期間工の年収は社員より高い!?稼げる理由を徹底調査 |ファイナンシャルフィールド

期間工の年収は社員より高い!?稼げる理由を徹底調査

遠藤綾子

執筆者: 遠藤綾子

2級キャリアコンサルティング技能士 国家資格キャリアコンサルタント
実績:就労、就職支援15年間、相談件数7,000件以上 キャリアコンサルティングや定着支援、人材育成など、一人ひとりに合わせた丁寧なサポートで、みなさまの「はたらく」を応援します。


期間工の給料の仕組み

期間工は一度の働きでかなりの額が稼げる仕事です。長く勤めれば勤めるほどもらえる額も増えるという仕組みになっています。そんな期間工ですが、給料はどのような仕組みになっているのでしょうか。これから期間工をやってみたいと思ってる人に向けて、期間工の給料の仕組みについてご紹介します。

期間工は最長35ヶ月間働ける契約社員のことで、正社員ではありません。一つの場所に長くても35か月までしかおれず、3か月や6か月ごとに契約更新をする仕組みになっています。

期間工の給料は基本的には時給制か日給制となっています。日給は大体1日1万円前後が相場となっています。時給であっても1200円前後が大体の相場です。最長35か月しか同じ場所で働けないため、年収は企業にもよりますが500万円前後です。大企業ほど年収が高く、中小企業ですと低くなってしまうようです。20代ですと平均年収は600万円前後ですが30代に入っていくと平均年収より少し落ちてしまいます。



基本は基本給+残業代など

期間工の基本給は20万円前後ですが、ほとんどの場合残業代がついていきます。この残業代が高いということで、稼げる仕事としても有名です。残業代は企業やメーカーによって違いますが、それ以外にも休日出勤や資格などに応じて手当も入ってきます。10万~15万円ぐらいは残業代や手当などで入ってくる計算になります。



期間工独特の臨時収入

稼げると有名な期間工ですが、実は期間工独特の臨時収入も魅力の一つです。こちらは企業やメーカーによってもらえる臨時収入の額は変わってくるようです。

期間工の臨時収入とは入社時と退社時にもらえる入社祝い金と満了祝い金です。入社祝い金は期間工として入社するだけでもらえる臨時収入で、企業が人を集めるためにやっていることが多いです。10万~30万円ぐらいが相場で、途中で辞めてしまっても返さなくていいそうです。

満了祝い金は契約更新時に普段の給料に上乗せでもらえる臨時収入です。契約更新が3か月、6か月と企業によって違います。ですので35か月きっちり働けば年収の半分以上の臨時収入が入ってきます。



手当や福利厚生も充実している

基本給や臨時収入などが豊富な期間工ですが、他の手当や福利厚生も充実しています。期間工には基本的に寮があり、住むための費用は企業によって違いますが無料のところもあるそうです。

光熱費が支給されたり、食事もついていることが多いため食費代がかかりません。他にも企業によっては皆勤賞や、過去に期間工として働いたことがある人に対して経験者手当というのもあります。正月や夏季手当などがある場合もあり、福利厚生はとても充実しています。



期間工の年収は本当に高い?

期間工の年収は他の企業に比べてかなり高いです。未経験から始める場合であっても日給は1万円前後とかなり高いです。基本給に加えて残業手当や臨時収入も入ってきますので、年収はかなり高くなります。期間工の年収は500万円前後といわれていますので、35か月と短いですが期間工としていろいろなところで働けば年収はもっと上がります。

さらに期間工は企業と直接契約を結ぶため企業の恩恵をそのまま受けることができるようになっています。大手だから給料がいい、という面もあります。企業によって年収に差があるようですので、一概に同じ年収ではありません。



場合によっては社員より高いこともある

正社員は原則辞めるまでは会社にずっといられますが、期間工は35か月と3年ほどしか同じ企業で働けません。しかし期間工には入社お祝い金や3か月、6か月ごとの契約更新時にもらえる満了祝い金という制度があります。そのため正社員よりも年収が高くなってしまう場合があります。正社員には経験者手当などもつかないので、これだけでかなり期間工は稼げる仕事だということがわかります。



同じ仕事の派遣社員と比べると?

期間工は派遣社員と比べると年収が高い分大変な仕事になってきます。昼夜を問わず稼働している企業がほとんどなため、交代制で働くようになっています。そのため生活リズムがどうしても不規則になりがちです。

他にも期間工は約3年しか同じ場所で働けず、安定した仕事とは言い難いです。次の新しい仕事先も自分で探さねばならないため、リスクはかなり高いです。常に人手不足なため募集さまざまな企業で出してはいますが、期間工は昼夜を問わない仕事なため新しい仕事の面接なども大変になってきます



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期間工は何歳まで働けるのか

期間工には年齢制限はありません。しかし年齢が上がるにつれて採用されにくいということはあるでしょう。過去に期間工で働いたことがあれば採用される可能性は上がりますが、未経験ですと難しいといわれています。企業によって年齢幅は違うようで、20代~40代手前ぐらいが多いです。



募集に年齢制限はない

期間工の募集に年齢制限はありません。18歳以上であればだれでも面接を受けられるよう、法律で決まっているからです。40代、50代であっても期間工の面接を受けることはできます。ただ、この年齢になってくると経験者のほうが優遇されやすいようです。募集に年齢制限はありませんが、気になっているのであれば一度応募してみるのも一つの手です。



体力があれば働ける場所もある

期間工は昼夜を問わず、残業も多い仕事です。40代以上になってくると体力面がつらいですが、体力があれば逆に働ける場所でもあります。期間工の募集は8割が20代~30代ですが、残り2割は40代~50代の人が応募しています。ただ応募したからといって必ず受かるとは限りません。応募の年齢制限はありませんので、応募してみたい会社があれば一度調べてみるといいかもしれません。



中には正社員に登用される人も

期間工の中には正社員雇用される人もいます。しかしそれはほんの一握りです。期間工での正社員雇用を受けようと思っている人は最低でも2年目まではその会社で働いておくほうがいいでしょう。社員雇用試験が受けられるのは2年目からといわれていますので、1年未満で辞めてしまえば受けられません。

他にも遅刻や欠勤が多いと難しいです。これは社会人としては当たり前のことです。他にも常に目標を持って仕事に打ち込み、周りにアピールしておくのも大切です正社員雇用を目指すのであれば、これらのことを念頭に置いてみるのもいいです。



期間工の年収は条件によっても違ってくる

期間工の年収は未経験か経験者かで違ってきます。未経験であっても臨時収入含めて500万円前後、経験者であれば600万円前後となってきます。他にも企業によって条件は異なってきます。

期間工は昼夜を問わず、生活リズムが大変な仕事でもあります。しかし1年目で年収が450万円以上は稼げる魅力的な仕事でもあります。企業によってもばらつきが出てきますので、気になっている期間工の仕事があれば受けてみるのもいいです。企業によって年収の幅も違ってきますので、一度応募をしてみるといいかもしれません。



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