更新日: 2020.08.26 キャリア
転職エージェントのデメリットとは?失敗しないエージェント選びのために
この記事では、転職エージェントのデメリットを包み隠さずお伝えします。そしてデメリットは裏を返せばメリットとしても捉えられるので、うまく活用してスムーズに転職活動を進めましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
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監修:横田恵(よこた めぐみ)
キャリアコンサルタント
東京都出身。東京成徳短期大学国文科卒業。
短大卒業後、バブル時代から崩壊後の、様々な業種での大手企業役員秘書を経験。
その後、自身が、結婚・離婚・子育て・子供の受験・転職・がん・家族の介護・後見人、という波乱にとんだライフイベントやビジネス経験を重ねる中で、実体験として得たものを強みとして、社内キャリアコンサルタントの実績を積む。
現在は、特にシングルマザーや、病気の治療と仕事の両立、介護との両立などについて、どうしたらよりよい支援ができるか、模索中。
そもそも転職エージェントとはどんなサービス?
転職エージェントとは、企業と転職希望者をつなげる人材紹介サービスです。企業からは求めるスキルや給与、勤務体系などの情報とともに求人情報を集めます。
転職希望者にはスキルや条件がマッチする企業を提案したり、書類や面接のサポート、給与や入社日の交渉まで幅広く行います。いわば企業と転職希望者の架け橋となるのが転職エージェントです。
求人情報の掲載・募集だけを行う転職サイトとは異なり、転職エージェントではキャリアアドバイザーが転職希望者一人ひとりの転職をサポートします。
転職エージェントを利用する場合、アドバイザーがどれくらい親身になってくれるのか、また企業との交渉スキルの高さなどが転職の成功に関わる重要なポイントです。
この点が転職エージェントのデメリット、そしてメリットにも大きく関わってくることを覚えておきましょう。
転職エージェントのデメリットと解決策
デメリット1.アドバイザーによって転職活動の進めやすさが変わる
キャリアアドバイザーから個別に転職のサポートを受けられるのは、転職エージェントを活用する上で最も重要なメリットです。
しかしもしアドバイザーと意思疎通がうまくできなければ、希望する転職先に応募させてもらえなかったり、必要な情報を聞き出せず一人で悩む時間が増えてしまったりする場合も。
またアドバイザーの年齢やスキルも関係性を築く上で大きく関係してくるため、転職エージェントを利用する場合は、キャリアアドバイザーのスキルや相性が自身とマッチしているかによって転職活動の進めやすさが変わってきます。
デメリット2.アドバイザーとのやり取りに時間がかかる
転職エージェントを利用すると、アドバイザーとマンツーマンで転職活動を進めていくことになります。そのため企業との連絡は基本的にアドバイザーを通して行うことになります。その他転職活動の進捗具合を随時報告するなど、アドバイザーとのやり取りに何かと時間がかかってしまうことも。
スピード感を持って転職活動を進めたい場合は、アドバイザーからの連絡をこまめに返信したり、自分から進捗を随時報告したりするとアドバイザーもそのスピード感とやる気にのっとって転職活動を進めてくれます。
デメリット3.興味のない求人を紹介されることがある
転職エージェントは求人を出した企業に転職希望者をマッチングしたときに、企業から報酬を得るシステムです。そしてエージェントによっては「入社して半年以内に退職した場合は報酬を返金する」という取り決めをしている場合もあります。
そのためあなたがチャレンジしてみたい企業への応募は、スキル不足と判断されると受け付けてもらえなかったり、スキル面ではマッチしているけれど関心のない企業への応募を強く勧められたりする可能性があることを覚えておきましょう。
興味のない求人を紹介された場合は、はっきりと興味がないと伝えることが大切です。そうすることで転職活動の主導権は自分にあることを示せます。
転職エージェントの利用に向いているのはこんな人
自分の意見をしっかり伝えられる人
転職エージェントを上手に活用するには、アドバイザーとの意思疎通をしっかり行うことが必要不可欠です。
アドバイザーは善意で提案や助言をしてくれますが、もし自分の意志とそぐわないことがあれば、その思いをはっきり言葉で伝えるようにしましょう。そうすることでアドバイザーはあなたが自分の意志をしっかり持っている人物だとわかり、あなたのためにならない提案や助言は避けるように気を遣ってくれます。
ただし言い方や言葉遣いには十分気を付け、アドバイザーに失礼のないよう注意してください。
転職で年収アップやスキルアップを狙う人
転職で年収アップを狙う場合は、自分のスキルや強みが転職を希望する会社で通用するかどうかを客観的に見てもらう必要があります。
そのために転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーにスキルや強みの棚卸しをしてもらうのはとても役立ちます。転職で年収アップを狙っているのに、転職に関して相談する相手がいない場合は転職エージェントを利用してみましょう。
まとめ
転職エージェントの特徴をデメリットと捉えるか、メリットとして有効に活用するかは 利用者の心持ち次第です。転職エージェントの特徴を正しく理解し、最大限活用して転職活動を成功させましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:横田恵
キャリアコンサルタント