医師から他業種に転職できる?転職事情や医師免許を活かせる仕事をご紹介|ファイナンシャルフィールド

医師から他業種に転職できる?転職事情や医師免許を活かせる仕事をご紹介

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「医師から他業種へ転職したい」と思ったとき、どのように進めていけば良いのか迷う医師は多いと思います。

本記事では「医師から他業種への転職はできるのか?」という悩みや「医師免許を活かして転職したい場合、どういった職種が候補にあるのか」といった疑問にお答えします。

業種ごとの難易度や最近の転職事情についても解説しているため、最後まで読んで、自身に合った転職先選びの参考にしてください。

医師から他業種に転職できる?

医師が他の業界・業種に転職することは可能です。医師になったら医師のままでいなければならないという制約はありませんので、自由に転職できます。

しかし、せっかく医師になったのに、まったく関係のない業界に転職する人の割合は少ないです。

理由は3つあります。

(1)医師になるためにかけたコストや労力を無駄にしたくないという思い
(2)医師の年収・待遇の良さは他業種に叶わないから
(3)医師でなければできない人を救うというやりがいの大きさ



ただし、医師免許を活かした職種や、臨床から離れて研究・開発などの分野に進む人はいます。ライフステージの変化やキャリアアップのために、他業種への転職を決める人が今後は増えていくでしょう。

また、他業種への転職にかかわらず、「転職(退職)したいけれど、人手不足により自分の都合で辞められない」と感じている医師も多いのが現状です。医師の転職市場についても詳しく解説していきます。

医師の転職市場について

医師の転職市場について、求人倍率・転職理由・トレンドの3つの観点から解説します。昔は医局のつながりや知人からの紹介で転職する医師が多かったですが、今はエージェントサービスを活用した転職事例も増えています。

他業界に転職を考えている医師は、最新の状況を把握しておきましょう。

医師の求人倍率

厚生労働省が令和5年7月に公表しているデータによれば医師・歯科医師・獣医師・薬剤師の求人倍率は1.91倍となっており、求職者1人に対して2つの病院から選べる状態となっています。

図表1

※厚生労働省 職業別<中分類>常用計 有効求人・求職・求人倍率(令和5年7月)より引用

少子化によるあおりを受け、医学生の数も減っているため、将来的に人手不足は加速していく見込みです。

医師が他業界に転職する流れが増えてしまうと、さらに状況が悪化してしまいます。そこで、働き方改革で流出をおさえたり、医学生への支援を行ったり、医師そのものの母数を増やす動きが強くなっています。

医師の転職理由

医師の転職理由は多岐に渡りますが、「長時間労働の常態化」や「年収・キャリアアップのため」、「生活スタイルの変化」などが挙げられます。

とくに、長時間労働については厚生労働省が公表している「医師の働き方改革について」からも分かる通り、全体の40.5%の医師は週60時間以上の勤務していることがわかります。

図表2

※厚生労働省「医師の働き方改革について」より引用

こうしたハードワークが続くことで転職につながるケースが多いです。また女医が増えていることもあり、出産・育児といった家庭環境の変化に伴い転職を考える医師も増えています。

臨床医師から他業種に転職する医師の中には、メディカルドクターや産業医に転職することで労働時間を短縮させ、休日を増やしたいといった理由も散見されます。

医師の転職トレンド

医師の転職市場は、売り手市場が続いており、人手不足に悩む医療機関は多いです。特に地方の医療機関は医師不足による病院の閉鎖なども発生するほど、困窮しています。

基本的に医師免許を持っていて、臨床経験を積んでいれば引く手あまたの状態だと言えるでしょう。医師の求人募集は、一般の求人サイトではなく、医師専用の転職サイトを通して行われることが多いです。

ただ医師免許を活かした他業種の募集に関しては、募集枠の少なさから求人数が少なかったり、内部情報を仕入れにくい傾向があります。エージェントサービスを利用してコンサルタントから情報を集めたり、法人や市町村などの公的サイトをこまめにチェックしておく必要があります。

医師からの転職で医師免許が活かせるおすすめ他業種

「医師免許を活かして転職したい」と考える医師におすすめの職種を4つ紹介します。仕事内容だけではなく、それぞれの難易度についてもチェックしてください。

医師免許が活かせる転職先(1)メディカルドクター

製薬会社で新薬の研究・開発に向けて尽力するのが、「メディカルドクター」です。医師免許の保有が必須となりますが、一般的な会社員と同じように会社に出社して働く勤務スタイルを取る職業となります。

勤務医よりも経営に近い職種であることから、キャリアアップしていくことができれば年収を伸ばせ、役員や社長の座も狙うことができます。

さらに製薬会社は国内か外資によっても雰囲気が異なりますが、すでに海外の製薬会社ではメディカルドクターの存在はメジャーです。メディカルドクターの能力や働き方で新薬の開発や許可スピードに差が生まれるため、非常に大きな影響力があります。

ただ、外国語も堪能であることが求められるケースも多く、営業力・交渉力・マネジメント能力などさまざまなビジネススキルも必要です。一般的に募集枠も少ないため、難易度が高い転職先と言えるでしょう。

医師免許が活かせる転職先(2)医療コンサルタント

「医療コンサルタント」は、医師としての経験を活かし、医療機関の経営や安全管理についてアドバイスする仕事です。とくに開業医は、医師としてのスキルがあっても経営・マーケティング力が不足していることが多いです。

そうした医療機関に対して、課題を解決しながら経営を見直すことが求められます。一般的に医師からコンサルタントになるには、コンサルティング会社に入りノウハウを身に付けていくのがおすすめです。

臨床現場で感じていた問題点や改善策をクライアントに置き換えて考えることができるため、医師から医療コンサルタントへの転職は歓迎されることが多いです。将来開業したいと考えている医師にとっても役に立つ学びが多いでしょう。

医師免許が活かせる転職先(3)公衆衛生医師

保健所で地域住民の健康を守る「公衆衛生医師」も、医師免許を活かして転職する医師が多い職種です。

臨床では目の前の患者に対して診療・治療を行いますが、公衆衛生医師は地域住民の健康を丸ごとサポートする仕事となります。場合によっては、行政と協力しながら健康促進のための計画策定・予算計画の作成・条例の制定なども行います。

保健所に勤務するため、土日休みや夜勤がないなどライフワークバランスは整えやすく、ハードワークを強いられることはありません。

医師免許が活かせる転職先(4)産業医

企業の働き方の是正や社員の健康保護を目的とした動きを行うのが「産業医」です。ストレスチェックやヒアリングを実施し、結果を踏まえて業務の見直しや体制そのものを改善させるよう働きかけます。

医師免許を保有していれば登録により産業医になることができ、難易度は高くありません。しかし、労働者の健康を守るために必要な知識や、一般の会社における労働環境や問題点に対して心身共に寄り添う姿勢・知識が求められます。

休職者や復職者への精神的なフォローも必要です。専属契約して毎日のように出社する社員としての働き方もあれば、いくつかの会社と契約し渡り歩くような働き方もあり、人によってさまざまです。

医師から他業種に転職するメリット

医師から他業種に転職するメリットは3つあります。転職先によって享受できるメリットも異なりますので、参考にしてください。

医師から他業種に転職するメリット1.ライフワークバランスを整えられる

1つ目のメリットは、公衆衛生医師や産業医のような職種に転職すれば、比較的ワークライフバランスが整った働き方がしやすくなる点です。臨床医師の場合、勤務先にもよりますが、夜勤や当直があったり、土日休みが取れなかったりします。

しかし、転職することで一般的な会社員のような働き方ができるようになれば休みを確保しやすくなったり、長時間労働を強いられずに済んだりします。ハードワークに疲れてしまった医師や、家庭・プライベートも充実させたいと考える医師にとっては大きなメリットとなるでしょう。

医師から他業種に転職するメリット2.視野を広げやすくなる

2つ目のメリットは、転職すると新しい知識や経験が増えることで、視野を大きく広げることができる点です。

特に転職したことがない医師にとって、「自分の居場所はここしかない」と思い込んでしまったり、「自分の医師としての実力はどの程度のものだろう」と疑問を持ったりすることがあります。

他業界への転職に限った話ではありませんが、「転職すると前職と比べて~」と、比較する思考が生まれます。比較することで良いところを発見できたり、改善点を発見できたり、前職の経験を活かしたアイディアを生み出すことができるのです。

医師として他の医療機関に転職するだけでも視野が広がりますが、他業種でまったく新しい経験をイチから積み重ねることは、自身の視野を大きく広げてくれるでしょう。

医師から他業種に転職するメリット3.幅広い能力を伸ばすことができる

3つ目のメリットは、他業界へ転職することで臨床医師では身に付かない能力を伸ばせる可能性がある点です。例えば営業力や交渉力は、メディカルドクターやコンサルタントのように営業職に近い職業に転職することで大きく伸ばせます。

他にも公衆衛生医師のように行政とのやり取りが必要になる職種や、部下を持ってマネジメント能力を鍛えていく仕事もあります。

臨床医師としては必須ではない能力も、他業種に転職することで身に付けやすくなるでしょう。

医師から他業種に転職するデメリット

医師から他業種に転職するデメリットは3つあります。「こんなハズじゃなかった」、「転職しなければ良かった」と後悔しないように注意しましょう。

医師から他業種に転職するデメリット1.年収が下がる可能性もある

1つ目のデメリットは、転職により年収が下がる可能性がある点です。転職先や転職理由にもよりますが、たとえば「未経験職種に転職」したり、「常勤から非常勤に雇用形態を変えたり」するとこれまでの年収をキープできなくなります。

転職する時点で受け取っている年収は、「当院で〇年勤務してくれたから」、「当院が求める以上の働きをしてくれているから」というこれまでの活躍を加味した金額です。転職することでイチから教わる立場になれば、年収が下がるケースも十分に考えられます。

「頭では分かっていてもいざ額面を見ると後悔する」という方も一定数存在します。もし収入が下がった時にどの程度生活スタイルが変わるのか、あらかじめシミュレーションしておくことが重要です。

医師から他業種に転職するデメリット2.キャリアが途絶えてしまう

2つ目のデメリットは、医師としてこれまで培ってきたキャリアは一度リセットされてしまう点です。他業種に転職するとなれば、新しい知識を習得しなおす必要があります。

たとえば、前職では10年間働き、役職を得ていたとしても、転職したら、一メンバーからのリスタートです。人によっては、教える立場から教えられる立場になることや、年下のスタッフから指導されることがイヤだと感じる人もいるでしょう。

これまでの経験を活かすことはできますが、必ずしも「キャリアとして評価されるわけではない」ということを踏まえておくことが重要です。

医師から他業種に転職するデメリット3.臨床医師に戻りにくくなる

3つ目のデメリットは、一度他業種に転職してしまうとブランクが空いてしまうため、再び医師として現場に戻りにくくなってしまうことです。医学は日々進歩しており、さまざまな症例と治療法が生まれています。

現場で日々患者と向き合うことでそのスピード感についていけていたものが、少し離れてしまうことで知識のアップデートが追いつかなくなる可能性があります。

臨床医師は、患者を助けることができるというやりがいのある仕事であるからこそ、「やっぱり現場に戻りたい」と思った際に後悔しないよう、よく検討することが大切です。

医師が他業種に転職する方法

医師が「他業種に転職したい」と思ったら、次の3つの方法が有力です。

●転職エージェントを利用する
●知人に紹介してもらう
●直接応募する



それぞれの特徴を解説します。

医師が他業種に転職する方法1.転職エージェントを利用する

「医師専用の転職エージェントサービス」を利用する医師は増えています。なぜなら、知り合いから紹介してもらうよりも多くの選択肢から選ぶことができ、コンサルタントが伴走してくれるため転職についての知識がない医師でも安心して進められるためです。

またエージェントサービスの特徴として、コンサルタントに面接調整や条件交渉をしてもらえるという点も魅力です。現職の医師であれば多忙な方も多く、事務作業に時間が割けないケースもあります。

コンサルタントは医療機関や会社と、自身の間に立ってやりとりしてくれるため、わずらわしさがありません。さらに、自分では質問しにくい年収の交渉や細かい条件の確認なども依頼でき、他業種への転職であっても優位に進められるでしょう。

医師が他業種に転職する方法2.知人に紹介してもらう

医局や知人から紹介してもらう方法は昔から多く行われている転職方法です。紹介によって転職先が見つかれば、エージェントを通すよりも入社しやすくなります。

ただし、医療機関に転職するならこの方法でも有効ですが、希望の転職先によってはコネクションを見つけにくい可能性があります。

また、紹介してもらえたとしても途中で辞退したり、年収交渉を行ったりといった自由な転職活動はしにくくなってしまうかもしれません。基本的に受け身な姿勢での転職活動になる可能性があるでしょう。

医師が他業種に転職する方法3.直接応募する

例えば、公衆衛生医師のように、地域の保健所などで募集をしている場合、転職エージェントではなく直接公的機関に応募する必要があります。

自社サイトだけでしか募集をしない職種もあるため、希望の会社や機関がある場合、こまめにチェックしておくと良いでしょう。また応募期間が定められているものもあります。

事前に情報収集をしておき、受付期間が始まったら速やかに応募するようにしましょう。情報収集のために転職エージェントに登録しておくのも有効な手段と言えます。

医師が他業種への転職を成功させるポイント

医師が他業種へスムーズに転職するためには、次のポイントを押さえましょう。

●自身の経歴やスキルの見直し
●転職先の情報収集
●コンサルタントに伴走してもらう
●キャリアプランを描く

 

医師から他業種への転職成功ポイント1:自身の経歴やスキルの見直しを行う

まずは「これまでの経歴やスキル・実績の見直し」をおこないましょう。勤務歴が長ければ長いほど、過去のことを忘れてしまっている可能性もあります。経験や知識として人に伝えられるものを洗い出し、整理することが重要です。

もし医師の仕事がきつい・苦しいという理由で転職を考えている方は、これまでの経歴を洗い出すことで「本当に転職するしか方法はないのか?」と考え直す機会も作れます。後悔のない転職活動をするためにも、過去をきちんと振り返っておきましょう。

医師から他業種への転職成功ポイント2:転職先の情報収集を行う

他業種に転職する場合、医師として保有している情報では不足していることが多い可能性があります。そこで事前準備として「転職先の情報収集」を行います。

その際、まずは業界についての情報をしっかり集めてください。求められるスキル・資格・業務内容や勤務条件など、業界の相場について理解します。その時点で、自分に希望業界へ応募資格があるのかも確認します。

さらに転職先が決まっている場合は、企業や医療機関についても詳しく調べます。たとえば「製薬会社に転職したい」と思った時、国内の会社と外資系の会社では文化がまるっきり違うことがあります。

企業の今の状態だけではなく、将来のビジョンや方向性についても共感できる転職先を選びましょう。

医師から他業種への転職成功ポイント3:コンサルタントに伴走してもらう

転職エージェントに登録すれば、担当の「コンサルタント」が決まります。コンサルタントは転職に関してのプロです。

医師転職サイトのコンサルタントであれば医療業界に精通しているスタッフも多いため、今の現状・課題について相談したり、他業界に転職する場合のアドバイスを受けたりすることができます。

内部情報を教えてくれるコンサルタントもいるので、もし希望業界について知りたいと思ったら質問してみると良いでしょう。転職難易度だけではなく、業界における厳しい部分ややりがい、どのような人が活躍しているのかなどを踏まえた助言が受けられるでしょう。

医師から他業種への転職成功ポイント4:キャリアプランを描く

転職は目的を叶えるための手段であり、ゴールではありません。転職したあとの自分がどのようなキャリアを歩きたいのか、具体的にイメージしておくことが重要です。

キャリアプランは、改めてしっかり考える機会はなかなかないかもしれません。日々多忙な医師であれば尚更です。しかし、キャリアプランをしっかり描くことで、転職活動における面接の回答内容に深みがでたり、迷いのない転職活動ができたりします。

「今、辛いから逃げ出したい」という医師は、業界・勤務先を変えても別の悩みに突きあたります。辛い中でも、5年後、10年後の自分が成し遂げたいことや目指すものを考えてみてください。

医師が他業種に転職するためにおすすめの転職エージェント4選

医師が他業種に転職する際に、おすすめの転職エージェントサービスを紹介します。求人数が豊富で親身になってくれる大手サービスを活用しましょう。

医師におすすめの転職エージェント1:M3キャリアエージェント

「M3キャリアエージェント」は、転職希望医師の登録実績が11年連続 No.1の医師転職支援サービスです。医師からの信頼も厚いため、業界情報も多く保有しているおすすめのエージェントサービスです。

他業界の案件を探す際にも「施設区分別 常勤医師求人検索」を使うことで、製薬会社の案件や産業医の案件の掲載が見つけられます。

また「医療経営士」の資格を持つコンサルタントや、医療業界に精通したコンサルタントも多く所属しています。他業界への転職難易度や面接通過のポイントなども詳しくアドバイスしてもらえるでしょう。

図表3
<会社概要>

運営会社エムスリーキャリア株式会社(M3 Career, Inc.)
所在地東京都港区虎ノ門4ー1ー28 虎ノ門タワーズオフィス
資本金1億円
設立2009年12月
代表沼倉 敏樹
拠点東京、大阪
HPhttps://agent.m3.com/

※M3キャリアエージェントを基に作成

医師におすすめの転職エージェント2:マイナビDOCTOR

「マイナビDOCTOR」は、株式会社マイナビが提供している医師専門の転職サイトです。「マイナビ転職」や「マイナビバイト」のような、一般人が利用する転職サイトも多く運営しています。そのため、医療業界の情報だけではなく、他業種についても最新の情報を共有してもらえます。

他部署と連携を取りながら、幅広い業種のトレンドを仕入れてもらえるでしょう。大手の転職エージェントサービスなので、案件の保有数も多く、2024年2月の時点で13844件(常勤のみ)掲載されています。

医師として他の医療機関に転職する際も、他業種に転職する際も、多くの選択肢を持ちながら転職活動ができるでしょう。

図表4
<会社概要>

運営会社株式会社マイナビ(Mynavi Corporation)
所在地東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号
資本金21億210万円
設立昭和48年(1973年)8月15日
代表土屋 芳明
拠点北海道、宮城、東京、神奈川・神奈川、大宮、埼玉、千葉、栃木、茨城、群馬、愛知、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、島根、岡山、広島、香川、愛媛、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
HPhttps://doctor.mynavi.jp/

※マイナビDOCTORを基に作成

医師におすすめの転職エージェント3:リクルートドクターズキャリア

「リクルートドクターズキャリア」は、2024年時点で創業から45年経過するリクルートグループの医師転職エージェントです。長きにわたる実績とノウハウが多くの医師の転職をサポートしています。

「働き方が変わると、生き方が広がる」というキャッチコピーが特徴的で、ただ転職支援を行うだけではなく、「求職者の人生の有り方」を転職という機会を通して見直すようなきっかけをくれます。

2024年2月時点で、常勤求人は19280件掲載されています。大手メディアならではの求人数と、医療業界問わず幅広い業種の企業に精通しているコンサルタントが多い点が特徴的です。登録やカウンセリングは無料なので、まずは話をきいてみるのもいいでしょう。

図表5
<会社概要>

運営会社株式会社リクルートメディカルキャリア
所在地東京都千代田区九段北1丁目14ー6 九段坂上KSビル
資本金4500万円(株式会社リクルート100%出資)
設立1979年9月
代表髙﨑 透
拠点東京、愛知、大阪、福岡
HPhttps://www.recruit-dc.co.jp/

※リクルートドクターズキャリアを基に作成

医師におすすめの転職エージェント4:民間医局

民間医局は、全国各地で拠点を運営している地域密着性の高い医師転職エージェントです。地方の情報についてもスピーディーに情報共有してもらえるため、希望の他業種によっては情報収集がしやすくなるでしょう。

2024年2月時点での求人数は16194件にのぼり、「スポット案件」なども豊富に掲載されています。はじめて転職する医師に対してのフォローが手厚く、安心して相談できるため、他業種への転職に不安を感じている方にもおすすめです。

「お役立ち情報」では、臨床以外で医師免許を活かせる転職先についての記事など、役に立つ情報が多いため、登録後に読むだけでも参考になるでしょう。

図表6
<会社概要>

運営会社株式会社メディカル・プリンシプル社
所在地東京都港区新橋4-1-1 新虎通りCORE
資本金3297万5000円
設立1997年1月29日
代表代表取締役社長 由良 芳從
拠点17拠点
HPhttps://www.doctor-agent.com/

※民間医局を基に作成

医師から他業種への転職まとめ

医師から他業種への転職は可能ですが、医師免許を活かせる職種も多いため、本記事を参考に転職先の候補について考えてみてください。

「ライフスタイルの変化」や「キャリアアップ」のためなど転職理由によっておすすめの業種が異なります。それぞれのメリット・デメリットをしっかり比較した上で、後悔しない転職を目指してみてください。

また、今回紹介した転職エージェントサービスはどれも無料で利用できます。転職活動を1人で進めると手間も時間もかかってしまいますので、気になる方はぜひ登録してみてください。

出典

厚生労働省 職業別<中分類>常用計 有効求人・求職・求人倍率(令和5年7月)
厚生労働省 医師の働き方改革について
エムスリーキャリアエージェント
マイナビDOCTOR
リクルートドクターズキャリア
民間医局

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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