年間でいくらになるのか、また、小学1年生から積み立てる場合はいくら必要なのかを解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/ITパスポート/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

中学生から月5万円でも500万円には届かない?

まずは、中学校入学から大学入学までを6年間として、毎月5万円を積み立てるケースを考えてみましょう。投資元本は、5万円×12ヶ月×6年間=360万円です。
 
これを年7%で運用し、毎月複利で増えると仮定すると、6年後は約445万円になります。元本360万円に対して約85万円増えるものの、目標の500万円には届きません。
 

小学1年生からならどうなる?

それでは、積立開始を小学1年生まで早めるとどうでしょうか。大学入学まで12年間あるとして、毎月2万3000円を積み立てると、元本は2万3000円×12ヶ月×12年間=331万2000円です。
 
同じく年平均7%で運用できたと仮定すると、12年後は約512万円になります。目標の500万円を上回る計算です。
 
中学生からなら毎月5万円を積み立てても約445万円なのに、小学1年生からなら半分以下の月2万3000円でも約512万円になります。これは、早く始めることで積立期間が長くなるだけでなく、運用によって得た利益がさらに利益を生む複利の効果を長期間利用できるためです。
 

オルカンの利回りは確定ではない

ただし、ここで注意したいのが年7%という前提です。オルカンとは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のことで、日本を含む世界各国の株式へ幅広く投資する投資信託です。
 
オルカンの過去の実績ですが、年間で20%以上上昇する年もあれば、下落する年もありました。12年間の平均リターンが想定を下回れば、大学入学時に500万円へ届かない可能性もあります。
 
したがって、「月2万3000円積み立てれば500万円を確実に準備できる」のではなく、あくまで年7%で運用できた場合のシミュレーションとして考えることが大切です。
 

大学費用だからこそ長く運用するメリットがある

それでも、小学1年生から準備することには大きなメリットがあります。
 
中学生から始める場合は大学入学まで6年間ですが、小学1年生なら12年間あります。長期間積み立てることで、高いときにも安いときにも継続して購入でき、特定のタイミングで一括投資するより購入時期の分散が可能です。
 
また、途中で大幅な株安が起きた場合でも、大学入学まで時間が残っていれば、相場の回復を待てる可能性があります。もちろん、「長期間なら必ず元本割れしない」という意味ではありません。大学費用には「18歳ごろに必要になる」という期限がある点にも注意が必要です。
 

教育資金は分散して準備しておくのも選択肢の1つ

教育資金を運用する場合、積み立て方だけでなく、出口戦略も重要です。例えば、娘が17歳になったときに500万円近くまで増えていても、その直後に世界的な株安が起き、大学入学時に400万円まで減ってしまえば困ります。
 
そのため、大学入学が近づいてきたら、必要になる時期に合わせて一部を現金化することも選択肢の1つです。また、最初から「預金かオルカンか」の二択にする必要もありません。
 
例えば、教育費の一部を預金で確保し、残りをオルカンで積み立てる方法も考えられます。運用で増やすことだけでなく、「必要なときに必要な金額を確保できるか」という視点が教育資金では特に重要でしょう。
 

まとめ

今回のシミュレーションでは、中学校入学から毎月5万円を6年間積み立てて年平均7%で運用できた場合、500万円には届きませんでした。一方、小学1年生から毎月2万3000円を積み立てれば、年7%の想定では約512万円になります。
 
ただし、オルカンの年7%は保証された利回りではありません。大学費用は、使う時期が決まっているからこそ、預金も組み合わせ、大学入学が近づいたら必要資金を徐々に現金化するなど、運用期間だけでなく出口まで考えて準備することが大切です。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/ITパスポート/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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