SMBCモビットの増額審査の流れとは？ 限度額を上げるポイントと審査基準を解説

「SMBCモビット」を利用中、契約している利用限度額では足りないということは十分にあり得ます。その際、他のカードローンを新たに申し込む方法もありますが、これまでの利用実績があるSMBCモビットに増額を申し出るほうが、短時間で手続きが完了する可能性があります。
 
この記事では、SMBCモビットの増額審査の流れや総額のポイント、審査基準について詳しく解説します。SMBCモビットを利用している中で増額を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

SMBCモビット増額審査の流れ

SMBCモビットの利用限度額の増額を希望する場合は、SMBCモビット公式のスマホアプリや会員専用サービス「Myモビ」、電話による「借入相談」にて申し込みできます。
 
特に、SMBCモビット公式のスマホアプリや会員専用サービス「Myモビ」からの増額申込であれば、電話や郵送物なく申し込みから審査結果までWebで完結します。
 
増額申し込みにより以下に該当する場合は、申込手続き完了後に収入を証明する資料を提出します。
 

●希望の借入額が50万円を超える場合
 
●SMBCモビットの契約金額と他の貸金業者から借りている分も合わせて100万円を超える場合

 
公式サイトでは明確にされていませんが、上記以外で収入を証明する資料の提出を求められる場合もあります。SMBCモビットで認められている収入を証明する資料（写し）は、以下のとおりです。
 

●源泉徴収票
 
●税額通知書
 
●所得証明書
 
●確定申告書
 
●給与明細書

 
給与明細書は「直近2ヶ月分」が必要であり、さらに賞与支給もある場合は、年間賞与額がわかる賞与明細書も必要です。書類提出完了後に審査が行われます。
 
審査内容や提出された書類の内容によっては時間がかかる場合があるため、余裕がある間に増額申込の手続きをしておきましょう。
 
審査に通れば、利用限度額変更の契約手続きとなります。
 

SMBCモビット増額審査の基準

SMBCモビットの利用限度額は、以下の状態の場合は増額の申し込みができます。
 

●SMBCモビット公式スマホアプリのトップ画面「利用可能額」の下に「限度額増額の申込」のボタンが表示されている
 
●会員専用サービス「Myモビ」のトップ画面に「増額審査を申し込む」と表示されている

 
SMBCモビットが申告された年収などをもとに「利用限度額を増額できそうだ」と判断した場合、利用限度額の増額申込が表示される可能性が高いです。
 
「利用限度額を増額できそうだ」と判断される基準としては「これまで遅れずに返済している」、「現在のSMBCモビットで契約した利用限度額と他の貸金業者の借り入れの合計額が、申告された収入の3分の1未満である」等が一般的です。
 

審査基準（1）返済実績

利用限度額増額には、「これまで遅れずに返済している」という返済実績が必要不可欠です。具体的な期間は明言されていませんが、少なくとも6ヶ月以上を目安にしておくとよいでしょう。
 
そしてSMBCモビットのみ、遅れずに返済していれば良いということではありません。万が一他社の返済が遅れている場合は、SMBCモビットの利用限度額を増額できない可能性が高いです。つまり「全ての借入金で遅れずに返済していること」が、SMBCモビットの利用限度額増額では大前提となります。
 

審査基準（2）総量規制内

SMBCモビットは貸金業法に則って事業を行う貸金業者であるため、SMBCモビットで契約した「現在の利用限度額」と「他の貸金業者の借り入れの合計額」が、申告された収入の3分の1を超える場合は増額できません。
 
SMBCモビットでは、年収の変動や他社の借入状況がわからないため、申告された内容に変動がなければ利用限度額が増額できる場合に、「利用限度額の増額申込」が表示されており、審査では収入と他社の借入状況をしっかり確認します。
 

SMBCモビット増額審査通過のポイント

SMBCモビットの利用限度額増額の審査では、一般的には以下の確認がされます。
 

●返済実績
 
●年収
 
●他社の借入残高

 

SMBCモビットの増額審査通過のポイント（1）返済実績

SMBCモビットでは自社の返済実績はすぐに把握できますが、他社の返済状況はわからないため、個人信用情報にて確認します。
 
SMBCモビットは株式会社日本信用情報機構と株式会社シーアイシーに加盟していますが、個人信用情報機関は情報共有ネットワークを持っているため、未加盟の全国銀行信用情報センターの信用情報もある程度把握できます。つまり、SMBCモビットでは、全ての借入状況や返済状況を把握できます。
 
なお、携帯電話端末の分割払いや家賃保証会社の保証も個人信用情報機関に登録されている場合があるため、これらの支払いが遅れた場合もSMBCモビットの利用限度額増額の審査で落とされる可能性があります。
 

SMBCモビットの増額審査通過のポイント（2）年収

SMBCモビットは貸金業法により、年収の3分の1を超える融資ができないため、必ず年収を確認します。
 
年収が増加している場合、SMBCモビットの利用限度額を増額できる可能性は高く、年収が減少している場合は、SMBCモビットの利用限度額増額を希望していても減額される可能性があります。
 
新規申込時は年収300万円、現在のSMBCモビットでの利用限度額が100万円を例に詳しく見ていきます。現在の年収も300万円のままである場合、利用限度額は年収の3分の1であるため、利用限度額の増額を希望しても通らない可能性が高いです。
 
現在の年収が450万円である場合は、450万円÷3＝150万円となるため、利用限度額を50万円増額できる可能性があります。もし現在の年収が270万円に下がっていた場合は、270万円÷3＝90万円となるため、利用限度額を10万円減額される可能性があります。
 
SMBCモビットの利用限度額増額の審査において年収は重要なポイントですが、審査に通る目的で虚偽の申告や資料の提出は絶対にしないようにしましょう。虚偽の申告がSMBCモビットにバレた場合、一括返済を求められる可能性があります。さらに悪質と判断された場合は、詐欺罪などで訴えられる可能性もあります。
 

SMBCモビットの増額審査通過のポイント（3）他社の借入残高

そしてSMBCモビットでは、年収の3分の1を超える融資とならないように年収と合わせて他社の借入残高を確認します。
 
年収に変動がなくとも他社の借入残高が増加している場合、利用限度額を増額できる可能性は低く、他社の借入残高が減少している場合は利用限度額を増額できる可能性は高くなります。
 
SMBCモビットは、他社の借入残高を個人信用情報で確認するため、利用限度額増額審査に自信がない人は、各個人信用情報機関に登録されている信用情報を事前に確認しましょう。万が一、審査に通らないような延滞の情報や借入残高である場合は、これらの情報が消えてから申し込みましょう。
 

 

SMBCモビット増額審査まとめ

SMBCモビットでは、利用限度額増額を申し込むことができます。スマホアプリや会員専用サービス「Myモビ」で増額申込の表示が出ることがありますが、審査があるため、必ず増額できるわけではありません。
 
SMBCモビットの利用限度額増額の審査では、一般的には「遅れずに返済していること」と「他社を含めた借入残高が年収の3分の1以内であること」を、年収を証明する資料と個人信用情報で確認します。
 
したがって、年収が下がっている場合は、利用限度額が減額される可能性がありますが、虚偽の申告、資料の提出は絶対にしないようにしましょう。一方で個人信用情報は事前に取り寄せ、万が一審査に不利な情報が登録されている場合は、情報が消えてから申し込みましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部

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