介護士の転職に失敗する理由と失敗しないための方策 |ファイナンシャルフィールド

介護士の転職に失敗する理由と失敗しないための方策

髙宮幸代

執筆者: 髙宮幸代

国家資格・キャリアコンサルティング技能士、日本キャリア開発協会 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、日本イーラーニングコンソシアム e-Learning チューター、青山学院ヒューマン・イノベーション・コンサルティング(株)キャリア開発事業部 特任研究員
すべての人が幸せに働ける社会をめざす、キャリアコンサルタントです。外資系IT企業で事務職として働き、社会人留学で米国の大学を卒業。卒業後、IT企業で技術職に従事。   その後、大学でeラーニングの学習支援やキャリアコンサルタントとして大学生の就活支援や社会人の学び直しを支援し、幅広いキャリア開発に繋げるキャリアコンサルティングを実施しています。  
介護士として転職を考えても、自分の希望していたような職場に就職できないことも少なくありません。介護士転職で成功を勝ち取るための具体的な方法をご紹介します。

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介護士の仕事は大変

介護士の仕事は大変だとよく言われます。高齢の方や体が不自由な人のために身をもって介助をするからです。その大変さがやりがいにつながっているという人もいますが、耐えられなくなってやめてしまう人もいます。

体力が必要になる職業

介護士の仕事は相手をベッドから起こしたり、車いすに移動させたり、おむつを交換したり、入浴のサポートをしたりなど、かなりの重労働です。立ったりしゃがんだりかがんだりと、足腰や背中への負担も大きくなります。そのため、体力がなければ務まらず、少しでも持病があると仕事を続けにくくなっています。

人手不足が深刻な現場

きつい介護士の仕事に応募しようという人は決して多くありませんが、高齢者は増える一方です。そのために介護士の人手不足が深刻になっています。

人手不足になると、一人一人の業務が増え、残業も多くなるでしょう。有給休暇も取りにくくなります。そうなると、ただでさえ大変な仕事がさらに大変になります。この点は転職によって状況が改善しにくいかもしれません。

いかに利用者と信頼関係を構築するか

介護士の仕事の難しさは、体力面だけではありません。いかに利用者と信頼関係を構築するかにも苦労することがあります。利用者の中には性格の悪い人もいます。機嫌が悪くなって、口をきいてくれない人もいます。乱暴な口の利き方をする人もいるでしょう。

したがって、いくらいい職場に転職できても、利用者との関係を築くのが大変という場合があります。

介護の転職で失敗する理由

介護士が転職を考える場合、今よりもいい労働環境で、待遇もよく、中にいる利用者も親切で、人間関係も良好に…なんて考えているかもしれません。しかし、現実にはそう思うようにはいきません。転職失敗というケースもよくありますが、それがどのような理由によるものか見てみましょう。

勤務体制や待遇面が聞いていたものと違う
介護士の転職でよくある失敗パターンが勤務体制や待遇面が事前に聞いていたものとは異なっている場合です。訪問介護をすることになっていたのに施設介護の担当に回された、求人情報に載っていない事務作業をすることになった、休みが少なくなった、給料が想定よりも少ないなどです。


人間関係になじめない
人間関係のトラブルも転職の失敗理由になりやすいです。職場の人間関係については事前の情報だけでは分かりにくいことも多く、実際に現場で働いてみて初めてつかめるものです。

介護現場によくある人間関係のトラブルでは、派閥ができる、派閥間のもめごとがある、新人いじめがあるなどです。このようなトラブルがつらく、その職場を去る人も多いです。

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介護士の転職に失敗しないために

介護士の転職失敗理由をいくつか見てみましたが、転職に失敗して、我慢しながらその職場で仕事を続けるというのはつらいでしょう。そこで、どうしたら介護士の転職が成功できるのかいくつかのポイントをアドバイスします。
事前に自分が求めることを明確にする

まずは転職にあたって、どこを重視するか、なにを目標にするか明確にしておきましょう。その際に重要なのは自己分析です。「なぜ転職したいのか?」「どんな施設で働きたいのか?」「将来どうなりたいのか?」を自問してください。これだけでも、目標とすべき転職先が見いだしやすくなります。

次に、自分の長所や短所、得意分野と不得意分野を確認しておきましょう。介護職といってもその仕事内容はいろいろあります。すべて一通りこなせるという人もいるでしょうが、多くの場合は得意不得意があります。それを改めて確認することで、転職にあたって重視すべきポイントと目標が見えてくるでしょう。


面接時にしっかり確認をする

介護施設の仕事内容や待遇については面接時に一通り説明があります。

しかし、その説明を聞くだけではなく、細かい内容について不明点はすべて質問しておくことをお勧めします。あまりしつこく質問したら嫌われるのではと心配する人もいるかもしれませんが、ここで確認をしておかないと後悔することになりかねません。


職場見学をしておけば安心

募集要項や転職サイトに表示されている情報だけでは、介護施設の実際の雰囲気は分かりません。

もし可能なら、職場見学をしておきましょう。職場見学をすれば、現場で働いている人の様子や環境、利用者の表情、施設の清潔度などが分かります。また、職員から直接話も聞けて、どのような状況で働いているのかも教えてもらえるでしょう。


しっかり準備して介護士転職をしよう

介護士の転職では失敗というケースがよくあります。きつい仕事である介護士は、どこへ転職しても思い通りの労働環境にならず、待遇面でも恵まれないこともあります。

こんなはずじゃなかった、もっといい職場へ転職したかったという人も多くいますし、中には介護士そのものやめてしまう人がいるほどです。それだけに、転職にあたってはしっかり目標を見据えて、準備をしておかなければいけません。

求人情報の確認、職場見学、応募、面接に至る過程でも疑問点や不明点をおろそかにせず、徹底的に調べつくすことが大事でしょう。

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