更新日: 2019.01.10 NISA
失敗しにくい仕組みの「つみたてNISA」その理由と簡単な始め方を教えます。
このNISA、2018年から大きな変更があります。それは「つみたてNISA」が始まることです。このつみたてNISA、投資をしたことがないけど何に投資をすれば良いか分からなくて怖いという方にこそ始めていただきたい制度です。むしろ資産運用経験者から見ると過保護すぎるくらいにできるだけ上手く運用できるように仕組みや運用商品を制限しているものです。
そんなつみたてNISAについてご案内します。
Text:清水斐(しみず あや)
住宅ローンアドバイザー
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
高専・大学を卒業後Webの制作会社を経て企業系ファイナンシャル・プランナーとなり30歳で独立。現在長野県佐久市に事務所を構えて長野・東京で活動中。主に30~40代、同年代の子育て・住宅購入世代に対して「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念としている。
http://www.fp-saku.com/
そもそも「NISA」や「つみたてNISA」はどんなもの?
NISA(少額投資非課税制度)は専用口座の中で株や投資信託で資産運用を行い、運用益に対し本来課税される約20%の税金が非課税という制度です。通常であれば100万円運用して150万円になったら運用益50万円のうち約10万円が税金として徴収されますが、NISA口座の中での運用だと運用益50万円全部自分の資産となります。
つみたてNISAも非課税であることは同じですが、毎月購入などの積立の設定をあらかじめ行うことが必要となっています。
また、1年間の投資可能額・非課税期間にも制限があり、NISAは年間120万で5年間、つみたてNISAは年間40万で20年間となっています。
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つみたてNISAはなぜ初心者向き?
NISAは本来掛かる税金が掛からなくなるだけで投資先は株式・投資信託など通常の資産運用と同じように自分で選択する必要がありました。つみたてNISAは投資先を長期の積立投資をするのに適していると金融庁が推奨した一定の基準をクリアしている投資信託のみです。更に口座をもつ証券会社ごとに更に絞り込んでいるので選択肢が少なく選びやすいという特徴があります。
また、積立の設定を最初にする必要があるのでその最初の設定をすると放っておいても資産運用ができます。運用資産は銀行から毎月引き落とす設定ができますので証券口座へお金を移す手間もありません。
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つみたてNISAで資産運用を上手くする方法
では、実際に「つみたてNISA」を使って運用を開始するまでの方法をご案内します。
(1)先ずはつみたてNISAの口座を開設しましょう。
口座を作るのは銀行口座と同じく手数料は不要です。
(2)自分の積立額を設定しましょう。
つみたてNISAは、年間40万円までなので毎月だと3.3万円が上限です。
3.3万円以内で自分の積立額を設定しましょう。毎月でない設定もできますが最初は毎月がおススメです。リスク性資産での運用なのでこのお金は10年以上先に使う予定のものが良いでしょう。あまり直近で使う予定のあるものは適していません。
(3)毎月の積立金額の中で資産の分散を行いましょう。
株式や債券、国内のものや海外のものなど投資対象が違うものに分けて積み立てを行いましょう。毎月3万円積み立てを行うのであれば1万円×3種類や5,000円×6種類などです。どうすれば良いか分からない場合はバランス型といわれる1つで資産の分散ができる投資信託1本を選択しましょう。
いかがでしょうか。
文章ですと、まだ難しいかも知れません。ただ、このつみたてNISAは、失敗しにくい仕組みになっています。投資の始めの一歩として、先ずはトライしていただければと思います。
Text:清水 斐(しみず・あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者、
住宅ローンアドバイザー