若手医師のための転職ガイド|20代でのキャリア形成と年収アップの秘訣を解説|ファイナンシャルフィールド

若手医師のための転職ガイド|20代でのキャリア形成と年収アップの秘訣を解説

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20代のうちに多くの経験やノウハウを身に着けることで、その後のキャリアプランは大きく変わります。もし今の職場では思った将来が描けないと思ったら転職も1つの手段となります。

本記事では、「若手医師が転職」する際に気をつけてもらいたい点や、成功のポイントなどを詳しく解説します。

「20代のうちから年収を上げたい」、「転職を成功させたい」と考えている若手医師にぜひ読んでいただきたい内容です。最後まで読んで転職活動の参考にしてみてください。

20代若手医師の特徴や現状

20代を中心とした若手の医師にはどのような特徴があるでしょうか。データを元に若手医師ならではの特徴や現状について解説します。

20代若手医師の男女比や勤務形態

日本医師会が令和4年6月に公表している「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査報告書」の若手医師調査によれば、20代の医師は49%が男性で58.1%が女性であることが分かります。しかし30代になると男女の割合は逆転しており、ライフステージの変化による離職や転職で女性医師の数が減少しているのです。

勤務形態も以下の通りで若干若手医師の中でも女性の方が非常勤という働き方を選ぶ医師が多いことが分かります。

図表1
常勤非常勤
男性84.2%15.6%
女性79.8%19.4%
※日本医師会 勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査報告書を基に作成

一般的に20代から30代にかけての女性は結婚や出産という人生の選択肢を選ぶ機会が多く、医師の中でもワークライフバランスを重視した働き方が求められています。

20代若手医師の特徴

20代は研修医を経て、専門医資格の取得を目指すタイミングとなります。幅広い経験をたくさん積むことでその後の選択肢が豊富になるでしょう。

医師経験が浅いため、高い志や理想を抱きながら精力的に働く時期でもあります。ただし、近年の若手医師の中には、「医師の仕事のみしていたい」という人は少なく、ワークライフ・バランスを重視したいといった多様化が進んでいます。

医療機関側もこれまでの常識をよしとせず、柔軟に若手医師を受け入れていく必要があります。

20代若手医師の悩み

20代の若手医師が抱える悩みには以下のようなものが挙げられます。

●医局や医療施設と考え方や方針が異なる
●給料が少ない
●ワークライフバランスを整えたい
●職場の人間関係が良くない



特に高い志を持って医師になった人の中には、理想と現実のギャップに苦しんだり、自身の力不足から、できなかったことに目が向いてしまったり、悩みを抱えるシーンが増えます。経験を積んでいくにつれて「こんなものなのかな」と思えることも、若手医師の場合は、頭を悩ませている方は多いでしょう。

20代若手医師と世代間のギャップ

大きな医療機関で働いている医師であれば、20代~60代まで幅広い医師・看護師・医療従事者と関係性を築く必要があります。もちろん個人差はありますが、考え方や方針は世代間でギャップがあることが多い可能性があります。

20代若手医師が年収アップするための5つの方法

20代の若手医師が年収を上げるための方法は5つあります。ただし、気軽にできるものからリスクを伴うものまで様々ですので、増やしたい年収の金額や思いの強さを踏まえて取り組むようにしましょう。

●別の病院に転職する
●アルバイトや副業をする
●独立・開業する
●勤務先に相談する
●スキルアップする



20代若手医師が年収アップする方法(1)別の病院に転職する

1つ目の方法は、今の勤務先とは別の病院やクリニックに転職することです。たとえば現在、大学病院に在籍しているなら一般病院に転職するだけでも給与相場は大きく変わります。

大学病院は多くの症例数を抱えているため、スキルアップや幅広い経験を積むには最適ですが、給与相場は一般病院と比較すると500万円近く乖離があります。長く働くごとにその差は開いていくため、大学病院である程度の経験を積んで別の病院に転職する方は一定数存在します。

ただし、一般病院によっては人手不足に苦しむところもあります。給与が上がった分、業務量が増える可能性もあるため、慎重に比較しましょう。

20代若手医師が年収アップする方法(2)アルバイトや副業をする

2つ目の方法は、現在の職場にいながら別の仕事をする方法です。検診などのスポット求人で応募したり、短時間勤務で募集している施設で働いたりすることで、副収入を得ることができます。

年間100万、200万といった大きな収入を見込んでいる場合は適さない方法ですが、転職に失敗するかもしれないリスクを背負わずに、収入を上げることができます。また、ダブルワークをすることで、現職では身に付けられないスキル・ノウハウを学ぶチャンスにもなります。

新しく身に付けた知識は、現職の業務にも活かせる可能性もあるため、ダブルワークを禁止している勤務先でなければ着手しやすい方法です。

20代若手医師が年収アップする方法(3)独立・開業する

3つ目の方法は、自分で独立して開業する方法です。この方法は、上手くいけば年収を格段に上げることができます。

厚生労働省の「第24回医療経済実態調査」によれば、開業医の平均年収は2637万円と言われています。勤務医の平均年収は約1461万円なのでその差は1000万円以上にものぼります。

ただ、開業は気軽にできるものではなく、準備に期間も資金も必要です。責任の重さも大きく変わるため、もともと独立・開業を目標にしていたのであれば有効な手段ですが、年収を上げたいからと気軽に選ぶ方法ではありません。

20代若手医師が年収アップする方法(4)勤務先に相談する

4つ目の方法は、勤務先に相談する方法です。ただし、「もう何度も話をしている」、「給与を交渉するのは言いにくい」といった方もいると思います。

「給料を上げてほしい」と直接的なことを伝えるのは、長く働いていく上でマイナス評価になる可能性があります。

そのため、たとえば以下のような尋ね方をしてみてはいかがでしょうか。

「〇〇といった事情があって、収入を増やしていきたいと考えています。しかし、今の自分が〇〇円の収入を目指すためにはどのようなスキルやノウハウが必要でしょうか?ご意見を頂戴できれば幸いです。」

●収入を上げたい理由
●具体的な目標額
●目標と現在の自分のギャップ

上記3点を伝えることでやる気や前向きな印象を持ってもらいやすくなります。

また、明確な目標を確認することができ、モチベーションにもつながります。評価制度があいまいであったり、そもそもその収入は難しい、と言われてしまったりした場合は次の手を打つこともできるため、確認してみると良いです。

20代若手医師が年収アップする方法(5)スキルアップする

5つ目の方法は、明確に不足しているスキルがあるなら、まずは自分のスキルアップに励むことです。年収に不満がある場合、「こんなに頑張っているのに評価されない」という評価制度に疑問があるケースと、「そもそも求められていることに答えられていない」というスキル不足があります。

20代の若手医師であればまだまだ研修明けで見習い状態という方も多いです。その場合はとにかく練習を積んだり、知識をつけたり、自分に足りないスキルをつけていきましょう。外部セミナーや学会などに積極的に参加することも良い方法です。

医学は常に進化し続けるため、昨日までの当たり前が今日通用しない、ということもあります。常に新しい情報を収集する姿勢を持つことで、自然と評価・収入も上がっていきます。

20代で医師転職するメリット

年収アップの方法で紹介した転職することについて詳しく掘り下げていきます。若手のうちに転職すると、次のようなメリットが得られます。

●早いうちからキャリアプランを整えられる
●モチベーションを高めやすい
●多くの経験を積みやすくなる
●適性を比べやすくなる



もし今の職場でどうしても叶えられない不満や希望があるなら、早めに転職することで軌道修正がしやすくなるでしょう。

20代で医師転職するメリット(1)早いうちからキャリアプランを整えられる

もし今の職場で自分の目指すキャリアが描けないと思った場合、長く留まるほど理想のキャリアから遠くなってしまいます。若手の段階で転職することで、軌道修正のタイミングが早まり、結果的に希望のキャリアに近づけます。

そのためには、自分が5年後、10年後に「どうなっていたいのか」を明確にする必要があります。今の自分とのギャップを洗い出し、今の職場ではギャップが埋まらなかったり、予想より多くの時間を要したりするのであれば転職を考えても良いかもしれません。

20代で医師転職するメリット(2)モチベーションを高めやすい

若手医師のうちに転職することで低下したモチベーションを再度上げやすくなります。今の職場でなかなかやりがいを見出せなかったり、評価されないことで収入が低く困っている場合、モチベーションを維持することが難しくなります。

一度諦め癖がついてしまうと、再び浮上するまでに時間がかかるものです。モチベーションが完全に下がりきる前に希望の転職が叶えば、高い水準を保ちやすくなるでしょう。

20代で医師転職するメリット(3)多くの経験を積みやすくなる

転職に成功すれば収入が変わるだけではなく、新しい経験を積みやすくなります。若いうちから幅広い経験をしておくと、その後の人生の選択肢を広げられる可能性が上がります。

人によっては、役職につき、責任が重くなったり、独身だった人が所帯を持つようになったり、ライフステージが変わると身動きが取りにくくなることがあります。少しでも身軽で興味や好奇心が旺盛なうちに転職によって経験数を増やすことで、知識やノウハウを多く蓄積させることができるでしょう。

20代で医師転職するメリット(4)適性を比べやすくなる

一度でも転職すると、前職の環境と比較することができます。どちらの方が自分に合っているのか、適性を早いうちから比べやすくなるのです。

たとえば、医療施設内の雰囲気はアットホームでどこかのんびりとした居心地の良い職場と、業務量は多く、ドライな人間関係だけど多くの経験が学べる職場の2つを経験したとします。

人によって、どちらの方がのびのび働けるかは異なります。良い・悪いではなく、自分にとって適した職場に属することは自信を持つことにつながり、良いパフォーマンスを発揮しやすくなります。

転職して色々な職場を経験することで、こうした適性について比べる機会を増やすことができるでしょう。

20代若手医師が転職すべき最適なタイミング

20代の若手医師が転職するタイミングは、避けるべき時期とおすすめの時期があります。できるだけ有利なタイミングで転職したいと思う方は参考にしてみてください。

繁忙期は避ける

現職が繁忙期のタイミングで転職活動を始めるのは控えましょう。転職活動は事前準備が重要なカギを握ります。仕事に忙殺されているタイミングだと集中して転職活動ができず、中途半端になってしまいます。

また、繁忙期に退職するのもできることなら避けるべきです。退職理由にもよりますが、周囲への影響が大きく、残されたスタッフに負担がのしかかってしまいます。すぐにでも転職したいという気持ちも分かりますが、繁忙期の区切りがついたタイミングで退職できるように調整しましょう。

20代若手医師が転職すべき最適なタイミング(1)4月入社

おすすめのタイミングは4月入社を目指して転職活動をすることです。4月は人事体制が整い、新しいチームで動き出すことが決まっており、他職種もまとめて採用させることが多いタイミングでもあります。

すでに出来上がった雰囲気の中に途中参加するのではなく、これから新しく頑張ろう、という雰囲気でスタートを切りやすくなります。転職先の雰囲気に馴染めるか不安だという方も比較的溶け込みやすいタイミングとなるでしょう。

20代若手医師が転職すべき最適なタイミング(2)10月入社

1年を上半期下半期にわけた時に、10月は下半期のスタートになることが多いため、10月入社もおすすめです。人事異動が決まるタイミングとなり、欠員補充の募集だけでなく増員募集のような案件も増える時期です。

4月と10月は比較的医療機関の採用枠も多くなるため、結果として転職を成功させやすくなるでしょう。

20代若手医師が転職する際の流れ

転職活動を始めようと思っても「何から始めたらいいか分からない」という医師のために流れを説明します。基本的に、早くても2~3ヶ月、勤務しながらであれば半年や1年という期間を要する可能性もあります。転職の流れを踏まえて余裕のあるスケジューリングをすることが重要です。

20代若手医師が転職する際の流れ(1)転職エージェントに登録する

まずは医師転職サイトや転職エージェントに登録します。ほとんどの医師転職サイトにはエージェントサービスがついているため、会員登録するだけで担当のコンサルタントがつきます。

コンサルタントが決まったら面談で希望の条件や転職理由などについて伝えます。この時、ありのままの状況をなるべく素直に話しましょう。ごまかしたり、オーバーに伝えてしまったりすると的確なアドバイスが受けられなくなります。

20代若手医師が転職する際の流れ(2)応募する

ヒアリングで集めた情報を元にコンサルタントが、おすすめの求人を紹介してくれます。紹介された求人に興味が持てたら積極的に応募しましょう。医師に限らず、今は売り手市場なので比較的多くの求人から選びやすくなっています。

逆に、あまり気に入らなければどのような点が不足しているのかコンサルタントに伝えます。コンサルタントと自身の目線を揃える必要があるため、開示していない情報があれば教えてあげましょう。

1施設に絞って選考を進めるよりも、2~3施設併行して選考を進めることで成功確率が上がります。

20代若手医師が転職する際の流れ(3)面接を受ける

書類選考が通れば面接となります。面接はこれまでの経歴や志望動機などあらかじめ要点をまとめておき、相手に分かりやすく話すことが重要です。

質問に対して、まず答えとなる回答をし、理由や根拠となるエピソードを肉付けしながら話します。聞かれていないことを長く話してしまわないように気をつけましょう。

キャッチボールのようにラリーを続けながら内容を深めていくことが理想です。「一方的に話す」のではなく、「会話をする」ことを意識すると良いです。

20代若手医師が転職する際の流れ(4)内定・退職交渉をする

内定がもらえたら、他の選考については必ず辞退連絡を入れましょう。併願先がある状態で相手を長く待たせるのは失礼にあたります。また、現職に退職したい旨も早めに伝えましょう。退職時期については現職の要望をくんだ上で決められればベストです。

引継ぎなども発生するため、他のスタッフへの影響を最小限に抑えられるように尽力しましょう。

20代若手医師が転職する上で必要な事前準備

20代の若手医師が転職する際に、最も重要なプロセスに事前準備があります。書類選考も面接も事前準備でしっかりとポイントを押さえておきましょう。今回は事前準備を進めるポイントやコツについて合わせて紹介します。

20代若手医師の転職事前準備(1)応募先の企業研究をする

まずは気になる医療機関の企業研究を行います。「面接でスムーズに話せる」ためだけではなく、入社後「イメージと違う」というミスマッチを防ぐためにも重要です。企業研究をする際は、次の内容をチェックしましょう。

●ホームページ(リクルートページがあれば合わせて確認)
●SNS
●競合他社の情報
●エージェントサービスの求人情報



基本的にホームページは患者さんに向けたコメントが多いため、病院の理念や強みを知るのに適しています。応募者に向けてのコメントはリクルートページやSNS、エージェントサービスに記載されているメッセージを参考にしましょう。

さらに競合他社に当たる医療機関の情報を調べることで、差別化しているポイントや比較した際の強みなどを見つけやすくなります。

20代若手医師の転職事前準備(2)希望条件を整理する

もし転職先の理想やイメージがあいまいな場合は、自分の希望条件を整理しておきましょう。整理した情報はコンサルタントに相談する際に話しやすくするためなので、ざっくりで構いません。

本格的に条件を定めるのは1人で行わず、プロのコンサルタントからアドバイスをもらいながら進めた方が良いです。条件を絞り過ぎてチャンスを逃してしまったり、「もっと良い条件の転職先が選べたのに」ということになったりする可能性があります。

整理する際は、どうしても譲れない条件と、あれば良いなと思う条件を洗い出します。なぜその条件を希望するのか、理由まで考えておくと志望動機などを考えやすくなりおすすめです。

20代若手医師の転職事前準備(3)転職エージェントのアドバイスを受ける

整理した条件を元にプロのコンサルタントと面談をしましょう。面談では、まとめた条件や転職理由などを正直に伝えます。市場相場やトレンドを踏まえてアドバイスや提案を受けることができます。

コンサルタントと話すだけで自分の要望がはっきりすることもあります。面接対策や医療機関の内部情報なども聞けるため、友好な関係を築けるようにしましょう。

20代若手医師の転職事前準備(4)面接練習をする

書類が通過したらすぐに面接が始まります。コンサルタントを巻き込みながら面接練習を行いましょう。普段話すことに慣れている方も、面接で必要なコミュニケーションとは異なるため、練習しておくことをおすすめします。

面接は一方的に評価される場ではなく、お互いを知るための会話をする場です。キャッチボールを意識した上で、自身の魅力や経歴について分かりやすく端的に伝えることが重要です。

1人で面接練習をする時は録音・録画してみましょう。話す内容だけではなく、声質や表情なども客観視することで改善点を見つけやすくなります。やみくもに練習するのではなく、PDCAサイクルを回しながら練習することで上達速度が早くなります。

20代で医師転職する際の注意点

若手医師が転職する際は、あらかじめ注意してもらいたい点もあります。理想の転職を成功させるため、事前に確認しておきましょう。

20代で医師転職する際の注意点(1)待遇や給料は詳細まで確認する

求人票に書いてある給与や勤務時間など基本的な条件を確認するだけではなく、残業の有無や細かな手当についても詳細まで確認しましょう。

エージェントサービスを利用している場合は、内定承諾のタイミングで条件が記載された契約書の交付があり、少しでも気になるところがあればコンサルタントを通して確認してもらえます。

「こんなハズではなかった」とならないように、細部まで把握しておきましょう。

20代で医師転職する際の注意点(2)比較しながら検討する

選考を進める際は併願先を持っておくと良いです。場当たり的な応募は相手に迷惑をかけてしまいますので良くありませんが、医師にとって複数の選考が進んでいることで比較しながら検討できます。

比較することで視野が広がり、相場が掴めるようになります。

20代で医師転職する際の注意点(3)情報収集は複数の方法で行う

情報収集する際は、1つの情報源に囚われ過ぎないように気をつけましょう。よくあるケースが、口コミサイトです。医療機関についての評判が書き込まれたもので、必ずしも公平な目線で書かれたものではなく、多くの場合は主観的な意見が多いです。

人はポジティブな意見よりネガティブな意見の方が信じやすい傾向にあります。本当かどうか分からない情報については「面接でしっかり確認しよう」という気持ちで臨み、左右されないようにすることです。

そのため、情報収集はサイト・SNS・コンサルタント・知人の話など、複数の情報源から行いましょう。

20代で医師転職する際の注意点(4)具体的な勤務イメージを持つ

応募先の企業研究や面接対策をする際に、具体的に勤務するイメージを持つことも重要です。

実際に自分が何を期待されているのか、1日の勤務スケジュール、どのような懸念点があるか、などリアルに考えれば考えるほど、面接での発言に具体性が生まれます。

具体的な回答や質問をすることは、志望度の高さにもつながるため、面接の通過率も良くなります。給料や待遇などの表面的な募集条件だけではなく、「応募先に自分が入社することになったら」と、想像するようにしましょう。

20代若手医師が転職を成功させるコツ

20代の若手医師が転職を成功させるためには、次の3つのコツを押さえると良いです。

●転職の軸を定める
●余裕のあるスケジュール設定をする
●条件交渉を行う



20代若手医師が転職を成功させるコツ(1)転職の軸を定める

1つ目のコツは、転職活動の軸を決めることです。軸とは、「自分が大切にすること」です。

たとえば、「面接で併願先はありますか?」と聞かれることがあります。それは併願先の選考状況が気になっているだけではなく、「何を軸に応募先を選んでいるのか」ということを知りたがっている可能性があります。

面接では「一貫性があるか」をチェックされることも多いです。転職のたびに理由がコロコロ変わっていたり、志望動機と転職理由がチグハグであったりすると、一貫性がない医師だとみなされてしまいます。

あらかじめ転職の際に大切にしたいこだわりを決めておき、理由とセットですぐに答えられる状態を目指しましょう。

20代若手医師が転職を成功させるコツ(2)余裕のあるスケジュール設定をする

現役の医師であれば普段多忙な方も多いため、転職活動に時間がかかるケースがあります。もしすぐに転職しなければならない、という理由がなければ、余裕のあるスケジュール設定をしましょう。

焦って転職先を決めるのは失敗のもとになります。半年~1年後に内定をもらうイメージで、余裕を持つことが大切です。

20代若手医師が転職を成功させるコツ(3)条件交渉を行う

もし魅力的な転職先を見つけたにも関わらず、「条件がイマイチ」という場合は、コンサルタントに条件交渉を依頼しましょう。気になる条件について病院側にヒアリングをし、良い条件で交渉してくれる可能性があります。

交渉となるため、必ずしも良い結果になるとは限りません。しかし、自分で交渉するより上手くいく可能性は上がるでしょう。その場合は、いくらなら内定を受けるのか、といった具体的な条件を伝えることと、交渉が成立したあとは辞退しないことだけ注意しましょう。

20代の医師転職まとめ

もし年収を上げたいと考えるなら、今回紹介した転職以外の方法もあります。しかし、転職することで早いうちからキャリアを描きなおせたり、新しい経験ができたりメリットも多いのは事実です。

特に医師の人材不足が進む医療機関は多いため、求人案件は豊富にあります。上手く転職に成功すれば一気に年収を上げる可能性もあるためチャレンジしてみて良いでしょう。

ただ、20代の医師転職は、経験が浅い分アピールポイントに迷うこともあるかもしれません。そんな場合は、ぜひプロのコンサルタントに相談しましょう。これまでの経験や自身の強みを引き出し、適切なアドバイスをもらうことができます。

出典

日本医師会 勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査報告書
厚生労働省 第24回医療経済実態調査(医療機関等調査) 報告- 令和5年 実施 -


執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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