眼科医師のための転職ガイド! 人気求人条件やキャリアプラン|ファイナンシャルフィールド

眼科医師のための転職ガイド! 人気求人条件やキャリアプラン

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「眼科」は、他科と比べると勤務体制が規則的である科です。その一方で、眼科医師の中には、収入や仕事の負担に対して不満があり、転職を検討している方もいるでしょう。

眼科医師が収入やキャリアの改善のために転職するには、どうしたら良いのか気になりますよね。そこで、眼科医師の転職で役立つ市場動向や求人内容、キャリアアドバイスを解説します。

これから転職活動を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

眼科医師の仕事

「眼科医師」は、眼科疾患の診療を行います。眼は非常に小さい器官ですが、人の情報収集の大部分を占める重要な器官でもあります。

眼科の診療は患者さんの生活の質の向上に直結するものです。手術などの治療により症状の改善もみられやすいため、仕事で大きなやりがいを感じることができるでしょう。

特に、眼科医療では、内科系から外科系のスキルが必要になります。診察から検査や診断、薬物療法や手術治療など一貫した診療を提供できるのも、眼科医師の醍醐味です。

眼科領域には角膜・水晶体・網膜など様々な領域があり、自分が興味のある分野について研究することもできます。眼科は他科と比べると時間の余裕があることが多く、学会や研究会に出席したり、研究に取り組んだりすることも可能です。

眼科医師の労働環境について

医師の労働環境は診療科によっても異なります。医師の仕事は激務と表現されることが多い中、眼科は心身ともに、大きな負担をかけずに働ける環境です。ここでは、眼科医師を取り巻く労働環境について詳しく見ていきましょう。

眼科医師の労働環境(1)比較的勤務が規則的

眼科医師は他科と比べると、比較的勤務時間が少ない傾向があります。厚生労働省の「医師の勤務実態について」によると、病院の常勤医師の平均の勤務時間が56時間22分であるのに対して、眼科医師の平均の勤務時間は50時間28分と短めでした。

眼科医療では手術も行われますが、外科系の中でも比較的に手術時間が短めです。手術内容にもよりますが、手術にかかる時間は30分~3時間ほどで、局所麻酔で行うことも多くなります。

緊急手術やオンコールは減少傾向にあることから、病院によっては当直やオンコール待機がない施設もあります。眼科医師は、医師でありながら会社員のように決まって勤務時間の中で規則的に働ける診療科です。

眼科医師の労働環境(2)訴訟数はそれほど高くない

近年、医療事故が社会で注目されるようになり、「医療訴訟」に対して脅威を感じている方もいるでしょう。特に眼科医師は、患者さんの五感に大きく関わる眼を扱っているので、医療訴訟のリスクについて不安に感じてしまうものです。

しかし、眼科の医療訴訟のデータを見ると、眼科でも医療訴訟はあるものの全体としては少ない割合となっています。「医療訴訟の件数とその推移」によれば、毎年、医療訴訟の件数は1000件ほどあり、眼科の資料訴訟の割合は全体の2.5%となっています。

医師も人間であるため、ヒューマンエラーにより医療過失を起こしてしまうこともあります。医療全体にも言えることですが、医療行為の前に、十分な説明と患者さんの同意を得ることは訴訟リスクの低減につながります。

眼科医師の労働環境(3)女性医師が多め

眼科領域は他の診療科と比べると、女性の医師の割合が高い診療科です。近年、医師全体に占める女性医師が増えており、医師のうち5人に1人は女性となっています。その中でも、眼科における女性医師の割合は4割弱であり、皮膚科医師に次いで多い数値になります。

眼科に女性医師が多い理由には、「眼科疾患への高い関心以外にも、女性医師が仕事を続けやすい環境」であることが挙げられます。眼科は医師不足の状況ではありません。しかし、必要な医師数を確保し続けるためには、女性医師の離職防止や仕事復帰をしやすい環境を整えることが必要と考えられています。

眼科医師の労働環境(4)医療機関によって眼科医師の数に幅がある

眼科医師の配置数は医療機関によって大きな差があります。日本眼科学会の「眼科勤務医の勤務環境に関する調査結果報告」によると、勤務先の眼科の常勤医師の割合は次のように報告されています。

●勤務先の眼科常勤医が3名である施設は20.2%
●勤務先の眼科常勤医が1名である施設は19.5%
●勤務先の眼科常勤医が6~9名である施設は17.7%

上記から分かるように、眼科の常勤医師が6~9名いるところもあれば、1名しかいないところもあります。眼科の常勤医師数が少ない施設では、1人の医師が診療に当たるため、仕事への負担が大きくなる可能性があります。

眼科医師が転職を希望する理由

眼科で働く医師が転職を意識し始めるきっかけにはいくつかあります。 ここでは、眼科医師が転職を検討する理由について 見ていきましょう。

眼科医師が転職を希望する理由(1)給与が低い

日本眼科学会の「眼科勤務医の勤務環境に関する調査結果報告」によると、眼科医師の38.5%が収入面で不満を抱いてることが報告されています。

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、眼科医師の平均年収は1078万円で、ボリュームゾーンは1000〜1500万円でした。

平均年収が1000万円以上である眼科医師は、他職から見ると収入レベルが高い印象があります。しかし医師全体で見ると、眼科医師の平均年収はやや少ない状況です。

眼科医療は手術治療が多いものの、当直やオンコールがほとんどなく、手当がつきにくいことが要因として挙げられます。眼科医師の中には収入増を目指して転職される方もいます。

眼科医師が転職を希望する理由(2)仕事の負担が大きい

眼科医師の中には、仕事の負担が多いため転職を望まれる方もいます。 眼科の勤務時間は規則的であるため、比較的仕事の負担が少ないと言われています。しかし、医療機関によって眼科医師の在籍数に幅があり、医師が1人で眼科の患者さんの診療に当たっていることもあります。

眼科医師は日々の診療に加えて、カンファレンスの準備や書類作成など事務作業をしなければいけないこともしばしばです。仕事の負担が増すと、医師自身の健康に支障が出たり、診療のパフォーマンスにも影響を与えます。

医師やコメディカルの不足により仕事の負担が大きくなっていると、眼科医師が転職を検討するようになります。

眼科医師が転職を希望する理由(3)仕事とプライベートが両立できない

眼科医師の勤務時間は規則的ですが、女性医師であると出産や子育てにより一度離職する人が多くなります。また、女性医師の中には、夫の転勤により勤務地が変更せざるをえないこともあるでしょう。

出産や子育てで離職した女性医師が仕事復帰する時期はまちまちです。一方、多くの女性医師が家庭を両立させながら、医師として働き続けることを望んでいます。女性医師が転職する際には、勤務日数が少ない・当直がない勤務先への転職を望む方が多くなる傾向にあります。

【2024年】眼科医師の転職市場の動向

眼科医師が転職するのであれば、市場動向を把握することがおすすめです。転職市場のトレンドや今後の動向を知れば、有利に転職を進められます。ここでは、眼科医師の最新の転職動向についてみていきましょう。

眼科医師の転職市場の動向(1)競争率が高い

眼科領域の医師求人は、求人数に対して希望者が過剰になりやすい特徴があります。

2024年発表の厚生労働省「診療科別現員、必要医師数」によると、眼科医師の数はおよそ4.6万人で、求人に関するデータは以下でした。

●求人件数は451件
●非公開の求人件数は209件
●求人倍率は1.1倍

眼科の医師求人の倍率は決して高くありませんが、ワークライフバランスを望む医師が集まりやすく、競争率が高くなる傾向があります。医師の転職ではじっくり検討することが大切ですが、良い条件の求人を見つけた際には早めに行動する決断力が必要です。

眼科医師の転職市場の動向(2)コンタクト関連の求人は減少傾向

眼科医師の求人の中でも、人気があるのはコンタクト関連の求人です。勤務先にもよりますが、コンタクト関連の求人の仕事内容には以下があります。

●眼の診察
●コンタクトのフィッティングチェック
●眼圧検査(ないこともあり)

コンタクト関連の求人は時給が1万円ほどで、スポット勤務が多くなります。診療報酬の改定によりコンタクト関連の求人は減少傾向ですが、依然として人気の高いアルバイトとなっています。

これまでは他科の医師もコンタクト関連の求人に応募していましたが、最近では眼科医師に限定している求人もあります。コンタクト関連の求人は募集が集まりやすいので、早めに行動を起こすようにしましょう。

眼科医師の転職市場の動向(3)手術の経験が重視される

眼科の医師転職では手術に関する実績があると優遇されやすくなります。眼科領域の治療では、薬物療法よりも手術をした方が症状が早く改善し、治療期間を短くする可能性が高いためです。

高齢化により眼科の手術件数は増えており、白内障手術は年間に最も多く行われる手術となっています。日本学会雑誌によると、眼科の中でも件数が多いのは以下の手術です。

●白内障手術 59.1%
●網膜硝子体手術 17.6%
●網膜凝固術 10.7%

現在の職場で精力的に手術治療に取り組んでいると、眼科への転職を有利に進められるでしょう。

眼科医師の転職市場の動向(4)眼科医師のニーズは高め

眼科医師は医師不足もみられず、求人数が少ないため将来性が期待できないと感じる方もいるかもしれません。今後は高齢化に加えて、インターネットやロボット技術が進むため、VDT(ディスプレイ)作業の時間が増えてきます。

しかし、レーシックなど比較的新しい治療もまだまだ需要があり、コンタクトレンズの処方も引き続き需要があります。このように、眼科医療は一般診療以外にも、様々なニーズがあります。

眼科医師が転職を考えているのであれば、どのような眼科医療に携わりたいかをイメージして、自分に合った転職先を見つけていく必要があります。

眼科医師の求人募集の内容

眼科医師が転職した際に、どのような仕事をするのか気になっている方もいるのではないでしょうか。ここでは転職エージェントに掲載されている主な求人内容について紹介します。

眼科医師の求人募集の内容例(1)クリニックの外来診療

眼科の医師求人の中には、クリニックもあります。具体的な求人例についてみていきましょう。

図表1

勤務先クリニック
勤務日数週5日
勤務時間9:00~17:30
給与年収1680万円
仕事内容外来診療・手術
当直・オンコールの有無なし
※リクルートドクターズキャリア 眼科の医師求人・転職を基に筆者が作成

眼科クリニックの求人は、病院よりも比較的給与が高めに設定されています。主な仕事内容は外来診療ですが、クリニックによっては手術を担当することもあります。

眼科専門医の資格があると転職を有利に進められます。クリニック勤務は勤務日数や勤務時間が規則的であるため、生活リズムを整えながら働くことが可能です。

眼科医師の求人募集の内容例(2)病院での診療

眼科の医師求人の中には一般病院から募集されているものが多くなります。一般病院の眼科医師の求人例は図表2になります。

図表2

勤務先一般病院
勤務日数週4~5日
勤務時間8:30~17:30
給与年収1440~1800万円
仕事内容外来診療・病棟管理・手術
当直・オンコールの有無なし
※リクルートドクターズキャリア 眼科の医師求人・転職を基に筆者が作成

一般病院の眼科医師の求人の多くは、当直やオンコールがなく、勤務時間が規則正しいのが特徴です。主な仕事内容は外来診療に加えて、病棟管理や手術治療があります。施設によっても異なりますが、白内障手術や網膜硝子体手術の経験があると、給与面で優遇されやすくなります。

手術の経験がなくても、眼科医であれば歓迎している施設もあるので、求人内容をよく探してみましょう。

眼科医師の求人募集の内容例(3)クリニックの院長

眼科医師の求人の中には、数は少ないですがクリニックの院長を募集しているものもあります。眼科の院長募集の求人例は図表3です。

図表3

勤務先クリニック
勤務日数週5日
勤務時間10:00~18:00
給与年収1700万円
仕事内容外来診療
当直・オンコールの有無なし
※リクルートドクターズキャリア 眼科の医師求人・転職を基に筆者が作成

クリニックの院長募集では、一般的なクリニック勤務と比較すると、給与が高めに設定されています。院長でも雇われている立場であるため、経営に直接関わるのではなく、主な仕事内容は外来診療になります。

ベテランの眼科医師で、セカンドキャリアを歩みたい方や、年を重ねて手術治療から一般診療にシフトしていきたい方にも適している仕事内容です。

眼科医師の求人募集の内容例(4)コンタクト関連の仕事

件数は減少しているものの、眼科医師の求人にはコンタクト関連のものもあります。コンタクト関連の求人例は図表4です。

図表4

勤務先クリニック
勤務日数週4日~
勤務時間10:30~18:30
給与年収1300万円
仕事内容外来診療(コンタクトの処方がメイン)
当直・オンコールの有無なし
※求人ボックス クリニックの医師 コンタクトの求人情報を基に筆者が作成

コンタクト関連の仕事内容は、外来でのコンタクト処方がメインになります。一方で、勤務先によっては眼科の一般診療が必要なこともあるため、眼科での経験がある方におすすめです。

転職には必ずしも眼科医師である必要がなく、他科の医師も働くことができます。ワークライフバランスを重視したい医師にも適している求人です。

コンタクト関連の求人は、地域によっては見つからないところもあります。募集条件がゆるめである分、競争率が高くなりやすいので、早めの行動を心がけましょう。

眼科医師の求人募集の内容例(5)クリニックのスポット勤務

眼科でアルバイトをしたい方もいるでしょう。眼科のスポット勤務の求人例は図表5です。

図表5

勤務先クリニック
勤務日数週1~3日
勤務時間9:00~13:00/9:00~18:30
給与時給1.2~1.3万円
仕事内容外来診療
当直・オンコールの有無なし
※リクルートドクターズキャリア 眼科の医師求人・転職を基に筆者が作成

地域にもよりますが、眼科医の医師求人にはクリニックのスポット勤務を募集しているものもあります。眼科医師のスポット勤務では 主に外来診療を行います。施設によって勤務時間が異なりますが、時給が1万円以上になるのが特徴です。

常勤の片手間にアルバイトをしたい方や、出産後の仕事復帰で家庭との両立を図りたい女性の方は、スポット勤務の求人を探してみると良いでしょう。

眼科医師に人気の求人条件

眼科の医師求人の中には、いくつか人気の条件があります。眼科医師で注目の条件を参考にしながら、転職先の優先事項を明確にしていきましょう。

眼科医師に人気の求人条件(1)給与が高い

眼科医師の転職先で人気なのが、「給与の高さ」です。眼科医師は他科と比べると給与がやや少なめであり、勤務先で不満を感じている人も少なくありません。眼科の求人では、医師を確保するために、眼科医師の一般的な平均年収よりも高めに設定されることが多くなります。

眼科医師で収入を増やしたい人は、給与の良い勤務先に転勤するのもおすすめです。

眼科医師に人気の求人条件(2)職場の雰囲気が良い

眼科の医師求人では、「職場の雰囲気を重視する人」も多くいます。医療現場のリーダーは医師ですが、患者さんを治療するには他の医師やコメディカルとの連携が必要になります。

同僚の医師やコメディカルとは毎日顔を合わせますし、良好な関係を築けば仕事もしやすくなります。職場の雰囲気の良さについては、求人情報だけでは十分に分からない面もあるでしょう。

知人の医師に話を聞いてみたり、病院見学に行き、自分の目で確かめてみることがおすすめです。

眼科医師に人気の求人条件(3)育児がしやすい環境である

眼科医師には女性医師も多いため、「育児がしやすい勤務先」に人気が集まります。女性医師の多くは出産後に一度離職し、子育てが落ち着いてから仕事復帰する方が多いためです。

女性医師が再び病院やクリニックで働く際には、子育て支援がある勤務先に人気が集まります。勤務先に託児所があったり、子どもの急病時に休めたりするなどは、育児中の女性医師にとって働きやすい環境となります。

眼科医師が転職前に考えるべきキャリアプラン

眼科医師が転職するときは、行き当たりばったりで勤務先を選ぶのではなく、中期から長期にかけたキャリアプランを描くことが大切です。ここでは、眼科医師のキャリアアップについてみていきます。

眼科医師のキャリアプラン(1)専門医資格を取る

眼科医師としてキャリアアップに欠かせないのが、眼科専門医の資格です。眼科専門医とは、日本眼科学会により認定される眼科医療の知識と技術のある医師のことです。眼科の医師求人の中には、専門医の資格があると優遇されるものがあります。

転職を通してスキルアップをしたい方は、眼科専門医の取得を目指しましょう。眼科専門医を取得するステップは次の通りです。

●1. 医師として2年間の臨床研修をする
●2. 4年間の眼科の研修プログラムに参加する(1篇以上の論文の執筆、2回以上の学術発表を含む)
●3. 日本眼科学会の専門医認定試験に合格する

眼科専門医になるには、日本眼科学会や日本眼科医会に一定年数以上入会している必要があります。医師が眼科専門医を目指すときは、臨床研修後に研修プログラムのある施設への転職を目指しましょう。

眼科医師のキャリアプラン(2)手術の症例を積んでいく

眼科医療のエキスパートを目指すのであれば、手術の経験を積んでいく必要があります。眼科手術の多くは、大学病院や関連病院にて経験を積むことができます。

次の勤務先では、医局に入るのは避けたいと考える人もいるかもしれません。眼科領域の医局でも、医局人事がありますが、関連病院でも眼科医師としてのスキルや知識を身に付けられます。また最新の眼科治療についても触れられる魅力があります。

特に、眼科領域は女性医師でも仕事が続けやすく、研究のための十分な時間を取ることが可能です。眼科医師の転職の面談では、手術件数について聞かれることもあるため、手術スキルが無駄になることはありません。

眼科医師としてキャリアアップを目指したい人は、手術件数を積んでいける勤務先で働くことを目指しましょう。

眼科医師のキャリアプラン(3)新しい治療法を積極的に学んでいく

眼科医療は目覚ましく進展していますが、疾患のメカニズムが不明である難病や、手術治療しか選択肢のない疾患もあります。臨床医として患者さんを診療する以外にも、研究や創薬を通じて新たな治療法を開発することは、大変意義のあることです。

新しい治療法を学ぶ方法には、医師の海外留学もあります。医師の海外留学と言うと医局に入らなければいけないイメージがありますが、一般の病院でも医師の海外留学を支援しているところもあります。

様々な選択肢の中から自分に合った勤務先で、海外留学を目指すことも1つの選択肢として考えても良いかもしれません。

【キャリアプラン別】眼科医師の転職先を探すときのポイント

眼科医師が新しい勤務先を探す際には、目指すキャリアによってポイントが異なります。ここでは、眼科医師のキャリア別の勤務先の探し方についてみていきましょう。

眼科医師の転職先を探すときのポイント(1)眼科専門医の資格を取得したい場合

眼科専門医の資格を取得したい人は、眼科研修を行っている病院で働く必要があります。特に、専門医認定試験の受検資格では、日本眼科学会が指定する研修施設で1年以上働くことも条件となっています。

専門医の研修施設は、地域の大学病院や医療センターになるケースもあるので、後期研修の勤務先として選ぶと良いでしょう。眼科専門医に必要な症例だけでなく、教育体制が整っていることも重要になります。

専門医の取得を目指すにあたって、眼科研修の有無以外にも、オーベン(研修医を指導する医師)の実績や教育に対する姿勢を確認することも大切です。

眼科医師の転職先を探すときのポイント(2)眼科医療の最先端の治療を学びたい

レーザー矯正治療など最先端の技術を学びたい人は、都心の眼科クリニックを勤務先に選ぶことがおすすめです。眼科医療は進展が目覚ましく、大学病院より専門クリニックの方が最新治療に力を入れていることがあります。

眼科の先端治療を取り入れているクリニックは、地方よりも都心が多くなります。施設の実績や手術件数などを確認して、自分に合った勤務先を見つけましょう。

眼科医師の転職先を探すときのポイント(3)ワークライフバランスを重視したい

女性医師の方で規則的な勤務体制の中で働きたい方は、クリニックの外来診療を検討すると良いでしょう。眼科クリニックの中には手術治療を行っていないところもあり、ブランクのある方も働きやすいのが特徴です。

ただ、クリニックだから仕事が楽ということではなく、施設によっては患者数が多いところもあります。ワークライフバランスを大切にしたい方は、クリニックの平均的な患者数や診療時間まで確認することが大切です。

眼科のクリニックの求人の中には、スポット勤務のものもあります。眼科医師のスポット求人では、勤務日数が週1~3日のところや、短時間勤務の施設もあるので、仕事よりも子育てに比重を置きたい方にも適しています。

眼科医師の転職先を探すときのポイント(4)コンタクト関連のアルバイトがしたい

コンタクト関連の求人は、アルバイト目的で他科でも希望する医師が多くなります。眼科医師であれば、コンタクトの処方やフィッティングのチェック以外にも、眼底検査や眼圧検査といった専門的な検査ができるのが強みになります。

コンタクト関連の求人は数が少なめで、募集が早く終了となる傾向があります。仕事の傍らアルバイト先を探す場合には、転職エージェントを活用して効率的に情報収集をしましょう。

医師の転職では、ある程度検討することが大切ですが、コンタクト関連の求人では早めに行動することが大切です。ある程度条件が整っている求人であれば、面談の相談など次の行動に移りましょう。

眼科医師転職のまとめ

眼科医療はおおむね命に関わる疾患を扱うわけではありませんが、重要な感覚器である眼を対象にするためニーズの高い分野です。眼科医師は手術をする機会も多いですが、他科と比べると勤務時間が規則的で、当直やオンコールが少ない特徴があります。

一方で、医療機関における眼科医師の在籍数は医療機関によってもまちまちで、仕事に大きな負担を感じている方もいます。また眼科は女性医師も多いことから、出産や子育てでいったん離職する方もいるでしょう。

眼科医師の求人内容には、手術治療が必要な病院の常勤から、クリニックでコンタクトの処方を行うスポット勤務まで幅広くあります。眼科医師が転職する際には、優先事項や今後のキャリアプランを描いた上で、自分に合った勤務先を見つけることが大切です。

出典

厚生労働省 医師の勤務実態について
中外医学社 Case – 医療訴訟の件数とその推移
医療訴訟の件数とその推移
厚生労働省 女性医師の推移
独立行政法人 労働政策研究・研修機構 勤務医の就労実態と意識に関する調査
厚生労働省 必要医師数 – 診療科別現員
日本眼科学会雑誌 日本における過去21年間の眼科医療の推移
リクルートドクターズキャリア 眼科の医師求人・転職
求人ボックス クリニックの医師 コンタクトの求人情報
公益財団法人日本眼科学会 眼科専門医取得の手引き(新専門医制度)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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