更新日: 2020.08.12 キャリア

転職の面接でよく出る聞かれる質問は?面接の流れとマナーも徹底解説

転職の面接でよく出る聞かれる質問は?面接の流れとマナーも徹底解説
転職の面接前、「どんな質問をされるんだろう」「絶対に守っておくべきマナーは?」と不安になる方は少なくありません。
 
この記事では、これから転職面接を控えている方に向け転職の面接でよくある質問と回答例、面接の流れとマナーを解説していきます。
 
遠藤綾子

監修:遠藤綾子(えんどう あやこ)

2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格キャリアコンサルタント

実績:就労、就職支援15年間、相談件数7,000件以上
キャリアコンサルティングや定着支援、人材育成など、一人ひとりに合わせた丁寧なサポートで、みなさまの「はたらく」を応援します。

転職面接を受けるまでの基本的な流れとは?

 

面接にふさわしい服装に着替える

転職の面接では、新卒の就活のように決まった服装がありません。
 
だからといって、あまりにもカジュアルすぎる服装では、場違いだとしてマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
 
転職面接では、あまり華美ではないスーツを来ていくのがベストです。
 
面接を受ける会社から「ビジネスカジュアルでお越しください」と伝えられている場合でも、ジャケットを着用するよう意識し、ジーンズなどカジュアルに寄りすぎた服装は避けましょう。
 
一方、新卒の就活でよく使われるリクルートスーツは、年齢によっては未熟な感じを与えてしまうこともあります。サイズ感も含め、今の自分に合っているか確認しましょう。
 

面接会場に持っていく書類を確認する

 
転職の面接会場が、自宅からかなり遠いという方は少なくないはずです。家を出る前に、面接場所の確認、必要書類の用意をしっかり行いましょう。
 
特に、履歴書や職務経歴書を忘れてしまうと面接ができなくなる可能性もあるので、最終チェックとして家のドアを開ける前にもう一度確認してください。
 

面接10分前には会場に到着しておく

 
転職の面接における理想的な到着時間は10分前とされています。
 
早く会社や面接会場に着きすぎると、先方が慌てて準備をしなくてはならなくなったり、仕事の妨げになることもあるので、早めに着きすぎても会社や会場の外で待っていましょう。
 
一方、集合時刻直前に到着する予定にしていると、面接会場が見つからない、電車が遅延してしまったなどトラブルが起こった時に対応できません。
 
10分前に転職面接が行われる建物の前に到着できるよう、心がけましょう。
 

会場で面接がスタートする

転職の面接会場に到着し、必要な手続きやあいさつを終えたら面接が始まります。
 
明るく丁寧な態度で、自分の魅力を最大限アピールしましょう。
 

転職の面接でよく聞かれる質問5選と回答例

「自己紹介・自己PRをしてください」

転職の面接では、まず自己紹介や、アピールポイントを聞かれることが多いです。
 
自己紹介・自己PRを求められたら、自分の経験や強みを話しましょう。
 
例えば、転職前に勤めていた会社で磨いた能力をアピールする場合以下のように具体的に話すと良いです。
 
「以前の職場では、人事として新卒学生の採用などを担当していました。300人を超える学生からの応募があった中、問い合わせなどへの対応をしつつ書類のチェックや面接の準備などを並行して効率よく、かつミスなく確実に進め、上司からスケジュール調整力の高さを評価されました。」
 
できる限り具体的な例を出し、説明することで説得力が上がります。
 

「なぜこの会社を志望しようと思ったのですか?」 

志望動機に関する質問は、転職の面接でほとんど必ず聞かれると言えます。他の企業と比較し、受ける会社のどんなところに惹かれたのかきちんと伝えることが大切です。
 
転職における志望動機の例としては、以下のようなものがあります。
 
「私は語学の勉強が好きでビジネス英語・中国語には自信があるのですが、前職ではほとんど語学力を生かす仕事ができませんでした。
 
そのため御社のサイトで「海外事業を担当できる方を募集しています」との文字を見て、自分の能力が生かせるのではと思い、応募いたしました」
 
話す時間があれば、転職後に会社でどのように自分のスキルを生かしたいと考えているか伝えると好感触でしょう。
 

「どうして前の会社を辞めたのですか?」

退職理由に関する質問も、転職面接では定番です。
 
基本的には、前の会社がどれだけブラックな会社であっても、前の会社を悪く言うのはNGとなります。
 
「前の会社では希望と違った部署に配属されてしまい、将来生かしたいスキルや経験を学ぶ機会が得られなかったためです」など、論理的に辞めた理由を伝えるのが良いでしょう。
 

「あなたのスキルは当社でどのように生かせますか?」

転職の面接でよく聞かれる質問です。回答では、最大限自分のスキルをアピールしましょう。回答例は、以下の通りです。
 
「転職後は、前職で培ったマーケティングスキルと語学力を生かし、御社の商品を海外展開させたいと考えています。市場のニーズを把握し、分析してより多くの方に御社の商品を利用してもらえるよう尽力します」
 
中途採用では、応募時に採用ポジションが決まっていることがほとんどです。自分のスキル・特性がどのようにそのポジションに適しているかを伝えることで、自分が会社の役に立つ存在であると伝えましょう。
 

「あなたの方から何か質問はありますか?」

いわゆる逆質問は、転職面接の定番です。逆質問の例としては、以下のようなものがあります。
 
・御社で活躍するために必要なスキルは何ですか?
・今後の事業展開予定について聞かせてください
・私と同じ業界から中途で入社し、活躍している方はいますか?
・1日の仕事の流れはどのようなイメージでしょうか?

 
こちらから何を聞けば良いか分からず、「何もありません」と答えるのはNGです。必ずこちらから1つは質問し、入社したい熱意を伝えましょう。 
 

転職の面接で守るべき基本のマナー

  

携帯電話の電源はOFFにする 

転職の面接時は電源OFFが基本です。もし面接中に携帯が鳴ると、大きな減点対象となるのでマナーモードではなく、完全に電源をOFFにしましょう。
   

面接官に勧められてから着席する 

ドアをノックして会場に入り、そのまますぐに席に座るのはマナー違反です。面接官にあいさつし、「おかけください」と着席をすすめられてから座りましょう。
 

まとめ

転職の面接は新卒の面接と異なり、ある程度社会人として適切なビジネスマナーを身につけているという前提で評価がされます。
 
面接の場で失礼な言動をしたりマナー違反とされる行為をすれば、面接の内容に関わらず大きな減点となるでしょう。転職の面接には、いつも以上に気を引き締めて臨みましょう。
 
監修:遠藤綾子
2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格キャリアコンサルタント


 

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